飯テロのおもひで・61 パンネンクーケン
こんにちは。
世界食べ歩きの思い出シリーズ・その61はオランダ名物パンネンクーケンであります。既出のポッフェルチェと並んで、名物とか言ってる癖に観光地以外では基本見つけられない名物であります。
オランダ語でパンネンクーケン、英語ではパンケーキで、一応ホットケーキの親類です。遺伝子的に人間とイルカくらいの近しさでしょうか。ちょっと厚めのクレープ生地に粉砂糖が塗してある、という表現が一番近いかと思われます。
家庭料理にカウントされているのか、キッチン用品売り場ではパンネンクーケン専用フライパンとかミックスとか売っているのに、普通の街中ではパンネンクーケンそのものは影も形も無い幻のメニューです。
味については、可も無く不可も無く。普通のパンケーキ(かなり薄め)です。量もそこそこ、癖も無いので、どなたが食べても、たぶん特に問題は無いです。出来立てで食べないと美味しさが9割減するので、お土産には不向き。その場でさっさと食すのが正解です。
ベーコンとチーズ入りを注文したような気がするのですが、なぜか粉砂糖が見えるような。「ごっめーん☆間違えちった」という店員さんらしき声が記憶の片隅を過ぎったので、多分これはしょっぱい系だったと思われます。甘い系としょっぱい系がコラボした一度きりの奇跡のメニュー、これはこれで案外いける味だったような気がします。これぞオランダクオリティ。よくある話ですね。深いことを気にしてはいけない。
ええと。写真右上に見えるナイフとフォークはわざわざ写真の為に突き刺した訳では無いとだけ弁明しておきます。
オランダの屋台他では、ナイフとフォーク、もしくはスプーンが突き刺さった状態で提供されることがほとんどです。刺さり方が甘いと、即自由落下するので要注意です。