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仕事辞めたい。

悩んでいる。
衝動的かもしれない、今のこの感情について、誤解を恐れずに言うならば、この一言に尽きる。

仕事辞めたい。

いや、そうなのか。
果たして、私は仕事を辞めたいのだろうか。
できることなら辞めたくないけど、辞めることでしか、ハッピーな毎日を取り戻せないんじゃないかと思ってる。
これが、一番真意に近いかもしれない。

例の如く、私のnoteは、私の思考を言語化し、気持ちを整理して成仏させる場所。
今、自分の頭の中でグルグルと渦巻いている何かを解きほぐしたい。
何がどうしてこんな気持ちになっているのか。
原因は何なのか、何か解決方法があるのか、考えてみたい。
久しぶりのnoteがこんなんで申し訳ないが、そうでもしないと、このままでは気が狂いそうなのだ。

ことの発端は、これまで4年余り一緒に働いてきた上司(以下「Aさん」という)が退職したことだ。
Aさんは、私より恐らく10歳ぐらい年上の女性。
某国家資格をお持ちの方で、業界の知識も経験も豊富であり、非常に優秀。
業務の進め方はチームプレイを好み、各々の専門性を持ち寄って、物事を多角的に捉えながら、どんな案件も皆で取り組もうとするタイプ。
情報のシェアもほぼ全件でしあってて、風通しがよかった。
部下である私には、仕事の負荷がかかりすぎないようにだとか、体調面などについても色々配慮してくれたし、私の意向も尊重してくれたし、私は昨年度の業務評価も、うちの会社ではなかなかつけてもらえない、三段階評価の一番上を付けてくださった。
部下の身としては、とても仕事しやすかった。
最後の方は、Aさんと私だけの2人編成のチームであったが、取り組んでいる内容自体が難しかったり、厳しかったり、数や量が多くて大変だったこともあったけど、振り返ってみれば、面白かったし、楽しかった。
ただ、Aさんは、あまり周りへのアピールがそれほど積極的ではなくて、誤解を受けることも多かった。
Aさんの考え方は至極まともで、間違ったことは何一つしていないのだが、クレイジーなクライアントとぶつかってしまったせいでしょう。
もう働き続ける気持ちがなくなってしまったのだろう。
退職を決意された。

その後任として、やってきたのが今の上司(以下「Bさん」という)。
Bさんは、私より8歳ぐらい年上の外国籍の男性。
日本語は一応、日常的な読み書き聞き喋りはできるらしい。
Aさんがお持ちのような資格を、Bさんはお持ちではない。
業界経験はゼロ、そして、この度、偉いポジションとして新しく入社してきたものだから、社内のカルチャーについても理解ゼロ。
もうこの時点で不安が脳裏をよぎる。
私たちの仕事柄、専門知識を必要とするし、また、文書作成能力を必要とするのだが、Bさんはそれができるのだろうか。
その不安はのちに的中する。

Bさんがやってきて1か月。
この間、嫌だと思ったこと。

  1. 某所への挨拶に一緒に連れていかれたこと。しかも、今時、電話やカメラをオンにしてのオンライン会議でも代替できるにも関わらず、わざわざのオフィス訪問。先方も驚いたのではないか。何のため?と不思議に思っていたが、私から某所への依頼をやらせるために、顔繋ぎするためだったのだとのちに悟る。この訪問の為に、ほぼ半日以上潰れた。

  2. 週に1回はオフィスに来るように言われたこと。Bさんご本人は、週に2~3回は出社するのだそう。「たまには顔を見て話したい。」と言われ、ならば、Bさんが出社する日に合わせて私も出社すべきかと聞けばそうでもない。某偉い人から言われたクレームを払拭したかったのだろう。とにかく、用があってもなくても、前もって決めなくても、その日に行かないことにしてもいいから、週に1日出社してとのこと。コロナ禍の影響も落ち着いてきたし、社会性を保つためにも、週に1回ぐらいならよいと承諾した。しかし、私一人の作業効率だけを見れば、自宅で勤務していた方が集中できるので、多くの量を捌ける。私のクライアントは大抵はオフィスにいない。オフィスに行っても、一人でただ作業して、オフィスにいない人と電話で話すのだったら、出社した意味はない。Aさん時代は、私が行きたいのなら行けばいいし、そうでないなら、用があるときにだけ行けばよいというタイプだったから、私はほとんど出社していなかった。それでも仕事はちゃんと回っていた。

  3. メールの記述がざっくり過ぎて、何を意味しているのかわからないこと。日本語で書かれているのだが、主語や目的語がなく、何を意味しているのかさっぱりわからない。私たちの仕事は、緻密さを要するものであり、指示も事細かにいただかないと的確に動けない。

  4. 仕事を丸投げされること。何かの資料を作って、何かの通知のメールを作ってと漠としたお題は与えられるが、その中身についての言及は一切ない。そういう仕事の仕方をする上司がこの世に存在することは理解するが、我が社においてはそれはどうだろうか。何でも自分で手足口を動かしてやるのがうちの会社のやり方だ。それはどんなに偉い人であってもだ。部下に丸投げしていては、「じゃあ、アンタ要らないじゃん?」って話になる。これは、私に「任せている」のではない。「丸投げ」なのである。私が丸ごと作ったものを使って、あたかも自分が作ったようにプレゼンしたり、自分名で発信したりするのだろう。私はゴーストライターか!

  5. これまでAさんが行っていたことを私にさせること。例えば、某所に対する依頼は、リソース配分や予算コントロールにも繋がるため、部の責任者でもあるAさんがやっていた。それをこれからは私が管理しろと言う。は?私、責任者じゃないですけど?また、某所への依頼には、必ず私が間に入って、私が整理をして私から伝えろとのこと。そういうやり方も結構だが、そうやりたいなら自分がやればよいのではないか。何で自分はやらずに、私にさせようとするのか。私の仕事が増える一方だ。それに、私はAさんらのような有資格者ではない。私の理解能力にも限界がある。

  6. Bさんが他部署の管轄領域に関しても、問題ないと言い切ってしまうこと。とある懸念があった。私はその正解を知りたいわけではなく、その判断は他部署がすべきことだし、その他部署があずかり知らぬところで進めては問題なので、他部署に尋ねるように差し向けたかっただけなのだが、そのあたりの微妙な社内の役割分担をまだご理解されていない様子。後から他部署から、Bさんがイイって言ったって責められても知らない。  

こうしてリストアップして思うのは、多くのことの原因が、Bさんの日本語の能力、特にライティングスキルの無さにあるように思う。
だから、何でも私に押し付けるのだろう。
だから、会って話そうと言うのだろう。
ライティングスキルが無いなんて、私たちの仕事柄、致命的である。
書くことが、仕事の半分以上を占めるのだ。
部下である私にとっては、絶望を意味する。
ありえない。

上司が変わることは、組織で働くならばよくあることであり、どんな上司に対しても合わせていければよいだろうと思う。
現に、私は今の会社に入ってから、Bさん以前には9人の上司がいたが、その時々の上司のスタイルにアジャストしてやってきた。
むしろ、私のその順応性の高さは、私の長所でもあった。
しかし、Bさんの場合、私の方が変われば何とかなりそうなところが、ほぼない。
Bさんの日本語能力の無さなんて、私に補えるわけがない。
私は通訳/翻訳者ではないし、全てを補って差し上げられるほどのお給料は頂いていない。
Bさん側でも、これ以上の日本語能力の向上なんて、Bさんのその年齢からしてもう無理だろう。
Bさんがそのポジションにいる限り、また、Bさんからの依頼を私以外に受け止められる人が入ってこない限り、もう私は終わる。
そういう人を採用した会社の責任もあるだろう。
その責任を私に転嫁されるかのようだ。
私一人では受け止められそうにない。
この不条理を私は受け入れられない。

そもそも、私は好きでこの仕事を始めたわけでもなく、自ら望んでこの会社に入ったわけでもない。
常に、誰かに勧められてきた道を進んできただけだ。
たまたま周りの人たちにも恵まれて、評価もそれなりにされて、長く勤めてはきた。
だが、それほど会社に対する忠誠心があるわけでも、役職が欲しいわけでも、高い給料が欲しいわけでも、部下が欲しいわけでもない私は、毎日、着実に楽しく仕事が出来ればそれで良かった。
どうしても会社にしがみつかなければならない理由も特にない。
そんな私だから、ちょっとでも楽しくないことが起きれば、簡単に会社を辞めたくなってしまうのだ。
私に堪え性はない。

クライアントの皆さんとのやり取りは楽しくて、それなりに信頼関係も築けていたと思う。
もし辞めたら、そんな楽しいやり取りもなくなり、それに、好きなあの人とも会えなくなるかと思うと、寂しくなるとは思う。
でも、それが私を会社に引き留める理由になるかと言うと、どうだろうか。
そこまでにはならないと思う。

もう辞めたい。
ただ、今すぐ辞めて無職になって無給生活を送れるほどの覚悟は決まらないので、とりあえず、転職活動を密かに開始しよう。
転職活動なんて、やったことないから何から始めていいかわからないけど、転職サイトを幾つか見てみるか。
LinkeInも結構使えるのだろうか。
そして、どこかから良い条件のお話をいただいたら、そっちに乗り換えよう。
そうしよう。

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垣 公華子
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