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新曲「Romantic」イントロのヒミツ
Yudaiです。
我々kukatachiiとHALLCAさんのコラボ曲、好評配信中です!
タイトルのロマンティックに名前しない、
往年のディスコが好きな方も、新しいダンスミュージックがお好きな方も楽しめるポップな楽曲です!
ぜひ、お聴きください!
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また、先週のnoteには、歌詞と和訳を載せてあります。こちらも併せてどうぞ!
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さて、今週はこの曲のイントロについて。
「Ciao〜」から始まる何やら外国語が聴こえますよね。
実は、イタリア語の台詞です!
何故イタリア語かというと、この曲の歌詞の至るところに、イタリアのエッセンスが散りばめられています。
イタリアのビール、ペローニ、モレッティ。
コロッセオでお馴染み、グラディエーター。
「Ti amo」などなど。
HALLCAさんがイタリアに行った経験や感性を、歌詞の味付けとして採用したかったのです。
そこで、このイントロ!
まず、イントロの声の主は誰か。
これ実は、HALLCAがイタリアで知り合ったミュージシャンのご友人、Jacopoさんなのだ!
Jacopoさんは、セリフでの参加に二つ返事でOKいただいたようで、流石はミュージシャン、ちゃんとRecしてデータを送ってくれました。
次に、台詞はどんな内容なのか。
実は、「ナンパの声かけ」なのです。
歌詞の内容をご覧いただければ、「Why are you hitting on me?」などからお分かりの通り、行きずり的な、オトナの内容になっております。
その冒頭は、ナンパということなのです(笑)。
セリフの和訳はこちらです!
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「やあ。ねえ、空見てみてよ!めっちゃ綺麗な月だね。無いじゃんって?はは、嘘だよ。だって…」
です(笑)!どうですか(笑)!
月なんか無いけど、声かけたいが故にテキトーに動機付けして声をかけてしまっているのです。
つまり、声かけるきっかけは何でも良かったというね。よくあるでしょう?ナンパ師の皆さん!
では何故、こんなセリフにしたのか。私オリジナルではなく(笑)、実はオマージュがありまして、かの文豪夏目漱石の逸話です。
夏目漱石は、英語の教師としても知られていますが、生徒が"I love you"を「我汝を愛す」と訳したところ、
「日本人がそんな直接的なことを言うか。『月が綺麗ですね』とでも訳しなさい」
と諭したという逸話だ。
これ好きなんですよ。
それをもとに、直接的で情熱的なイメージのあるイタリア人が、「Ciao〜」と、夏目漱石の考えを引用していたら、面白いかなと思ってしまったのです笑。
ともあれ結果的に、曲のイントロダクションがとても印象的でユニークなものになったと思っています。
これもJacopoさんとHALLCAさんのコネクションのおかげ。お二人ありがとう!!
それにしても明治時代にして、漱石の大変な意訳センスに脱帽する次第ですが、一方で、英語と英文学に誰よりも精通している日本人だったにも関わらず、英国留学時は全く自身の英語が通じず、辟易し、資金も殆ど本の購入に使ってしまい生活が厳しかったというから驚き。
まあ、CDで音声聴いたり、zoomでレッスンしたり出来ないからなあ。
漱石は、留学期間を「最も不愉快だった」とのちに語ったとか(笑)。