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虫愛その2【ミノムシの毛布の作り方】

こんばんは。にゃんぷぅです

昨日にひき続き虫の思い出を^^

子どもの頃って

自分のサイズ感がよく分からなくなったり

どこに今自分がいるのか分からなくなったりしたことって

ありませんでしたでしょうか?なんていうかな、自分と周りの境界線があいまいでよくわかんなかったような気がします。

(だからってのか分かりませんが、にゃんぷぅは中学に上がるまで自分の事を「あたし(あるいは私)」というのがとても恥ずかしく「オラ」と茶化して、しかも一人称を使わなくていいような言い回しで避けていた記憶があります。今思えば「私」という一人称は周りの世界と自分をきっぱり分けちゃうオトナな言葉と暗に思っていたのかもしれません)


で、そんな自然界と自分の存在がよく区別できてなかった幼きにゃんぷぅには夢がありました。


それは「ミノムシの布団で寝ること」です。

すでにサイズ感間違ってますよねw

ミノムシの、あのがさがさした袋の中身は

すべすべした光沢のある繊維なんです


「あのなんとも上等なベージュのビロードの毛布に包まって

寝てみたい!」という密かな夢。


【ミノムシ毛布の作り方】

1)まず大量のミノムシを巣ごと捕獲する(晩秋は追い出すとかわいそうなので、初秋推奨)

2)袋の口部分にはさみを入れてシャクシャク切ってゆく

3)怪訝な顔してにらんでくる袋の住人を近くの葉に移動させる

4)袋をきれいに切り開き小さな四辺の端切れをGET

※1から4を永遠に繰り返す

5)十分と思える材料がそろったところで

「ビロード面を片面に揃えながら」糸で四辺を縫い合わせてゆく

6)好きな大きさになったら完成


・・・・・ということをやっていました。

小学生だったので技術的に自分の顔の大きさが限界でしたが

とりあえずできました


そして意気揚々と寝転んで顔にそのミノムシ毛布をそっと乗せ

すべすべした感触がまるで全身を包むように錯覚しながら

縫い目から透ける日の光を見てたなあ


あの時本当ににゃんぷぅはミノムシのサイズになっていた

そういうことが可能でした


ではまた。おやすみなさい!


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