📝【読む·聞く､まとめる、言葉にする】

📖読む·書く､まとめる、言葉にする
著者　松尾美里 さん

要約

１ 良い言語化の習慣　

　良い言語化は「読む·聞く」から始まる

実践して得られる5つの効果
メリット
1.「聞く力」「読む力」が身につく
　ゴールを思い描いておけば
　「聞く」の方向性や優先順位が
　頭に浮かびやすくなる
2.対話が上手くなり信頼関係が築ける
　相手の話を聞くことが良い人間関係を築く
　心を開いてもらう重要なスキル
3.思考の整理が身につく
　複雑な情報や状況を整理し
　取捨選択することで考えをシンプルにする
4.本質を掴む力(要約力)が身につく
　問いを持っていればその答えになりそうな
　ところが目につきやすくなる
5.言語化力が高まる
　掘り下げてその本質を的確に文字に
　できれば提案の質も上がっていく

言語化する力＝文章力ではない
文章力が必要という思い込みを捨てる
言語化というアウトプットには
それぞれ目的がある

良い言語化はインプットの質できまる
言語化力とは解釈の力
　まとめる質が言語の質を決める
「まとめる・言語化する」の前にやること
「伝える相手」と「伝える目的(ゴール)」
　を決める
この内容を盛り込むか
どの順番がいいか
と迷うことは多々ある
そんなとき
「伝える相手・目的」が判断軸になる

２ インプットの習慣

　「話を聞く」と「情報を読む」スキル

あらゆるアウトプットは
インプットが組み合わさって生まれます
良質なアウトプットを生み出すためには
良質なインプットが不可欠
インプットの質は何で測られるのか
①アウトプットに繋がるか
②独自性や希少性があるか
大事なのはできる限り
“ 一次情報”にふれること
　体験したことの感想
　自分なりに考察したこと
　話を聞いて学んだこと
　これらを得るには時間と手間がかかる
　しかしその分、
　独自性があり価値が生まれやすい

聞く技術
　大事なのは相手に全力で向き合い
　その場を楽しむこと
　話や想いに共感する自分と
　冷静で俯瞰的に見る自分を
　同時に保つ
アウトプット読書術
　この本から何を得たいのかを明確にする
　得たいものを発掘する心持ちで読む
大事なのは好奇心
そしてそれを表現すること
聞くスタンス
　先入観を持たずに心から興味を持って
　相手を受容する

相手を知るためにまず自分を知る
　自己認識
　　どんなテーマにワクワクするのか？
　　どんなものに感動するのか？
　　何に情熱をかけて生きたいのか？
　自分が
　どのように感じ
　どのように行動してきたか
　自己理解が深まることで
　状況を冷静に見やすくなる

感想力
　相手への敬意を忘れず
　素直に感想を伝えれば
　相手への理解に繋がる
会話を頑張って続けよう　ではなく
会話を掘り下げてみよう　と考える
それが良いアウトプットにつながる聞き方

３ メモする習慣

　インプットとアウトプットを繋げるスキル

インプットメモ
　気づきや学びを蓄積するメモ
　面白い，気になるなどの感情
アウトプットメモ
　記事や企画書に繋げるメモ
　ポイント，解釈，アウトプット

自分の気づきや感情に対してなぜを
何度も投げかけると
自分なりの解釈や持論を導き出しやすくなる

箇条書き＋あと整理
　箇条書きで
　並列させる内容の具体性レベルや形式で
　揃える
　あと整理の取捨選択のポイントは
　思いきって捨てること
　必要な素材をできるだけ絞り込む
箇条書きにして整理する
これだけでより良いまとめ方､言語化が
できるようになる

４ まとめる習慣

　「思考」と「情報」を整理するスキル

ポイントをまとめて､アウトプットを
生むうえでは制限(制約)が必要になる
自由に書いていい
は言語化をできなくさせる要因になる

制限・文字数・書く時間

　　制限をかけるという思考の習慣は
　　行動もしやすくなるメリットがある

伝わる論理を組み立てる
　結論から伝える
　要するにこの話の肝って一言で何？
　と考えてみる
　分かりやすく説明するとは
　聞き手の､情報を仕分けする負担を
　軽くすること
伝わるか？を考える
　第三者の視点を大事にする

５ 言語化する習慣

　 まとめて言葉にするスキル

言語化力を高める３つのメリット
メリット
①人からの信頼・応援を得やすくなる
　伝えたいことが的確に言語化でき
　相手に伝わると納得や共感を得やすい
　たとえ違う意見でも
　双方の間に橋を架けることができる
②自分の本心に気づけるようになる
　自分の抱いてる不安やモヤモヤ､違和感
　などを明確に認識できるようになる
③組織やチームが目標に向かう力が高まる
　伝えたいことやりたいことを的確に
　言語化できるようになると、周囲に
　ポジティブな影響が波長していく
　真に向き合うべき課題が明らかになる

言語化することは
体験や経験を頭の中で整理し
まとめて言葉にするという作業
人に伝えるためにはどうすればいいか
という試行錯誤を経験すること

誰かが見てくれるという前提で書く

まとめの質を上げる
語彙力アップトレーニング
　単語の意味を調べて終わりにしない
　　類義語,対義語,関連語なども調べる
　多様な人と話､多様な作品にふれる
　　どんな言葉で表現しているか？
　　着眼点や表し方の違いに気づく
　新たに学んだ語彙を使う
　　知っている語彙を使える語彙に変える

伝わる言葉
　心がこもった言葉

　言葉にするというのは
　考え方,あり方,生き方
　が最終的に問われることになる

　自分自身が
　どういうあり方,考え方を持っているかで
　言葉の信頼性､伝わり方が変わる
　自分は
　どのような人間なのか
　何を成し遂げたいのか
　何に情熱を感じるのか
　そうした自分自身の源を理解していくと
　自分の言葉と行動が一致して
　一貫性が生まれていきます
　結果的に人柄への信頼を
　育むのではないでしょうか

人生が自分自身に求める「意味」に気づき
そこに向かって生きていく　

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読む・聞く、まとめる、言葉にする

橋渡しになれれば幸いです