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日本語プログラミング言語の是非

なでしこの教科書掲載でいろいろご意見いただきました。

日本語プログラミング言語の是非については、これまでも様々な意見が交わされています。

しかし実際のところ、プログラミング言語にも流行があります。学生の皆さんが大人になって仕事をする頃には、今の流行の言語とはぜんぜん違うものを使うことになるでしょう。

そのため、教育で大切なのは、プログラミングの考え方を学ぶことであり、仕事でプログラムをするしないに関わらず、論理的思考の獲得、つまり、論理的に考えて、手順を組み立てることを学ぶことができたら、それはとても大きな力になります。

ですから、実際のところ、プログラミングの授業では、どんな言語を使っても良い考えられます。

それでも「日本語プログラミング言語」が大切だと思うことがあります。プログラミング言語で有名なPythonやJava、BASICなどの言語は、英語をベースに開発されたプログラミング言語です。英語が得意な人であれば、それらのプログラムを見たとき、なんとなくその意味が分かるはずで、学習障壁がぐっと低くなっていると考えられます。そこで、日本人にとっての「日本語プログラミング言語」に意味があります。

なでしこのプログラムを見るなら、なんとなくその意味が分かるものとなっています。本連載の過去のプログラムを見れば納得していただけると思います。

とにかく、なでしこはオープンソースのプロジェクトですし、これまでも学生さん向けのプログラミング入門でも多くの成果を出しています。それで自信をもって、なでしこをオススメできます!

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