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#ベーシックインカム議論はやめよう


これは2018年2月13日に日経ビジネスに掲載された河合薫氏の主張に対するコメントです。


河合薫氏には敬意を持ちほとんどの記事を賛同しながら拝読している。
しかしながら、ベーシックインカム(以後BI)はいただけない。
これは私が過去のブログ等でも繰り返し指摘してきたことだが、ネタがなくなった社会学者や政策を思いつかず人の目を引きたい政治家の世迷いごとである。
BIは、たぶん理論的に、少なくとも工学的にはありえないことである。

日本の2017年の国家予算で考える。
まず、BIで不要になる公務員が全員が首になっても、今までと同じ収入があり税金も同じだけ納めたとして試算。
歳入は税収のみだから60兆円が歳入となる。歳出は国地方の公共サービスを全部やめても国債費23兆円は払う必要があるのでBIの財源は年間37兆円、国民一人当たり年間30万円、月2万6千円程度になる。

他の多くを失いながら、誰がその金ほしさにBI法案を訴える政治家に投票するだろう?

次に、全員首になる役人は当面貯金の取り崩しと月2万6千円で生活することになるが、職を求める現実的な元公務員は労働市場に殺到し、時給を崩壊させるだろう。
結果、個人所得からの税収は激減する。
さらに高給取りだった公務員の支出が激減するだろうから、民間企業は売り上げが減り、大幅減収減益になるし。
公共事業に依存していたあらゆる産業は突然売り上げを失い多くが倒産、失業者を吐き出すだろう。
世にあふれる失業者は失業保険はもらえないし、職業訓練もうけられない。
公営病院は廃止され、公的保険もなくなるので、病気や怪我は金持ちしか治せない。
消防署、警察はなくなるので、急病でも救急車も来ないし、犯罪も野放しなので社会は荒廃する。

こうなると、売春や人身売買、高利貸しが手っ取り早い収入源となり、やくざが復活することだろう。

私が忙しい時間をやりくりしてこの投稿をしたのは今後公的場でBIの議論を見たくないからである。
河合薫氏にも、他の諸兄にもこの投稿を最後に、まじめに社会活動をして欲しいと望むものである。



河合薫氏の分析力にはいつも敬意を表しながらほとんどの記事を大いに賛同しながら拝読している。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/020900145
しかしながら、ベーシックインカム(以後ところどころBI)はいただけない。
これは私が過去のブログ等でも繰り返し指摘してきたことだが、ベーシックインカム論議はネタがなくなった社会学者や政策を思いつかず人の目を引きたい政治家の世迷いごとである。
だから私はベーシックインカムの議論はしたくない。時間の無駄なのだ。

ベーシックインカムは、たぶん理論的に、少なくとも工学的にはありえないことである。

日本の2017年の国家予算で考えるれば一目瞭然だろう。。
まず、BI実施で不要になる公務員が全員が首になっても、今までと同じ収入があり税金も同じだけ納めたとして(ありえないが)シミュレーション。
歳入のうち税収以外は入らなくなるから60兆円が歳入となる。
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_yosanzaisei20171222j-02-w680
歳出は国地方の公共サービスを全部やめても国債費23兆円は払う必要があるのでBIの財源は年間37兆円、国民一人当たり年間30万円、月2万6千円程度になる。

他の多くを失いながら、その金ほしさにそれを訴える政治家に誰が投票するだろう?
田舎で家と農地を持ちすべての食べ物をまかない熱源を薪に頼れる人なら生活できるだろうがほとんどは無理だ。と多くの人が考えるだろうから、BI法案を支持する有権者は皆無に近いだろう。

次に、全員首になる役人は当面貯金の取り崩しと月2万6千円で生活することになるが、職を求める現実的な元公務員は労働市場に殺到し、時給を崩壊させるだろう。
結果、個人所得からの税収は激減する。
さらに高給取りだった公務員の支出が激減するだろうから、民間企業は売り上げが減り、大幅減収減益になるし。
公共事業に依存していたあらゆる産業は突然売り上げを失い多くが倒産、失業者を吐き出すだろう。
失業者は世にあふれるが失業保険はもらえないし、職業訓練もうけられない。
公営の病院は廃止され、公的保険もなくなるので、病気や怪我は金持ちしか治せない。
消防署、警察はなくなるので、急病でも救急車も来ないし、犯罪も野放しなので社会は荒廃する。

こうなると、売春や人身売買、高利貸しが手っ取り早い収入源となり、やくざが復活することだろう。

私が忙しい時間をやりくりしてこの投稿をしたのは今後公的場でベーシックインカムの議論をみたくないからである。
河合薫氏にも、これを読んだ諸兄にもこの投稿を最後に、まじめに社会活動をしてほしいと望むものである。

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