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信じていたもの

 毒母はわたしが産まれる前から、某信仰宗教の信者になり、入会してから1年後にわたしを授かったので、この宗教を本物だと思い込み余計にハマってしまったらしい。専業主婦だったので、朝から晩まで信仰宗教の活動ばかりに一生懸命だった。だから家に帰って来たら、その宗教で会っていた人たちの愚痴悪口ばかり聞かされたのだ。
 毒母は「自分は一家一族の分までがんばって宗教活動してるんだから、家事が出来ていなくても許されるんだ!」とかよく分からない事を言っていて、家の中は常に汚部屋だった。
 また、その宗教の本をわたしは小さい頃からたくさん読まされ、母が喜ぶので、宗教活動にわたしもハマって行った。そして気づいたら、宗教側にまで行動を管理され、学生の時は学校と宗教活動優先、社会人になったら仕事と宗教活動優先で、自由に友達と遊ぶことさえ許されなくなっていた。
 だから、実は友達がとても少ないし、どうやって友達を作ればいいかが今でもよくわからない。また母親にずっと行動を管理され、友達を作らせないようにされてきた。

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