久我レイジのひとり語り【第四幕】スマホ撮影からVR撮影へ!新たな映像表現と編集技術への挑戦
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どうも、久我レイジです。
今回は「久我レイジのひとり語り」第四幕をお届けします。
⬇️久我レイジのひとり語り【第五幕】はこちらから
これまで第一幕から第三幕までは、スマートフォンを使って撮影してきたことをお伝えしましたが、やっぱりスマホ撮影には限界があります。
そして、人間は欲深い生き物。できなかったことができるようになると、さらに上を求めてしまうんですよね。
そこで、ついに手を出したのがVR機器です。
これを使うことで、首や腕の動きなど、スマホでは再現できなかった細かい演技が可能になります。その結果、演技の幅が大きく広がるんじゃないかと思い、VR機器を導入することにしました。
スマホからVRへ進化!「クロスロード」で挑戦する新たな映像表現
ただ、VR機器は遊ぶだけで使うにはなかなか高価です。僕が現在使っているのは「Meta Quest2」
これはメタ社が出しているVR機器のシリーズのひとつで、もう1年以上愛用しています。
今は「Meta Quest3」や「Meta Quest3S」といった新モデルも出ていますが、僕が手にした当時Meta Quest2が最新でした。
価格はというと、64GB/256GBの2モデル展開で、前者が3万7180円、後者は4万9280円。正直、気軽に買える金額ではないですよね。
だから、メタバースで活動している人でも、PCやスマホを使う人がまだまだ多いんじゃないかなと思います。
僕自身も、この価格の壁があって、最初は購入をためらいました。しかも、VR機器は新型が次々と出るので、買うタイミングも難しいですよね。特に僕の場合、レンタルしてからすぐに新モデルが出たので、なおさら、買わなくて正解だったなと思いました。
VR機器選びのポイントとレンタル体験談
そんな悩みを抱えた僕が選んだのは、VR機器を「レンタルする」ことでした。この選択肢はあまり主流ではないかもしれませんが、僕にとっては大正解。
レンタルにはいくつかのメリットがあります。
たとえば
• 高額な機器を割安な料金で試せる
• 故障しても保証サービスで交換してもらえる
• 新モデルが出たときに、すぐに乗り換えられる
僕の場合、約2年間レンタル料金を払い続けると、自分のものになるプランを選びました。購入より割高になりますが、結果的に納得できる使い方ができたと思います。
また、VR機器は体に合う・合わないがあるので、まずレンタルで試すのは正解だと思います。たとえば、VR酔いという問題があって、僕はそこまでひどくはないものの、疲れているときに使うと酔ってしまうこともありました。
こういった相性を確かめるには、レンタルという選択肢が便利でしたね。
VR撮影の課題と学びの日々
いよいよ「クロスロード」第4話から、VRを使った撮影が始まったわけですが、ここからが本当に大変でした。スマホ撮影の経験がほぼ役に立たず、すべて一から学び直しでした。
まず、VR機器を使うことで、これまで以上にリアルな人間らしい動きが表現できるようになりました。特に口や手の動きが自然になり、演技に深みが出たんです。ただし、問題も発生しました。
声優さんの音声とアバターの口の動きを合わせる作業が、地獄のように大変だったんです。
VR撮影と編集で直面した課題とその解決の試行錯誤
最初のやり方としては、蒼月樹莉愛さんに台本を読み上げてもらい、僕がそれを復唱する形で撮影を進めていました。これ自体は難しくないんですが、編集段階で苦労しました。
僕の喋るタイミングや間と、声優さんが台本を読んだ音声が、どうしてもズレるんです。このズレを編集で合わせるのが本当に大変で、4話と5話を仕上げるまでに膨大な時間を費やしました。
具体的には、僕が喋った音声とアバターの口の動きをベースにして、声優さんの音声を一つひとつ手作業で調整していく必要がありました。
この作業が終わらないと、次の回の撮影に進めないので、かなり苦労しました。
まとめ
最近ではAIのリップシンク機能も進化しているので、今ならもっと楽にできるかもしれません。でも、当時はそんな技術があったことも知らなかったので、ひたすら地道に作業するしかありませんでした。
そして、6話と7話では、ついに新しい手法に移行することになります。
この新しい手法については、次回の「久我レイジのひとり語り」で詳しくお話ししようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!次回もぜひお楽しみに!
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