「何者か」になりたいオタクのあなたへ
オタクになれば何者かになれる?
何かに夢中になっている人間は
シンプルに楽しそうに見えます。
人生を謳歌しているようです、
ある意味、輝いて見えます。
ぼくは、オタクになろうと思って
オタク沼に入ったわけではないですが
オタクの人達がある意味
羨ましく思っていました。
「何者か」でないままでいることの苦しさ
学生の頃のぼくは、
「若いっていいわね、羨ましい!
何にでもなれる可能性がある!」
と言われることが多かったですが、
ちっとも嬉しくありませんでした。
あまりに多すぎる選択肢は
選ぶことができないので、
何も選択肢がないのと同じです。
(少なくとも実感的には)
もちろん、多くの人間は
「何者か」になることは諦めて
平平凡凡と生きることを選択します。
なので、「何者か」にならない、
という選択肢も十分に存在します。
ただ、
「平平凡凡と生きる」
という人生の難易度は現代、
かなり高いものになっています。
「自分は◯◯な人間です!」
という確固たる軸を持っていた方が、
人生、楽に生きられる、
と思っています。
Z世代の8割が「推しがいる」時代
SHIBUYA109 Lab.さんによる
「Z世代のヲタ活に関する意識調査」
(https://shibuya109lab.jp/article/220712.html)
では、なんと、Z世代の
82.1%がオタク
という結果がでています。
オタクバッシング
されていた時代ならともかく、
8割がオタクの時代では
オタクであることは
別に特別なことじゃないです。
オタクになるだけでは
「量産型」から抜け出せない、
という事実があります。
なので、「何者か」に
なるのであれば
「オタクになる」だけでは不十分です。
「オタクの中の何者か」に
なる必要があるのです。
ここで、オタクの中の何者かになろうとして
苦しくなってしまう例を
いくつか紹介します。
オタクの中で「何者か」になろうとして苦しくなる例:
スペックで勝負する、マウントとろうとする
・マウントのためにグッズ買い漁る
・課金額やソシャゲイベ順位を自慢する
・いいねやインプ数のためだけに投稿する
スペック(数字)で勝負するのは
非常にわかりやすい分、苛烈な競争になります。
スネ夫のように、
小学校という狭いコミュニティなら
いいですが、
ネットを見れば
すぐに「上には上がいる」ことを
思い知らされることでしょう。
これがマウント・見栄のためではなく
自分が心からほしいなら
そうすればいいと思います。
「上には上がいる」けど、
「自分が楽しいからこれでいい」と、
素直にそう思えるからです。
ですが一般的に
マウントのためにスペックで勝負するのは
一時的承認欲求は満たされても
中長期的には生きづらくなります。
オタクはこうあるべき論を押し付ける
「オタクならこの作品は見るべき」
「オタクならこのくらいお金・時間かけるべき」
「オタクならこういう行動は控えるべき」
自分の美学として
黙って実行する分にはOKです。
それを他の人に押し付けると
問題が出てきます。
8割がオタクの時代。
1つの「こうあるべき」ルールを
当てはめるにはあまりに人口が多すぎます。
8割という数字は、
多様なオタクがいるという事実を
受け入れざるをえないレベルです、
受け入れてないと、イタいレベルです。
オタクの中で「何者か」を目指すならオススメな例:
このテーマは自分の中でも
模索中の分野です。
現時点で、すぐにできて、
効果もあがるだろうなぁ、
と思うオススメ例を
いくつか挙げさせていただきます。
キーワードは「貢献」です
「貢献」といっても、別に
難しいことじゃないです。
あなたが比較的得意で
ちょっとしたことです。
無理せず楽しく課金する
マウントのためでなく
自分が無理なく楽しめる範囲で
課金することです。
そのお金がコンテンツを
支えて、あなたがまた
課金したくなるものを
提供してくれます。
好循環が生まれます。
一人ひとりは少額かもしれませんが。
そういうオタクがいなければ
世の中のあらゆるコンテンツが
成立することはありません。
こういう図式を腑に落ちて
黙って課金を楽しめれば
コンテンツにとって大きな貢献です。
こういうオタクは目立たないですが
同じオタクから見れば分かります。
覚悟というか凄みが
にじみでているからです。
普通に尊敬されるオタクになります。
積極的に自分から声かける
オタクは内向的な人が多いです。
言い換えれば、
「相手から話かけられているのを
待っているオタク」
が多いのです。
我々は、ギターを抱えて学校行って
話しかけてもらうのを
ひたすらに待っている、
ぼっちちゃんみたいな生き物。
もし、あなたが外交的タイプ、
つまりどちらかというと
声かけることが多いタイプなら
「元気?」
「どしたん?話聞こか?」
「ご飯(飲み)行かない?」
と声をかけてみましょう。
(あなたが負担にならない範囲で)
内向的なオタクはそれだけで
めちゃくちゃ嬉しいものです。
社交力があるオタクは
希少価値が高いです。
話があいそうなオタクとオタクを
引き合わせてくれるコネクター的
立ち回りができる人は
どのオタクコミュニティに行っても
重宝されるでしょう。
オフ会を企画する
もしあなたが、企画モノが好き、
新しいことをやるのが好きな
タイプなら、オフ会を
企画してみるのも一案です。
今、SNSや出欠ツールで
無料でカンタンに
オフ会募集できる時代です。
自分よりも歴が長く
自分よりもガッツリ課金して
自分よりもどっぷりオタクな相手に
「主催と参加者」という
関係を作ることができるだけでなく、
長く付き合えるオタク友達を
作りやすい環境も手に入ります。
手前味噌で恐縮ですが、
ぼくは10年アイマスオフを
主催しています。
10年と聞くとすごいですが、
当初は、
「集まらなかったらやめよう」
くらいの軽い気持ちで
スタートしたのが正直な話。
もっと軽率に
オフ会は開催されるべきだと
思います。
オン会を企画する
今の時代は
オフ会よりもオン会の方が
需要があるかもしれません。
Twitterのスペースや
Discordでカンタンに企画できます。
単なる雑談会でもいいし、
一緒にゲームするとか、
卓ゲとか、
Netflix Party(同時視聴)とか、
いろんな形でオン会も
主催されています。
オフ会の方が1回で
一気に仲良くなれるけど
距離や場所の制限があります。
オン会はその点気軽に
参加できるので
リアルで会うことに
こだわらないならオススメです。
創作する
絵を描く、SSを書く、
noteやはてブで考察を書く、
歌ってみたや弾いてみた、
音楽や動画作ってみる、
オタクを楽しませるため、
界隈を盛り上げるため、
(そしてちょっとの承認欲求を満たすため)
これらの創作行動はとてもオススメです。
創作系は技術のハードルはありますが
やればやるほど経験値となっていきます。
自分の肌にあっていれば
一生の趣味として
楽しむことができるでしょう。
これらの行動↑をする人を応援(プロデュース)する
上記のこれらの行動は
ネットやサービスが充実した現代では
かなり手軽に実行できます。
無料〜少額からスタートできるので
物理的ハードルはそこまで高くありません。
しかし、実際に行動を起こそうとすると
なんとも言えない抵抗感を感じ、
一歩に踏み切れないことが多いです。
・なんとなくこわい
・何か取り返しのつかないことになりそうな気がする
・反応がなかったらどうしよう?
・このやり方で本当にいいのかな?
という、心理的ハードルに直面します
そして、ここで実際に
9割の人が行動を起こさずに
終わってしまいます。
行動を起こさずにいるから
「何者か」になれないのですが・・・
なので、
この「技術的・心理的ハードル」を
超えるためのサポートを
する人も大きな「貢献」になる、
とぼくは考えています。
くぎゅう10は今後
ここを頑張っていこうかなー
と思っていますので。
「ちょっと背中押してもらいたい」
「話聞いてほしい」
という人いたら
お気軽にリプください(@kugyu10)
匿名で質問したい方は
マシュマロもどうぞ↓
それでは。
くぎゅう10