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#13 館林市の文化財【たてもの探訪】
つつじが岡公園を後にして、つつじが岡第二公園へと移動。
移動途中に尾曳(おびき)橋から城沼の風景を少し眺めてみる。
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ここを要塞としてこのあたり一帯は、その昔館林城(別名、尾曳城)があったようだが、当時の面影はほとんどなく遺構も残されていない。
公園の敷地内にあるのが『旧秋元別邸』
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館林藩最後の城主、秋元氏ゆかりの和風建築物で、明治末期に館林城八幡郭(はちまんくるわ)に建てられた。
中を見ることはできないが、離れ座敷に茶室と洋館がある。
気になったのは、屋根瓦の少し丸みを帯びた造り
(後日知りましたが、むくり屋根というらしいです)。
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ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくる建物を連想する。
文化財や建築物が好きな人なら興味深い建物!
知識はないが歴史的建造物から近代の建築物まで、わからないながらも見るのは好きなので、ちょっと変わったデザインは楽しめる😊
観光協会の人にもう少し情報が知りたくて問い合わせてみると
「大正時代の建物で、当時は和洋折衷の建築が流行っていた」
くらいしかわからなかったが、丸い窓やアーチ状の屋根もおそらく当時の西洋風デザインを取り入れているのかもしれない
(箱根の富士屋ホテルは和洋折衷の代表的な建築物)
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ここは実際に生活していた住居ではなく別荘的な役割らしい。
ツツジや花菖蒲、紅葉などが植えられて季節の花を楽しむこともでき、館林の迎賓館としての役割を果たしているそうだ。
しかしながら芝生の足元に、小蠅のような虫が大量に飛んでいて歩くのに気になった😓(夏の見学は虫除け対策必須)
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建物についてのパンフレットや説明文があまりないのが残念😥
そしてすぐ近くの、第二資料館に移動。
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ここには『旧上毛モスリン事務所』(群馬県指定重要文化財)と『田山花袋旧居』(館林市指定史跡)が無料で公開展示されている。
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群馬県には富岡製糸場もあった関係で、昔から毛織物工場も発達していたようである。
建物の中には、館林の簡単な年表や美智子上皇后の祖父、正田氏が乗っていた馬車など展示されていたが、私の興味はそこではなく洋館のつくり😅
ここの見所は、木造2階建ての洋風建築発達当時の技法。
尺貫法を用いた入母屋造りで、内部構造は小屋組を基本とした和風の建物で、シンメトリー式(左右対称)の外観、張り出しの浅い屋根、上下開閉式の窓、柱・階段の手すり・天井などに見られる意匠等に洋風建築の要素がみられる(公式ホームページより抜粋)
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くぅ〜っ!!😆どれを見てもテンション上がる〜⤴️
外には受電室の壁の一部が…
やっぱり西洋風ってこの当時はアーチ状だったんだね
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同じ敷地内には小説家の田山花袋が幼少の頃、8年間ほど過ごしたという住居が展示されていた。
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江戸時代後期に、館林城内の総郭に建てられていた武家屋敷。
あいにく中は入ることができないが、こまめに修繕しているらしく良い状態で保存されている。
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館林の文化遺産巡りはまだまだ続く・・・
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