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外から聞こえてくる笑い声について
ダイビングショップ潜水工房 鯨庵の、なぜか今でもちょいちょい見られている過去ブログをここで紹介。
以下は、2020年5月6日に書いたブログである。
ちょうど4年前の、やっぱり同じゴールデンウィークのことだ。
このころは、コロナの騒動が加熱していてステイホームしていた時期だ。
なつかしい。
なつかしいとともに、あの時感じていたことや考えていたことなどを思い出せてよかったな、と思った。
窓を開けていたら、外から女性の笑い声が聞こえてきた。
それは、中年の女性の声で、豪快な笑い方だった。誰としゃべっていたらそのような笑い方ができるんだろう、と思った。
朝からずっとステイホームで、その窓際で晴天の5月の空を眺めながめていたものだから、少なからずストレスを感じていた。
今は、ゴールデンウイークの中盤で、一年の中でも最も快適で過ごしやすい。そしてカンペキなる晴天。
海にもいけない。
これは、誰にでもストレスである。
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その高らかな豪快な笑い声が聞こえてきたのは、ちょうど西日が差し込んできた夕方くらいで、窓際がなかなか美しい時間帯だった。
まわりが静かだったから、そこいらじゅうに響いたと思う。
かなりオモシロかったのであろう、その笑い声は、しばらく続いた。
話相手の笑い声は聞こえなかった。つまりオモシロいと感じたのは、その笑い声の主だけかもしれない。
あるいは電話なのかもしれない。
いや、ひょっとしたら、話し相手など存在せず、ひとりで笑っていたのかもしれない。
いずれにしても、一日が終わろうとする、美しい夕焼けを眺めながら、その豪快で遠慮のない笑い声は、ボクの心をホッとさせてくれた。
窓から聞こえてくるのが、車やバイクの騒音、救急車なんかのサイレン、家庭内のケンカばかりじゃ、さらにストレスである。
その笑い声、またいつか聞きたいな、と思った。