心の秘密
昔々、心の磨き方がわからないという少年がいました。
そこに天使が舞い降りました。
少年 「心の磨き方がわからない・・・」
天使 「取り出して磨いてみたら?」
少年 「取り出すって・・・」
天使 「君の見ているものは君の考えの投影。
君の目は映写機なんだよ。
君が見ているもので一番汚いところはどこ?」
少年 「うーん、トイレかなー」
天使 「そこが君の心の一番汚いところだね」
少年 「そうかなー・・・?」
天使 「そう思えないよね・・・それでいいよ。
まぁ騙されたと思って、トイレ掃除してみなよ」
少年は、家と学校のトイレ掃除をこっそりとしてみました。
トイレが綺麗になったとき、心も綺麗になっているような気がしました。
・・・翌朝、トイレは汚れていました。
少年 「トイレを綺麗にしても汚れてしまう・・・意味ないじゃん」
天使 「そうだね、意味ないね・・・」
少年 「そうだよ、こんなの意味ないよ」
天使 「だから意味は作れるんだよ!」
少年 「あっ!」
そのことに気付いた時から、少年は、毎日トイレをこっそりと磨いてみました。
トイレは汚されることを知っているその少年は磨き続けました。
トイレは汚れても、その少年の心の輝きはよどむことはありませんでした。
鈍刀を磨く我が心は輝く
心はいつもブルースカイ
随分前に、このお話は創作しました。
改めて、心というものは現実を映し出す物だと思います。
心、つまり、心理状態であるものが、現実を作りだしていきます。
今まで出来ていなかったこと、やっていなかったこと、避けていたことに目を向けて、せめて、目に見えているものから、手を付けていくようにしています。
日常の掃除や整理整頓ぐらいは、しっかりやっていきたいと思います。
小さな成功体験が夢の実現の近道を提唱しています。 子供の頃から、言語障害に悩み、人一番言語に関する興味・関心が強く、言葉を綴り続けて、気がつくと人前でセミナーやるようになっていました。