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他で聞けない政治の話/黒潮町長選挙/小田々ゆたか候補ライブ8/開票結果落選
#黒潮町長選挙の開票結果落選
結果が出ました。
黒潮町長選挙の開票結果です。
松本敏郎 5375票
小田々豊 167票
黒潮町の選挙管理委員会によりますと、投票率は59.01%で、前回、選挙戦となった平成22年の町長選挙の投票率を14.75ポイント下回り、過去最低となりました。
という事で、700票ぐらいとれば、供託金が返ってきたのですが、
今回は返ってきません。
#今回のデータから言える事
さて、私が今まで出た選挙の中で定数1を争う選挙を比較したいと思います。
1 高知県大川村議会の補欠選挙
2 伊方町長選挙
3 黒潮町長選挙
1 高知県大川村議会の補欠選挙
これは、平成の大合併が一段落した2005年私は高知県大川村に移り住みました。
私が経営したことのある農地面積の最大が16ヘクタールでしたが、
大川村は、村全部で当時14ヘクタール(←これは不確かな記憶だが、私の経営面積よりは小さいことは事実)しかありません。
そこで、村を丸ごと有機農業の村にしようと考えました。
有権者450人 、投票日2006年02月19日村長選挙と村議の補欠選挙がありました。結果は 投票率 46%
片岡 安子 202 票
小田々豊 5票(内1は私)
この選挙でわかったのは、大川村の4人以外は
「絶対よそ者は受け入れないぞ」
と言う強い意志でした。
私が対話した村民全員が、
「片岡 安子は元村議だが、大川村が大災害で大変な時に
村から逃げて議員を辞めたやつだ
あいつだけは村議にしたくないからお前出てくれ」
と言いました。
しかしその多くは私に投票しませんでした。
片岡 安子に投票したか、棄権したのです。
同日の大川村長選挙は投票率 88.84%
つまり、投票に行った人の半分近くは村議選の投票は棄権して
残りは新参者でなく、前居た人を選んだのです。
「絶対よそ者は受け入れないぞ」
と思う以上村の過疎はどんどん進んでいくしかありません。
2 伊方町長選挙
2014年04月13日 投票率 85.33%
山下 和彦 3,266 票
畑中 芳久 2,399 票
はまぐち いちさく 2,008 票
小田々 豊 原発いらない人々 104 票
原発推進の3氏に私が脱原発候補として挑みました。
3氏は2013年12月に出馬表明をし、それぞれの知り合いで票を固めていました。
私が伊方町に入ったのは告示の1週間前で、
選挙カーに寝泊まりするホームレスでした。
選挙後言われたのは、
「なぜもっと早く出馬してくれなかったのか?」
でした。
私も他の人へのアドバイスでは常々言っています。
「選挙の少なくとも半年前には、有権者に意思表明をし、選挙態勢を作り始めなければならない。」
しかし、やらなければならない選挙と言うものもあります。
それに、原発推進派が3つに割れるという事は、
推進派自体が、3分裂し
脱原発派がまとまれば勝つチャンスではありました。
ここでも、早く出馬を決めて準備することの重要性が再確認されました。
3 黒潮町長選挙
黒潮町長選挙2020年10月4日 投票率は59.01%
松本敏郎 5375票
小田々豊 167票
前回の町長選挙の投票率を14.75ポイント下回り、過去最低となりました。
これは、投票率が下がった分の約15%と、松本氏を支持した一定割合は
よそ者を受け入れたくないという意思表明でしょう。
今回の町長選挙で浮き彫りになった事法律・制度
町長選挙で選挙日程が五日しかないというのは、新人や知名度のない人には圧倒的に不利です。
投票日が日曜日ですから、せめて、前の週の金曜日までは選挙期日を伸ばさないと、
つまり、現在の5日から9日にするべきでしょう。
土日の住民が自宅にいる可能性が高く、新聞やニュースをよく見る可能性が高い時に候補者の情報が伝わるようにすべきです。
供託金を50万円も取るのですから、選挙公報は出すべきです。
でなければ、各候補者はどんな政策か、が有権者に示されないまま選挙が終わります。
今まで私が知っている他の選挙では、
ポスター掲示場に通し番号が入っていました。
黒潮町ではそれがほとんどありませんでした。
意図的なのか、怠慢なのかわかりませんが、
初めてポスターを張る人には意地悪としか思えません。
私は都合4回ポスターを張り替えましたので、
最後のほうでは覚えましたが、
選管からもらった掲示板の一覧表や
その対応の地図だけでは、
なかなか見つけられない掲示板がいくつもありました。
それで、最初のポスターは二日かかってやっと一通り貼り終え、
それでも抜かりがありました。
以上は「世問う国民」がある程度議席をとれば
徐々に変えられるかもしれません。
与党になれば変えます。
今回の町長選挙で浮き彫りになった候補者の選挙態勢の条件
一方、私は今回一貫して一人でしか選挙ができませんでした。
私は常々、選対長と候補者はセットであるべきだ。
それぞれに役割があり、分担しなければ選挙にならない。
と言っておりますが、今回はそれができませんでした。
選挙事務は膨大で、私は選挙期間中も選管に書類を出しに行ったり
結構時間がつぶれました。
顔を知っている程度の知り合いが数名いるだけで、
選対を頼めるような人は一人もいませんでした。
ですから、有権者との対話の時間は非常に限られたものになりました。
私の意味する実情とは、
若者でさえ、スマホを使っている人が少なかった。
新聞を読んでいる人が少なかった。
選挙ポスターを見る人が少なかった。
ネットにアクセスする人がほとんどいなかった。
電話帳にある人は死んでいるか、入院している人が多かった。
と言うようなことでしょうか。
私が他人にアドバイスしていることを
全くやって居ませんした。
それをやって居れば、
供託金が取り戻せるかどうかは告示日に判断できました。
しかし、それを無視しても、今回はやってみたかったのです。
それは私が挑戦する国政選挙に向けての市場調査でもありました。
今後に向けてやるべきことは見えましたので、
供託金50万円は高い授業料でしたが、
今後の糧にしたいと思います。
選挙事務所と、開票立会人は
告示日当日に構えることができました。
知り合いもいないのによく見つかったと思います。
投票してくださった有権者と
何らかの形で応援してくださった皆さんに
心よりお礼申し上げます。