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飯テロのおもひで・24 アフォガート
こんにちは。
世界食べ歩きの思い出シリーズ・その24はイタリア銘菓アフォガートであります。
イタリアのデザートの1つで、アイスクリームにエスプレッソなどを掛けていただくのが一般的です。イタリア系のカフェでよく見つけられるメニューでもあります。
だがしかし。コーヒーのストレートを飲めない者にとっては、指を咥えて眺めるしか無いメニューでもあります。いくらアイスがあったとしても、エスプレッソの方が量が多く、うっかりアイスを先に食べてしまうと、最終的に苦めのエスプレッソだけが残ってしまう…
前置きが大変長くなりましたが、そんなコーヒーが飲めない方におすすめなのが、こちら。ポルトガルのリスボンでチェーン展開中のアイスクリーム屋さん、Gelato Davveroのアフォガート。
アイスクリーム屋さんなので、様々な種類のアイスが所狭しと並び、迷う幸せを味わえます。真剣に吟味しているところで、ふと壁のメニューに気づき、「アフォガートならドリンクとアイスが同時に楽しめるじゃないか」。
…その日は秋にも関わらず、とても暑かったのです。多少血迷った結論に至っても仕方ない。
「アフォガートお願いします!」と元気に注文。
「アイスはどのフレーバーにします?」「…?」
なんと。自分の好きなアイスをアフォガートにしてもらえるとのこと。アフォガートってバニラ味だけではなかったらしい。
気になっていたチェリーとクリームのアイスクリームで作ってもらったこのアフォガート、クリームがとても濃厚。ところどころ混ざってるチェリーの甘酸っぱさが良いアクセントです。エスプレッソの苦味も感じられますが、コーヒ牛乳しか飲めない人でも大丈夫。とろりと蕩けるアイスクリームを掬って食べて、アイスが溶けて混ざるエスプレッソを一口。甘いけれど、べたつかない甘さ。素晴らしい。食べ終わっても、強すぎるコーヒーを飲んだ時の胃痛がしない。素晴らしい!
後で聞いた噂によると、リスボンで一番おいしいアイスクリーム屋さんだとか。すごく納得。
再訪必須。次はどのフレーバーにしようかな!