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創価高校の超優秀な先輩が外部進学し、『創価学会の未来は少し明るいかも。』って思った話①

地方を離れて東京の創価高校に進学。
寮生活をしていた。


2年生を迎えて、いつごろだったか忘れたけれど、
ある1年先輩のAさんが内部進学(創価大学への進学)の推薦を放棄して、外部進学するかもって噂が寮内で広まった。
この噂を聞いてちょっとびっくりした。


というのも、Aさんは高校内でも寮内でも真面目な先輩で、学校成績は常に学年の上位10人にいるような超優秀な人だった。


もちろん、朝晩の寮内での集会や勤行には毎日参加し、
「執行部」という寮生活を取り仕切り、寮生の指導などを行うマジメ〜な人しかなれない役職にもついている人だった。(執行部は学期毎に4人選ばれる。)


さらに、Aさんは中学受験をして創価学園に入学した人。その当時、中学生から寮生活を始める子供なんて1学年に5-8人程度しかおらず、地方出身の寮生のほとんどは高校から学園生活を始めていた。(中学生の寮生募集はどうやら2026年度より廃止されるらしい。)
同期だけでなく先輩後輩から信頼、尊敬をされていたAさん。
まさに、これからの創価学会をリードするって言っていいほどの創価のザ・ロールモデル、創価の名を背負うような人だった。


そんなAさんが、内部進学しないなんてと
衝撃を受けた。
Aさんとは真反対で、当時全然真面目でなかった私。
朝晩の勤行はサボりまくり、常に部長部屋(寮内で役職を与えられた人と一緒に生活すること)に放り込まれ生活していた寮内では腫物のような存在だった。


だけど、Aさんは基本的にみんなに優しかった。
ある時、私の寮内での姿を見て
『クキトカナタちゃんは、明るくて自由でいいね。』
『なんか、見てると元気でるね。』
って笑顔で言ってくれた。
なんだか嬉しくて、ほっこりしたようなふわふわしたような空気が自分の中に流れた。

ーつづくー

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