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道の駅高田松原でスコットランド人の旅行者に英語で話しかけてみた

昨日(2024年9月18日)の午後、道の駅高田松原で外国人の男性旅行者が一人で外のテーブルで静かにスマホを眺めていました。
彼は道の駅で買ったのだろうアイスクリームを食べていました。

寛いでいるようなので、邪魔したものかどうかちょっと悩んだ末、
話しかけてみました。
聞くとスコットランドから来て、北海道を皮切りに自転車で一人旅をしているようです。

久しぶりに使う英語は、もともと大したこともないのに、
錆び付いていて、言いたい単語やフレーズが出てきません。

英会話番組などを聞いていて、分かった気になっているのですが、
実は解説があるからなんでしょうね。

さて、そんな中での会話ですから、彼が私にも質問してきます。

そこで、私は
「岩手県で、国会議員の選挙があり、
それに出るつもりで準備しているのだ」
という意味のことを言いました。

当然、「政治家になったら何をしたいのだ」
と質問がきます。

私はまず、
「日本はタイタニックのように沈没している最中だ」
「その原因は、代々政治家をやっている人たちが日本を支配していて、
その人たちは裕福な家で育ち、
なんの苦労もなく、
世間も庶民の生活も知らず、
だから、今日本がどういう状態か知らない。
そのため国や国民の将来を描く発想もないし、
そんな理想もない。」

「そのため、いくつかの社会問題が課題になっているが、
何の手も打てないでいる。
「私は3つの大きな柱の政策を挙げている。」
「最大の問題は子育てしやすい環境整備だ。
日本では一人の女性が生涯に生む子供が1.2人になり、
まだまだ減ろうとしている」
「私の試算では、
あと54年で、新しく子供を産む日本人女性は0になる。
半世紀で、日本人はこの国で生まれなくなるのだ。」
「だから、私は、子供が生まれてから大人になるまでの費用は
全部国が見るという政策を挙げている。」

「次が、貧困問題だ。
日本国民の3分の1は貧困で、年収300万円以下だ。
日本の最低時給は低く、1000円前後だ。
これを1500円以上に引き上げることで、
貧困を解消したい。
特に若い人たちの貧困が問題だ。
だから、子供たちはその日の給食費を心配しなければならないような状態で、
学びたいことを学んだり、
好きなことや打ち込みたいことに打ち込むようなことができないでいる。」

「3番目が東京一極集中の問題だ。
そのせいで地方からは若い人がいなくなり、
産業も衰退し
伝統文化も無くなっている。
このままでは日本の景観も維持できなくなる。

将来来る外国人旅行者は、
日本の遺跡だけを見るようになる。

それを防ぐため、
人もの金を地方に移動しなければならない。」

「これらを今やれば、
日本は沈没から再浮上できるだろう。」

というようなことを
説明したつもりですが、
ニュアンスは伝わったと思います。

ただ、せっかく日本をゆったりと、
満喫しようと思っている彼に、
ある意味「くつろぎを壊してしまったかもしれない」ことには
ちょっと後悔の念が残りました。
「とにかく良い旅をしてください」
と言ってその場を離れました。

別れた直後、
「この言いたいことを一度英訳しておこう」
と思いました。
そうすると、相手の時間も節約でき、
場合によってはもっと深い会話ができます。





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