アメリカ経済で重要指数と中東紛争の激化!原油とドルは上昇・米国株は小幅安!
アメリカ経済は好調で9月のADP雇用者数は良い数字であったことを受けドル金利が上昇しいたしました。
ISM非製造業指数の発表より
ISM非製造業指数が発表され、予想を超える良好な数値になりました。先月から3.4上昇して54.9となり、景気拡大を示す50以上の値を3ヶ月間継続しました。また、2024年で一番大きな数字であることからもアメリカ経済の好調であることを示しています。
アメリカ経済について
ISM製造業指数では下落しておりますが、アメリカ経済の80%近くはISM非製造業指数なので改めてアメリカ経済の底堅と景気の良さがでました。
明日の失業率は、9月のADP雇用者数の数字とISM非製造業指数が良好なことから、失業率は4.2%ほどになってくるのではないこと予想できます。
大規模なサービス部門(ISM非製造業指数)が引き続き景気拡大の支えとなっており、雇用関係の数値の安定から、11月にFRBが0.25%の利下げを行う可能性が高まっています。
米国株について
今月発表される指数で、ISM製造業指数の数値はイマイチでしたが、ISM非製造業指数とADP雇用統計の数値は良好でした。これだけ見ると米国株は上昇していくように思われますが、そうではありませんでした。
米国の雇用統計は8月に予想より下回り、過去2カ月の雇用統計も下方修正されたことから、10月4日に発表される雇用統計は労働市場がさらに弱まっているかどうか手がかりになります。
また、9月末ごろから米国株は小幅安が続いております。その大きな要因は中東紛争の激化です。
イランとイスラエル両国の関係が悪化しており、戦争状態になるのではないかと危ぶまれています。その影響もあり、米国株が下落しております。また、イランの原油施設や原油輸出にも問題が出てくる可能性を危惧し、原油が上がっている状況です。さらに多くの国を巻き込み、世界のエネルギー輸送に支障をきたす可能性があると懸念しています。
他にも、東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者のストライキの影響で今後の米国株は不透明です。ストライキが長引けば多くの産業に重くのしかかる恐れがあるほか、11月の大統領選挙にも影響が出るでしょう。
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