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不思議の国の豊10/#大陸への旅立ち

前回は、これ、

そして次は

#大陸への旅立ち

紀元前1万6千年から少したったころ、

その民たちは豊かな四季の自然の中で、

祖先が村の周りに徐々に増やしてきた栗などの木々の森から、

衣食住の様々な恵みを得ていた。

海からの恵みも得ていた。

土器があり、食料を貯蔵する技術があり、

海を渡ることもできた。

その祖先のハイブリッドの石器

ナイフ、矢じり、槍の穂先は

人類で最初の発明だった。

普通の石器の刃の部分に溝を掘り、

黒曜石の破片を埋めて、

切れ味を増した。

彼らの祖先はマンモスを追って、

この地にたどり着いたが、

ふと気が付くと、マンモスは減り、

狩猟だけでは生きられなくなった。

しかし、だんだん暖かくなり、この地には四季が巡るようになった。


この民たちはハイブリッドの方法を生むのが得意だった。

5000年も経つ頃には

村に来る見慣れない旅人を、快く受け入れて、

その考え方や道具や問題解決の方法は

すぐ取り入れられるようになっていた。

民たちの生活はさらに豊かになった。

民たちは海を渡って交易していた。

その民たちの中で、

交易をしている対岸の陸地の

さらに奥に踏み込もうとする者たちが出始めた。

交易している対岸の海岸を南に向けて進む者も出始めた。

彼らの何組かは、大きな川の両岸が

広大な肥沃な土地であるところを見つけた。

そこに住み着き、また村を作り始めた。

しかし、自分たちの寛容さとは違って、

その村の周りからは、豊かさを奪いに来る者たちが多かった。

寛容や受容だけでは、生き残れない危険を

彼らは別の方法で切り抜けた。

小さな村でなく、村を従えるモノを創り始めた。

厳格な決まりや、人によって階層や権限が違う

身分を創った。

それはその身分自体が意味を持つものに変わっていった。

以下次号


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