小説/黄昏時の金平糖。【タイムレコード0:07】#22 絵日記
宵宮氷 6月3日 金曜日 午後7時05分
静岡県 紅無町(くれない) じいちゃんの家
ベッドに寝転がって、日記帳を開いた。今日は、このページ。
字の練習も勉強を好きにさせるのも兼ねて小学6年生から始めた。
もともとはわた、わらべ、わさび、俺でやっていた、みんなで一つの絵を描いて、一文ずつ今日のことをまとめる「絵日記」から来たのだ。
あの絵日記は、今も俺が持っていて、本棚に入ってる。
枕で日記帳を開いて、鉛筆で書き始めた。
─今日は日直だった!ごうれいかけたらみんなが返事してくれるのが、つながれてる感じがしてすごく良かった!給食は、教室でみんなで机をくっつけて食べた!カレーってやっぱりおいしい。帰り道の空はまだオレンジじゃなくて、夏が近づいたなって感じがする。夏になったら早くわらべに会えるし、みんなにもきっと会える。その日をもくひょうに、おれは明日もがんばるぞー!!!
びっくりマーク三つも付けちゃった。
完成した日記を読み返して、小さく笑った。
、、、今日もすごく、いい日だったな。
続
最後まで読んでくださってありがとうございます!
450字と今回はだいぶ少なめでしたね笑。
すみません(((・・;)
次回も楽しみにしてくれると
みかんづめが喜びます笑!
楽しみにしててください!
それじゃあ
またね!