宿主と言う生き方
宿主と言う生き方 2019/12/31 06:32 メモ
これはメモだからまとまりは無い。(画像は #マダニ )
車を運転中時間がもったいないので、
speachy と言うアプリでメモした。
#宿主と言う言葉をご存知だろうか ?
宿主とは寄生虫を宿している主と書いて宿主と言う。
何と地球上の生物の70%が寄生生物だと言う。
人類も同様にその「寄生する」と言う「生き方」に7割の人はなっているのではないかと私は考える。
私はその人たちに言いたい。
#寄生するのでなく宿主の方に
寄生する側でなく宿主の方になる
その生き方をしてはどうだろう。
結論は言ってしまったから
じゃぁ何をどうするのか?
あるいはそれをすることによって何が起こるのか?
と言う事について書いてみたい。
私は自分自身は宿主として
生きてきたと自負するから
その生き方について述べることによって
あるいはそれを例示することによって
より私の言っていることが具体性を増すかもしれない。
私はその手法を取ろうと思う。
この稿にはいくつかの章がある。
先ずは、何があったかのおさらいからだ。
もちろん人間社会だから私が言うように
誰もがどちらか一方だけ
と言うことではないと思う。
多くの人は場面場面に於いて
それぞれの立場を使い分けているだろう。
#道具は使わないと錆つく
道具と言うのは使わないと劣化する。
例えば、使わない包丁は錆びてくる。
たまに使うと切れないことになる。
だから包丁人と呼ばれ人あるいはシェフと呼ばれる人たちは
包丁を常にきれいに研いでいる。
いつでも道具を使える状態にしている。
あるいは使いやすい道具に徐々に変えていく。
そのことが腕の立つ料理人であったり、
政府をコントロールする国民であったりする
のだろうと私は思う。
人間社会もいろいろな組織・個人・事業体・グループなどで
何らかの目的を達成しようと
色々プロジェクトを行っているが
それらはある意味道具と言えなくもない。
#役所役人を使いこなしているか?
例えば市役所、あるいはそこで働く役人と言う人々。
この役場あるいは役人と言うのも道具であろう。
多くの国民特に日本人の場合は役所をうまく使いこなしていない
あるいは役人をうまく使いこなしていない
と感じる。
だからこそ役人は徐々に仕事をしなくなり、
市民の考えるサービスを提供しなくなる。
その程度ならまだしも
勝手に自分たちのルールを作ったり
仕事をしない規則を作ったり
果ては公金の横領まで
してしまうのである。
私は1990年代市民オンブズマンと言う活動をしていた。
これは行政を市民がチェックする。
オンブズマンとは
監査役とかそのような感じに日本語では訳せばいいだろか
スウェーデン語: ombudsman が語言の言葉だ。
当時、役所と言うのはなかなか行政内部の情報を見せたがらなかった。
だから、私たちが運動を起こして
地方自治体には情報公開条例
国に対しては情報公開法の制定を求めた。
やっと情報公開条例ができても
その公開された文書は
ほとんどが黒に黒塗りで
何を書いているかは普通の人間が見ては
とてもわかったものではなかった。
とにかく、役人たちは
自分たちの仕事を隠したがる。
1990年代後半、空出張・空手当・官官接待と言う言葉が
流行語大賞を受賞した事があった。
それは私たちが活動することによって生まれた言葉で
それが世間に流通したからである。
#官官接待とは
役人が役人を接待する
つまり公金を使って役人同士が飲み食いをしているのである。
それが1つの役所の内部だけでやられているのなら
ある意味明らかな横領になるのである。
そこは全国の役人は阿吽の呼吸で
ネットワークを組み、
あるの自治体Aから自治体Bに出張した時に
Bの自治体の経費で、Aの自治体の職員を接待する。
お返しにBの自治体が、Aの自治体の出張者職員を接待する。
これを全国規模でいろいろの役所同士や
いろいろの階層組織の中に張り巡らされた
役人のネットワークで行うから
一見他所から来たものを
正当な理由で接待しているかに
見える状態を作っている。
もっと高度になると、(役人が増長すると)
出張さえしてないのに、
(仕事をせずにどこかで遊んでいるのに?)
出張したと言う名目で請求書が出されていたりする。
このような官官接待・空出張・空手当を生んだのは
市民が役所の内部に対して
何の興味も示さなかった。
つまり自分たちの道具が
どんな機能があって
どのように働くかということに思いを馳せてなかった。
つまり宿主である市民の責任である。
宿主は寄生されている事にさえ気づいてなかったのである。
#市民は自治体の主役
市民と言うのは自治体の主役。
役人はその市民にサービスするために給料を貰いながら働いている。
しかし市民がそれをきちんと意識し
宿主としてのあるいはオーナーとしての意識を持たずに
役所に何もかにも任せきりにするから
寄生虫は暴走して官官接待を行う。
私たちの運動で、全国で節約された税金は
1兆円を下らなかっただろう。
私が市民オンブズマン活動を離れて、
20年近くになる。
今、その役目をしている人はいるのだろうか?
寄生虫は前よりさらに賢くなって
独自の生態系を作っているはずである。