第7話:お弁当

朝、彼女がお弁当を作ってくれます。
その日は私の大好物、そぼろ弁当!

もう、テンション爆上がり。
子供のようにはしゃぎ散らかす。

完成したお弁当がシンクの角に置かれていた。

彼女がそれを持ち上げると、手が滑り角度を変えゆっくりと落ちていく。

その様子を、ただ2人で見届けることしかできなかった。

弁当箱が落ちただけなのに、いろんな感情が込み上げてきてとまらない。

悲しみ、絶望、喪失感、そして彼女の努力への罪悪感。

それを片付ける彼女の寂しげな後ろ姿は今でも忘れられません。


【文章構成】
・彼女が朝作ってくれる弁当
・大好物のそぼろ弁当で大喜び
・弁当箱が落下し溢れ出る感情
・朝は時間がないので片付ける彼女を後にする

あまりに文章設計が悪いものですから構成を練ってから物語を作る作業にとりかかるんです。

話が急に飛んだり、脱線したりしないこと。
相手が脳内で情景を思い浮かべられるのかがポイント。



たいへんありがとうございます。 かつてないほどの喜びです!