草木で型染めをやる #1 材料づくり
自分で描いた模様入りの布製品がほしい、
そう思ったので型染めをすることにした。
ウィリアム・モリスの展覧会に行ったらとてもよかったので急にやりたくなった。
型染めの手順は簡単に、
①型紙に切り絵で模様をつくる。
②布に型紙をのせて上から糊を塗る。布に糊で模様が転写される。
④布を染める。
→糊の部分は染まらず、模様が白抜きとなってあらわれる。
糊作り
まったくの初心者なのでYouTubeで調べ、以下の動画を参考に作った。
まずは糊作りをする。
もち粉、米糠、水を1:1:1で混ぜるのだが、
もち粉(もち米を粉にしたもの)がスーパーに売っていなかったので、白玉粉(もち米を粉にして水中で沈殿したもの)で代用してみた。
※結果的には代用しないほうがよかった
米糠は染色専用のものがあるようだが、精米所からもらってきたふつうの米糠があったのでそれを使った。
白玉粉と米糠に水を少しずつ入れて手でこねる。水が分量通りでは足りずまとまらなかったので適当に足した。
よくこねたら、ドーナツ状に整える。
今回は各60gずつ(計180g)使ったところ、大きめのドーナツがひとつできた。
できあがった生地を、蒸し器で30〜40分蒸す。
蒸しあがったら、漉し器で裏ごししてなめらかにする、はずなのだが、漉そうとしたらスーパーボウルのように弾力があり、漉し器の目を全く通ってくれない。失敗である。
白玉粉を使った弊害か。まぁなめらかじゃなくても糊にはなるか、ということで漉すのは諦めた。
保存するときは塩を1割程度いれるらしい。
使うときは、この糊のタネに水を足して混ぜる。
糊として機能はするのだが、参考動画のような伸びはなかった。ちゃんともち粉を使うべき。
染料づくり
染料には、ヤシャブシという植物を利用する。
小さい松ぼっくりのような実を採った。
これを15分間煮出して、染液とした。
4番液まで取れるらしい。
昔から黒染めによく使われたそうで、鉄を使ったおはぐろ媒染で黒色になる。
今回は明ばん媒染で、茶色に染める。
参考文献:『草木染:四季の自然を染める』(山崎和樹著)
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