21-22マンチェスター・ユナイテッドローン選手名鑑



#1 Dermot Mee   デルモット・ミー

GK  18歳  イングランド/北アイルランド

ローン先:トラッフォードFC(イングランド7部)

公式に発表はされていないがマッチデープログラムに載っていたことでローンが発覚。7部のノンプロリーグへのローン。昨シーズンはU18で3人のGKで出番を分け合い経験をあまり積めず。U23に昇格したが彼の他にも3人のキーパーがおり今シーズンも出番が限られることが予想されるが故のローン。過去の例からいけばU23のカップ戦やリーグにもタイミング合えば出られるはず。


#2 Nathan Bishop   ネイザン・ビショップ

GK  21歳  イングランド

ローン先:マンズフィールド・タウン(イングランド4部)

19-20シーズンにサウスエンドから加入したGK。昨年はグラントと第3GKの枠を争い殆ど試合に出られずたった3試合の出場のみ。サウスエンド時代には3部で試合に出ていたこともあったことを考えると停滞気味。ヘンダーソンのようにまずは下のカテゴリーで揉まれ着実にステップアップを目指したい。


#3 William Fish   ウィリアム・フィッシュ

DF  18歳  イングランド

ローン先:ストックポート・カウンティー(イングランド5部)

昨シーズンU18に出場できる年齢にも関わらずU23で主力となったCB。そのままの勢いでシーズン終盤にトップチームデビューを飾った期待のCBは初めてのローン先に5部チームを選択。デビュー戦でいきなりMan of the Matchに選出される活躍も。来シーズン以降の飛躍のためにもまずは地に足をつけて成長したい。本名はWilliam Fish、基本的にWill Fishと表記される。


#4 Di’shon Bernard   ディション・ベルナルド

DF  20歳  イングランド

ローン先:ハル・シティー(チャンピオンシップ)

昨シーズン4部のサルフォードでの活躍が評価され今夏は2部のチャンピオンシップへステップアップ成功。また夏に2024年までの新契約を締結。大味なセンターバックはクラブの期待に応えられるか。またこの新契約でフリーでの放出が考えにくく(=移籍金が取れる可能性が高い)、アカデミー改革の影響が垣間見える。


#5 Axel Tuanzebe   アクセル・トゥアンゼベ

DF  23歳  イングランド/コンゴ
ローン先:アストン・ヴィラ(プレミアリーグ)

2年前プレミア昇格を勝ち取ったチームに出場機会を求めて再ローン。監督もCBの相方も当時のままとアピールには絶好のチームへ。ポテンシャルの高さは充分見せているので求めらるのは継続性。細かい怪我が絶えず離脱も少なくない。気が付けば23歳。若いからが通用しない年齢が近づき、下からはベルナルドやフィッシュ、メンギらが台頭してきている。正念場の1年だ。クラブと新契約を結んだが23年+1年のOPとユナイテッドでの将来を確約していない厳しい評価。ヴァラン、マグワイア、リンデロフに割って入るだけのアピールが求められる。


#6 Reece Devine   リース・デヴァイン

DF  19歳  イングランド
ローン先:セント.ジョンストン(スコットランド1部)

昨シーズンは19-20シーズンに負った怪我からの復帰で出遅れてしまいそのうちにアルバロ・フェルナンデスにポジションを奪われ復帰後もCBを任される苦しいシーズンに。初めてのシニアフットボール挑戦でスコットランド1部リーグだが今のところは出番を貰えている。


#7 Ethan Laird   イーザン・レアード

DF  20歳  イングランド/ジャマイカ
ローン先:スウォンジー(チャンピオンシップ)

近年アカデミーの中でも期待の大きい攻撃的SBがついにチャンピオンシップクラブへローン。監督は昨シーズン後半にローンに出たMKドンズの監督ラッセル・マーティン。Mkドンズでの活躍が評価され監督と共にステップアップ。深くえぐりゴールラインぎりぎりまで使う攻撃が得意。怪我が絶えず毎シーズン月単位の離脱があるのが唯一の難点。ワンビサカに足りない攻撃力をチームにもたらせる存在に成長してほしい。


#8 Brandon Williams   ブレンドン・ウィリアムズ

DF  21歳  イングランド
ローン先:ノーリッチ(プレミアリーグ)

トップチームデビューを飾ってからというものスールシャールのマネジメントのせいでまともに試合に出られず成長できなかった。昇格組へのローンということもありチームのプレミア残留に貢献したい。レアードが同期でアカデミーにいたためRSBからLSBにコンバートされたウィリアムズ。ショー、テレスを脅かす存在になれるだろうか。


#9 Dylan Levitt   ディーラン・レビット

MF  20歳  ウェールズ
ローン先:ダンディー・ユナイテッドFC(スコットランド1部)

昨シーズンシニアへの初挑戦で英3部とクロアチア1を経験。どちらも出番を得られず苦しい1年に。それでもまだA代表に呼んでもらえているので希望はある。かつては若き日のスコールズと比較された彼はスコットランドでその輝きを取り戻せるか。


#10 Ethan Galbraith   イーザン・ガルブレイス

MF  20歳  北アイルランド
ローン先:ドンカスター・ローバーズ(英3部)

ここ数シーズンでプレースタイルに最も変化が見られた選手。U18時代はレビット、ガーナーの後塵を拝しトップ下なのか3列目なのか定まらず、守備が苦手でドリブルをせずたまに見せるサイドチェンジとボレーシュートだけが取り柄の選手だった。だがそんな彼はもういない。完全に3列目の選手となりU23チームではレビット、ガーナーの穴を埋めチームの核となった。加入から4試合フル出場と早くもチームの中盤を任せられている。監督は元ユナイテッドアカデミーOBのリッチー・ウェレンズ(息子のチャーリーはユナイテッドU23に所属している)。CBにはこちらも元ユナイテッドアカデミーOBのローシャウン・ウィリアムズがいたりと少しユナイテッドに縁がるチームだ。A代表の監督に「我々にとってのチャビやイニエスタ」とまで言わせた若手はブレイクできるだろうか。


#11 James Garner   ジェームズ・ガーナー

MF  20歳  イングランド
ローン先:ノッティンガム・フォレスト(チャンピオンシップ)

昨シーズン冬に半年のローンで加入したノッティンガム・フォレストに再加入。今回は1年間の通年ローン。昨シーズン加入後すぐにチームにフィットし中盤の核となりチームの残留に貢献。以下の画像を見てもらいたいのだが、ガーナーの加入した26節以降のゲームでチームの結果が良くなり順位が上昇しているのだ。(出典:https://www.transfermarkt.co.uk/nottingham-forest/spielplan/verein/703/plus/0?saison_id=2020)

キャプチャ_2021_09_05_23_54_33_475

今回は1年間のローンということもあり昨シーズン以上の貢献とアピールが求められる。ステップアップをする選択肢もあった中での再ローンなので猛アピールを期待したい。夏に2024年+1年の契約延長。


#12 Andreas Peraira   アンドレアス・ペレイラ

MF  25歳  ブラジル
ローン先:フラメンゴ(ブラジル1部)

トップチームでの出番減少、セレソン落選を受け昨シーズンに引き続きローン移籍。本人が一番望むことがセレソンでのプレーであるためのブラジル国内移籍だと思われる。公式ツイートが1.2万RT、4.7万ファボと何故か異様にばずった。€20mの買取オプション付きのローンだがフラメンゴはケネディー(チェルシー)、チアゴ・マイア(リール)も買取オプション付きのローンで獲得しており実際に買い取られるか微妙である。気が付けば25歳永住の地を見つけたい。


#13 Facundo Pellistri   ファクンド・ペリストリ

FW  19歳  ウルグアイ

ローン先:デポルティーボ・アラベス(ラ・リーガ)

サンチョのバーターで獲得したウルグアイの若手は昨シーズン同様アラベスへ。今回は1年のローン。昨シーズンはアラベスで12試合の出場にとどまった。今シーズンは少なくとも昨シーズンを超えスールシャールへのアピールにしたい。本命だったサンチョ、突然のクリスティアーノの加入と前線の層が厚くなり競争激化。ポジションを掴めるか。


#14 Tahith Chong   タヒス・チョン

FW  21歳  オランダ

ローン先:バーミンガム・シティ(チャンピオンシップ)

昨シーズン、夏にはブンデスのブレーメンに加入するもポジションを掴めず、冬には契約を打ち切り今度はベルギー1部のクルブ・ブルッヘへ。出だしこそよかったものの徐々に出番を減らし不完全燃焼の1年に。少し停滞してるうちにエランガやショレティレなど次の世代が台頭してきている。来夏で契約切れとなるため今シーズンはしくじれない。生半可な活躍では生き残れない勝負の年だ。


#15 D'Mani Mellor   デマニ・メラー

FW  20歳  イングランド

ローン先:サルフォード・シティ(英4部)

8歳からユナイテッド下部組織に所属するメラーにとって初のプロの世界の経験。昨シーズンのベルナルドに続いてサルフォードへのローン。昨シーズンは大怪我からの復帰で1年を使ってしまい、1試合も出場できず。マクニールやヒューギルに押される形でローンへ。試合勘の無さを考えると酷な状況だが頑張ってほしい。

サルフォードはオールド・トラフォードから車で10分ちょっとと近く、かつ4部ということもあり地元選手が最初に選ぶ先には丁度いいクラブ。またオーナーが92年組とピーター・リムの共同出資のためユナイテッドとの関係も深い。良好な関係で選手育成の機会を提供し続けてもらいたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?