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【米国市場】米国株はDeepSeekショックから反発、住宅価格と消費者信頼感指数について

1月28日の米国で発表された経済指標について解説していきます。


S&Pケースシラー住宅価格

S&Pケースシラー住宅価格は、4.33%と市場予想よりも上回りました。

・S&Pケースシラー住宅価格:4.33%(結果)・4.24%(予測)・4.23%(前回)

米国の住宅価格は借入コストの上昇にもかかわらず、引き続き上昇しました。

このデータは、30年固定住宅ローン金利が低水準から上昇し始めた11月までの3カ月間を反映している。この期間、売り出し物件の増加により買い手の選択肢が広がり、住宅購入契約も増加した。しかし、2024年1月に入り、30年住宅ローン金利は7%を超え、借入コストの上昇が需要を圧迫。

コンファレンスボード消費者信頼感指数

消費者信頼感指数は、104.1と市場予想よりも下回る結果となりました。これは前回の109.5よりも下回っています。

コンファレンスボード消費者信頼感指数:104.1(結果)・105.7(予想)・109.5(前回)

トランプ大統領の関税を課すことでインフレが再熱する可能性があると市場は予測しておりました。また、アメリカ市場ではインフレが根強く存在しています。この2つから市場は消費には抵抗か生まれてきているようです。

すでにカナダとの取引で新期受注を断られている現状で、今後商品の価格が上がる可能性があります。

米国債

・米2年国債利回り:-0.38%(前日比)・4.189(1/25:7時現在)
・米5年国債利回り:-0.62%(前日比)・4.318(1/25:7時現在)
・米10年国債利回り:-0.62%(前日比)・4.521(1/25:7時現在)

米10年国債利回り

1月30日にパウエル議長が3月の利下げが確実に選択肢にあることを示唆することを期待して米国債に強気相場になりました。

また、DeepSeekショックにより一時的に米国債利回りが上昇しましたが反発したことも要因で米国債利回りが下落しています;

明日の連邦準備制度理事会(FRB)にて政策金利に発表やパウエル議長の発言が注目されており、その結果では米国債利回りが大きく動くようになります。

トランプ大統領の関税を課す動きは、インフレを再熱し利下げができなくなる可能性がありますので、FRBがどんな考えを持っている市場が知る機会です。

米国株式市場

  • NYダウ :0.32%(前日比)・44,850(終値)

  • NASDAQ:2.03%(前日比)・19,733(終値)

  • S&P500 :0.92%(前日比)・6,067(終値)

S&P500

1月28日の米国株式市場では、世界的なDeepSeekショックで前日下げたS&P500とナスダックが反発しました。
半導体関係の企業に対して今後もDeepSeekの影響は残りようになるかと思います。最先端のチップがなくてもChatGPTと同等のチャットボットを作ることを可能にし影響があるためです。

DeepSeekに関して詳しくは下記をご覧ください。


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