Bloom, そしてホロライブ・オルタナティブ
Bloom,が開催されたので、少しだけ感想を。
正直全体ライブから2ヶ月しか経ってないんで見送ろうかなと思ってたのですが、ニコ生のチラ見せで見事に釣られました。
Bloom,について
ホロライブ初の全編オリジナル曲ライブ。
ユニット曲のほかソロ曲もあり、アンコール込みで全23曲というなかなかのボリュームでした。
2ndFesがカバー曲込みで各回25曲だったので、オリジナル曲のみで近い曲数でのライブができたのは大きな前進です。
(しかも今回は歌われなかった曲や参加していないオリ曲持ちメンバーもいる)
サプライズは9週連続リリースの9曲目に加え、アキロゼとトワ様の新曲初披露もありました。
トワ様の新曲はまだ配信されていないので、現状聞けるのはここだけでプレミアム感あります。
一番良かったところ
こういうのはダラダラ書いてしまうので、一つだけ。
グループの入れ替えのタイミングでアタックムービーという出演メンバーのシルエットが映し出される演出があるのですが、一人しか映らないシーンが何度かありました。
最初にそれが発生するのがトワ様のオリジナル曲「Palette」なのですが、1時間半ほど過ぎて初めての演出で非常に特別感があり、なおかつトワ様のパワフルな声も相まって真打登場!といった感じで非常に嬉しかった。
ただでさえトワ様が歌うと低音と歌唱力でガラッと空気が変わるので、終盤に向けて盛り上げていくタイミングでこの演出のインパクトは大きかったのではないでしょうか。
5期生の扱い
今回アイドル衣装を持たない5期生は”ホロアリーナからの中継”という扱いで中盤に参戦したのですが、これは良い演出でした。
2ndFesでの4期生も近いポジションでしたが、他のメンバーと同じステージに上がってくる分、扱いの差が気になってしまうという問題がありました。
今回の5期生は音楽番組のゲストでよくある中継での参加という演出で、なおかつステージも3Dを用いているため、現地のステージとは異なるカメラワークとライティングを使うことができ、短いながらも強く印象付けられたのではないかと思います。
“てぇてぇ”だけではないホロライブ
2ndFesと異なるのは、全体ライブでなく希望者のみの参加であること。
そこで目についたのはメンバーごとの出演回数の差。
全体ライブのような均等な割り振りではなく、複数曲を担当したり、何度も登場するメンバーが目立ちました。
多く出番を獲得しているメンバーは日頃からパフォーマンスに対するこだわりを強く感じさせる子ばかり。
ホロライブはてぇてぇ押しがメインで競争しているイメージは薄いので、今回の内容はなかなかの衝撃です。
MCかアフタートークでも触れられていましたが、DreamingDaysの歌詞にも「本気だからこそ思える トップになりたい!」とあり、今回は競いあい、高めあうライブであったことが伺えます。
特に活躍したのは、やはり湊あくあさんではないでしょうか。
ソロライブの経験もある彼女は、ユニット曲に加えてソロ2曲、MC複数回とホロライブをアイドルグループとして引っ張っていくリーダー格と言える活躍を見せてくれました。
特に今回はホロライブのアイドルの象徴ともいえるときのそらさんやミュージックレーベル出身/所属の星街すいせいさん、AZKiさんが不参加でしたので、重要なポジションだったと思います。
他にもゲーマーズ採用でありながら企画・司会の経験を発揮してMCに多く登場した大神ミオさん。
ダンスで飛び抜けたフィジカルの強さを見せつけるアキロゼ、大空スバルさん。
何曲もの出番をもぎ取り、大言に恥じないパフォーマンスを見せた夏色まつりさん。
そして私の推しでもある、圧倒的歌唱力とTMTで脳髄をぶん殴ってくる常闇トワ様。
思いつくままに挙げていくと主張が強そうなメンバーばかりで、これは打ち合わせをするたびに運営さんも圧倒されただろうと、苦労が偲ばれます。
気になったこと
熱量の高いメンバーが出番を多く獲得する一方で「さすがに出番少なすぎでは?」と思うメンバーもいたので、その辺りのバランス取りは今後の課題かと。
曲数に差が出ることは事前に説明があったのですが、それにしても一部は単推しの人だとガッカリするくらい少ないと感じたので。
また、カメラワークはリアル会場に人を入れる前提のライブだったためか、引きのアングルでさみしい会場が写りがちでした。
盛り上がる中でも「ここがサイリウムで埋まっていたらどんなに良かっただろうか」と心の一部がしんみりしてしまって…次回のライブでは現地入りしてサイリウムを振ってコールをしたいものです。
ホロライブ・オルタナティブ
ライブの最後に発表されたプロジェクト。
ティザーPVを見てFGOのCMみたいだと思っていたら、ホントにFGOのCMの監督さんが作ってて驚き。
要はホロメンのキャラ設定をベースに物語を作っていくと。
「この子って設定どおりだったらこんなことできそうだよな」みたいな妄想するのはあるあるですが、それが公式でお出しされる。
良いですね。
シリアスな作品にギャグ調のスピンオフというのはよくあるパターンですが、その逆パターンと言うべきでしょうか。
Vtuberってキャラ設定はあるけどそんなに活かされるわけではなく、本編が無いのにスピンオフだけあるような状態なので、こういった試みは非常に楽しみです。