子育て中でも、やりたいことを諦めない。
【親になったらやりたいことはできないの?】というテーマについて、ゲストを迎えて語ってもらうというインタビュー企画を考えました。
第1回は、『コーチング』をやりたいことに据え、子育てとの両立に葛藤しつつも、やりたいことを仕事にされている、元看護師の川添 朋恵(かわぞえ ともえ)さんと語り合いました。
今回はその後編です。主に、「子育て中でも、やりたいことを諦めない」ことについて、ざっくばらんに語っていただきました。
動画はこちらから
前編
中編
①”育児×やりたいこと“との向き合い方
釘丸 涼(以下、くぎまる):僕が一番モヤモヤしてるのが、「今、あなたは大変な状況なんだから、何とか頑張って乗り越えて」っていうメッセージの裏に、「今は我慢の時だよね」っていうのが隠れているなと感じていて。
もっと言うと、「今、あなたがやりたいことができないのは、しょうがないよね」的な、「諦めのメッセージ」が含まれているように解釈してしまう。
――でもさ、それは違うんだよ。
大変なのは分かってるよ。その厳しい現実も分かってる。
でも俺は、『その大変の中でも、やりたいことをやりたいんだ』っていうアンチテーゼを、世の中に叫びたい。そして、その答えを見つけたい。
たても:なるほどねー。
――その、”大変”っていうのは、今目の前にあるのが“育児“なだけで、これからもやってくるわけじゃないですか。
大変なことってきっと、例えば”介護”だったり、自分ではどうしようもできないことで自分の時間が奪われるってことは、ザラにあると思うんです。
だから今は、『時間のコントロール』だったりとか、『自分の人生の軸を決める』ことだったりを、訓練されている時期だと、私は思っているんですよね。
くぎまる:今は大変なのが“育児“だけども、それが“介護“になったり“仕事“になるかもしれないし、”病気“になるかもわかんない。
ただそれが、今は”育児“なんだってことですね。
②子どもがいる中でもやりたいことをやるには?
たても:人生の流れで見ると、『育児と仕事』両方を頑張りたい時期が被りすぎている』なと。
くぎまる:それ、めっちゃ言いたかったやつ!
たても:くぎさんはどうやって時間作ってるんですか?
くぎまる:僕の場合は、1人の環境を作るですね。
うちは、20時には布団に入るようにしていて、そのために、19時、18時、17時、16時、15時、14時台に、何をしなければならないのかを、逆算して考える。
自分のやりたいことは、子どもが起きる前の早朝にやっています。
たても:その今のペースで、なにが嫌なの?
くぎまる:子どもがいる時もやりたいことをやりたい。
早朝の子どもが寝ている時って、環境的には子どもが生まれる前と一緒じゃないですか。
たても:めちゃくちゃMAXでできる範囲の時間を取っていて、かつそれ以上にやりたいってことね。
くぎまる:そう。誰しも一回ゾーンに入ったら、3時間くらいは集中できるじゃないですか。
でも、子どもがいたら途中でチャチャが入って、その集中が切れてしまう。そこからまた集中するのに時間がかかって…みたいなことが、僕はめちゃくちゃストレスなんですよね。
たても:「10分の細切れが6個」と『1時間』って、全然違いますもんね。
くぎまる:子どもがいる中でもやりたいことをやるにはどうしたらいいんだろう。これ、そろそろ答えを出した方がいいと思うんだよね。
たても:これについては、かれこれ私は1年ぐらいで、くぎさんは多分2年ぐらい悩んでるんじゃないですか?
くぎまる:うん。もうね、そろそろ助けてほしい…。
たても:私は、スケジュール化しちゃうと絶対に上手くいかなくて、うまくいかせようとすると悪く働いちゃう。それで自分を嫌いになったりもした。
なので、まずはスケジュール化をやめました。
あとは、解決策にすがらない、期待すらしない。目先のことに振り回される自分がいなくなったら、すごく楽になったので。
これらによって、望んでいた未来が手に入ったわけじゃないけど、心の持ち方とか物事の捉え方が変わったことによって、子育ての生活は苦ではなくなりました。
くぎまる:なるほど。辛かった時とそれを乗り越えた時の違いは、結果とかアウトプットは変わらないんだけども、その捉え方が変わったってことですね。
たても:そうですね。『プロセスをいかに捉えられるか』によって、自分の心の持ち方とかは変わりますね。
くぎまる:やっぱりそうなると、自分を理解したり、コーチングを受けたりってのは、子育てにおいても、すごく大事なことなんじゃないかなと思います。
たても:そうなんですよ。だから私はコーチングをもっとみんなに伝えたいし、育児で疲れてるからこそ、コーチングがみんなに届いてほしいなとすごく思います。
③親になったらやりたいことってできないの?と感じている方へ
くぎまる:これを見てくださっている方々の中にも、たてもさんと同じ境遇であったりとか、悩みとか、抱えていらっしゃる方も多いと思うんですけど、そんな方へ、たてもさんからメッセージを送っていただけたらと思うのですが、改めて、どんなことを伝えたいですか?
たても:そうですね…
『親になったらやりたいことはできないの?』って思っている時点で、やりたいことはきっとあって。
それに対してできない状態に葛藤している方が、こういった言葉が出てくるのかなと思います。
その葛藤って、ほとんどが自分にかけてる言葉でしんどくなる方が多いんですよね。「なんでこんなことできなかったんだろう…」とか、「あー、またこんなことしちゃった…」みたいなのが、きっと多いと思うんです。
でも、「今の状態でもすごいんだよ」って誰かに言われても、問題は解決しないと思うんです。なので、気持ちは楽にならないかもなんですけど…
それでもやっぱり、自分は本当にすごい状況で、自分の命とは別の命を毎日守っていて、すごいことやってるってことも事実なわけです。
なので、一番伝えたいことは、何かを否定するのではなく、まずは頑張ってる自分を認めてあげてほしいなと思います。
そこからは、『捉え方を変える』こととか、『自分がどうしたら心穏やかにいられるか』っていうところに、向き合っていくことが大事だと思います。
誰も褒めてくれないし、誰も認めてくれない。誰も見てくれない。
育児は、仕事とか学校とかとはまた別の話。
褒められるために頑張ってるわけじゃないんですけど、それがないからしんどくなっちゃうこともあると思うので。
くぎまる:ありがとうございます。
もうね、褒めましょう。こういったことを発信して、皆さん頑張ってますからと言いたい。
たても:そこから見えてくるものもきっとあると思います。しんどくなっちゃってたらもう視野も狭くなっちゃうのでね。ぜひ、自分を認めてあげてください。
④コーチングサービスについて
くぎまる:『自分を認めてあげて』というお話でしたが、そのために、コーチングを受けて客観的な視点を取り入れながら、自分を理解するというのは、非常に意味のあることだと思っています。
そんなわけで、コーチングのお仕事をされているたてもさんから、たてもさんのコーチングのサービスについてPRしていただけますか?
たても:ありがとうございます。
私は、コーチングを「受けたい人」と『学びたい人』との両方にサービスを提供しています。
なので、うまく言えないけどなんかモヤモヤする…みたいな気持ちのところは、「継続コーチング」でお話できますし、
『コーチング自体を学びたい』、『資格を取りたい』っていう方は、『TCS(トラストコーチングスクール)の講座』を提供できますので、何かちょっとでもお話してみたいなっていう方がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。
また、看護師の経験も長いので、医療に特化した”医療のマネジメント”というサービスもあるので、医療従事者の方もお気軽にお声がけください。
くぎまる:ありがとうございます。
って感じで、あっという間に1時間経っちゃいましたね。まだまだ話は尽きないんですけど、この辺で一旦締めたいと思います。
ということで、今回のゲスト、川添 朋恵(かわぞえ ともえ)さん、ありがとうございました!
たても:ありがとうございました〜!
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