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#57 醤油のまち野田市【美術館】

最初この美術館の名前を見たとき、「え?なんて読むの?」と戸惑いましたが、現地を訪れて理解ができました😅
茂木さんは、本家と分家を明確に分けているのですね。

【茂木本家の歴史】
茂木家の祖先は、遠く美濃の土岐家から清和源氏まで遡ることができるが、その子孫真木玄蕃頭頼徳は豊臣秀頼傘下の武士であった。
頼徳(大阪夏の陣で自刃)の息子が茂木本家初代七左衛門となる。当時まだ幼かった息子は、母しげ(頼徳の妻)に連れられて野田に移り住む。そして、しげは生計を立てるために味噌造り(後に醤油醸造に転じた)を始めた。
大正6年、茂木本家を始めとする茂木六家と、茂木家より古くから醤油醸造を行っていた高梨家、堀切家が大同団結して野田醤油株式会社が設立。後にキッコーマン株式会社となった。

美濃の土岐家は、大河ドラマ「麒麟が来る」で尾美くんがやっていたので記憶にありますが、由緒正しい武士の家柄だったのですねー!

【茂木本家美術館】
若い時から美術を趣味としていた十二代七左衛門が、コツコツと収集してきた美術品を多くの人に鑑賞してもらいたいという願いから、美術館を設立することになった。

前回までの記事はこちら⬇️

Googleマップの航空写真やローカルガイドの写真で見て、とても素敵な建物のこの美術館が前から気になっていましたが、やっと来ることができました‼️

茂木本家ミュージアムオブアート、略してMOMOA
ロゴは、醸造醤油に使われてきた「くしがた」印を現代風にアレンジしたもの
こじんまりとしているがおしゃれなホール
一応予約制だったので予約して行ったのだが
予約なしの来館者もみんな普通に入れてた💦
ホールにある「自然の絵」だそうです。
窓から見えるのは茂木本家の蔵とシマサルスベリの木。
ギャラリーもこじんまりとセンスよくまとまっています。
富士山の絵を中心に展示されているギャラリー
「富士山軸」と呼ばれる天井の窓
天井の窓は
富士山と筑波山を結んだ線と平行にきられているそうです。

私がこれまで見てきた美術館やギャラリーは、窓のない密室空間が多かったのですが、そういった意味ではこちらの美術館はあちこちに窓があるので明るく、凝ったデザインだなと感じました。
もちろんすごく気に入りました!!

絵と同じ高さに額縁のような窓があり
庭のサンシュユの木がよく見え、エントランスから見た庭とは
また違った趣を楽しめる設計になっています。
コラムコート。
白い円柱(コラム)が美しい空間。
コラムの白さが突き当たりの作品とのコントラストを
いっそう引き立てています。
正面に見えるのは稲荷神社。
部屋の中心と神社の中心が一致して、土地の今昔が
精神的につながっています。
創立者のお気に入りの作品を集めた部屋
今回の企画展
浮世絵のために特別にデザインされた展示スペース。
なぜ遮光カーテンで仕切られているのかと思いましたが、
作品の鮮やかな色の保護のためだそうです。

後から入ってきた老夫婦の奥さんが、ご主人に「時計回りよ」と促していましたが、今ブログを書いていて、リーフレットにそう書いてあることに気が付きました💦。私、反対回りで見てました、、、
リーフレットって、受付でもらったらまず最初に読んでから行動しないとだめですね(せっかちなのですぐ体が先に動いてしまう私…)

やはり昔の場所を描いた作品て面白い!
王子不動の滝
昔の日本は不便だけど、風情があってなんとなくいいなぁ〜
カフェがもうちょっといい感じだったらお茶しようと思ったけど
スタッフも客も誰もいないし、ちょっと座りづらかった😥
カフェから中庭に出て稲荷神社を案内されました。
建物の外観も凝っていますね☺️
外壁が瓦になっていて、窓ガラスも鏡のように反射してます。
中庭から見た外観。正面に見えるのがコラムコート。
左に見える煙突のようなものはタワー。
中に入って見上げると月が見えるそうです。
本家の蔵と質素な庭園
稲荷神社
キューンとくるかわいい狛犬
見所は手水舎の屋根の下にある彫り物
これは狐の嫁入り
これは…なんだろう?

【今回のまとめ】

美術館によく行く割には、相変わらず美術品の事はちんぷんかんぷんのど素人です💦でも、美術館のこの空間が好き❗️
カフェがちょっと期待はずれだったけれど…。でもわざわざ野田まで来て良かったと思えるような素敵な美術館でした!
反省点は、「リーフレットは先に読む❗️」

続きはこちらから⬇️

【参考資料】美術館でもらったリーフレット











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