いつだって海に行った
コーヒー
パン屋さんのパン
たまごサンド
ドーナツ
お気に入りのおみせの何かしらを片手に
トンビに気をつけながらほおばる
ウクレレを弾いて歌った
火が沈むまで小さいレジャーシートに並んでいつまでもいつまでも座っていた
冬のサンセットは夏より何倍も美しく
沈んでしまうとこの愛おしい一日が終わってしまうと悲しかった
夜の海
秋の夜風がきもちいい
花火をした
最後の一本の線香花火がかなしい
君と海にいる時間は愛おしかった
心が躍り出し
身体も躍り出す
涙を流した時も
笑った時も
すべて海と一緒に鮮明に覚えている
こんな時間がどうしてたくさんあったのか
幻だったのか
いまはもうわからない
エミ
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