【米国市場】尹錫悦大統領が戒厳令が市場にはハプニング!さらにまさかの円安へ!

--韓国の尹錫悦大統領が戒厳令を発令--

韓国の尹錫悦大統領は、昨夜戒厳令を発令いたしました。国民の激しい反発と、戒厳令の廃止を求める異例の全会一致の投票により、約6時間後に撤回された。

尹大統領は、「反国家勢力」と北朝鮮の同調者から国を守るためのものだと発言、戒厳令を発令しました。尹大統領は戒厳令を発動すれば野党が政権を麻痺させることを阻止することを主張。戒厳令を発令すれば、メディア統制・ストライキの禁止しようとしました。

戒厳令を発表してからわずか6時間で戒厳令を解除しました。これの理由は、300議席の議会の190人の議員が満場一致で戒厳令の解除を要求したからです。
また、国民からも戒厳令には強い反発が起こり、労働組合は違反の声が上がりました。

この影響により、Shares MSCI韓国上場投資信託は最大7.1%下落、サムスン電子株は最大7.5%下落しました。

--ウォーラー連銀総裁は、利下げに賛成--

ウォーラー連銀総裁は、FOMC会合での利下げに賛成していることを表明している。ウォーラー氏は、最近のデータからインフレ率が2%を上回って停滞することを懸念しているが、主要サービス分野の価格が現在の水準にとどまるか上昇する兆候は「見られない」と発言している。

ウォーラー氏は利下げに賛成してはいるが、「その決定は、それまでに受け取るデータが予想を上回る上振れを示し、インフレの進路に関する私の予想を変えるかどうかにかかっている」との発言もしている。

--米10月JOLTS求人件数--

・JOLTS求人件数:774.4万人(結果)・748.0万人(予想)・744.3万人(前回)

求人件数は、市場予想の748.0万人よりも大幅に良好で774.4万人となりました。
ボーイング、ゼネラルモーターズなどの人員削減の実施や計画がある中、先月から30万人ほどの求人件数は増加した。

アメリカ労働市場の底堅さが現れている。

--米国債--

・米2年国債利回り:-0.10%(前日比)・4.167(12/4:15時現在)
・米5年国債利回り:0.07%(前日比)・4.107(12/4:15時現在)
・米10年国債利回り:0.24%(前日比)・4.233(12/4:15時現在)

韓国の尹錫悦大統領は、昨夜戒厳令を発令したことにより、米2年国債利回りは乱高下しました。
その後、アメリカの底堅い労働市場の発表から利回りが上昇する場面もありました。

ウォーラー連銀総裁が12月の利下げに賛成していることを発表してから、米国債は全体的に下落の傾向です。

--米国株--

NYダウ :-0.17%(前日比)・44,705(終値)
NASDAQ:0.40%(前日比)・19,480(終値)
S&P500 :0.05%(前日比)・6,049(終値)

米国株式市場は概ね横ばいとなっております。これは12月の利下げを見極めようと、雇用統計やFRBの発言に身構えているように思われます。

・インテル:インテルはCEOを社外人材から選ぶ予定でおり、マーベル・テクノロジーのマット・マーフィー社長やケイデンス・デザイン・システムズのリップ・ブー・タン元CEOらを候補者として検討しているようです。

・メタ・プラットフォームズ:メタはデータセンターようの原子力エネルギーを求めている。この動きはアルファベットやアマゾンが原子力発電の開発に通しする動きに続くものです。

--為替(ドル円)--

円は現在複雑な動きをしている。

ドル円

韓国で戒厳令が起きたことにより、一時的に円が買われました。その後、戒厳令が解かれたことや、円の利上げが遠のくとのニュースが出始め円安に動くことになりました。

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