
小説 みのもんたとひろゆきとずんだもんの異次元科学討論!
第1話: 謎の宇宙船と沈黙のラケルタ
ひろゆきの疑問 - 6500万年の空白
「いや〜皆さん、どうですか!ラケルタさんの話、衝撃的でしたね!」
みのもんたがいつもの調子で切り出した。3人は、都内にあるひろゆきのオフィスに集まっていた。窓の外には高層ビル群がそびえ立ち、眼下には忙しなく行き交う人々の姿が見える。
「6500万年前から150万年前まで、地球に誰も来てなかったって、さすがに無理があるっすよね?」
ひろゆきは、いつものように腕組みをして、冷静に分析を始める。
「ラケルタの祖先が高度な技術を持つまでは、気付かなかっただけって可能性、十分あるじゃん。なのに、150万年前のエロヒムを『初めて』って言い切るの、なんか怪しくない?」
ずんだもんは、頭のずんだ飾りを揺らしながら同意するのだ。「確かに、ラケルタさんの言い方、ちょっと引っかかるのだ。まるで、誰かにそう言わされてるみたい、なのだ!」
みのもんたは顎に手を当て、考え込む。「ふむ、ひろゆきさんの言う通り、不自然な点がありますね。それに、バリエラさんの話も気になります。地上人の精神的な成長を待っている、と。まるで、地球全体が何か大きな計画の中に組み込まれているみたいじゃないですか!」
ひろゆきは、モニターに表示されたラケルタの画像を睨みつける。「『人生は魂の成長のための修行』って考え方自体が、旧帝国による洗脳だったとしたら?ラケルタたち地底人も、ボクたちと同じように、地球に閉じ込められたIS BEなのかも。」
オフィスには、しばしの沈黙が訪れた。3人はそれぞれ、ラケルタの証言と、そこに隠された可能性について思考を巡らせていた。
ずんだもんのひらめき - 葉巻型宇宙船の影
「あ!そうだ、ひろゆきさん!200年前から土星の近くで観測されてる、葉巻型の物体!」
ずんだもんが突然、大きな声を上げた。
「あれ、ラケルタさんの話に出てきた宇宙船の形と一致するのだ!しかも、土星の衛星から土星に向かってるって、まるで何か目的があるみたい、なのだ!」
ひろゆきは、検索エンジンで「土星 葉巻型物体」と入力し、画像をチェックする。「確かに…言われてみれば、ラケルタの宇宙船と形が似てるっすね。土星の輪が、その物体の活動の副産物だって説もあるのか…。ありえないこともないっすね。」
みのもんたは、興奮した様子で身を乗り出す。「ラケルタさん達のコロニーは、地球、月、火星、そして木星と土星の衛星にあるって言ってましたよね!もし、あの葉巻型の物体がラケルタさんの宇宙船なら…」
ひろゆきは、冷静に分析を続ける。「仮にそうだとするなら、4つの可能性が考えられるっすね。①電子バリアが太陽系全体を覆ってる、②バリアは地球周辺だけ、③肉体ごとであればバリアの外に出られる、④エアルの話が嘘。個人的には、③が一番ありそうかな。」
ずんだもんは、不安そうな表情で尋ねる。「肉体ごとって…ボク達も宇宙に行ける可能性があるってこと、なのだ?でも、それって危険じゃないのかな?」
みのもんたの推理 - エロヒムは敵か味方か
「いや〜皆さん、ここで重要なのは、エロヒムの存在ですよ!」
みのもんたは、再び話題をエロヒムに集中させる。
「アクァッホさんの情報が正しいなら、地球には何度も火星からの訪問者があったはず。でも、エロヒムもアクァッホも、一枚岩じゃないってことですよね?」
ひろゆきは、皮肉っぽく笑う。「結局、誰が敵で誰が味方か、さっぱりわからないってことっすね。エロヒムも、人類発生実験を止めるために戦争したり、人類をバックアップして戦争したり…まるで、神様同士の陣取り合戦じゃないっすか。」
ずんだもんは、声を震わせながら訴える。「そんな…ボク達は、神様のオモチャなの、なのだ?そんなの、絶対に嫌なのだ!」
みのもんたは、ずんだもんを優しく諭す。「落ち着いてください、ずんだもんさん。まだ、全てが明らかになったわけではありません。エアルさんによれば、地球をIS BEのゴミ捨て場にしているのは、旧帝国の秘密組織らしいじゃないですか。アクァッホさん達も、一概に敵とは言い切れないはずです。」
ひろゆきは、モニターを操作し、エロヒムの画像を表示させる。「エロヒムがアルデバランから来たってこと、そして旧約聖書でヤハウェと同一視されてること…さらに、角のある姿で描かれることが多いこと…全部繋がってる気がするっすね。」
みのもんたは、力強く頷く。「エロヒムは、本当にアルデバランから来たのか?そして、ヤハウェとは一体何者なのか?もしかしたら、彼らは人類を創造したのではなく、人体という牢獄を設計した張本人なのかもしれません!」
3人は、それぞれ複雑な表情で、暗雲が立ち込めるような未来を予感していた。
果たして、彼らはこの謎を解き明かし、魂の監獄から脱出することができるのか?
次回、第2話:火星からの侵略者とバリアの謎 - アクァッホの真実が明かされる!
第2話: 火星からの侵略者とバリアの謎
アクァッホの真実 - 地球を巡る戦争の歴史
シーンは、ひろゆきがいつものようにPCに向かい、難しい顔をしているところから始まる。みのもんたはソファーに座り、新聞を広げているが、目はひろゆきの方を向いている。ずんだもんは、机の周りをちょこちょこと飛び回り、興奮気味に話している。
ずんだもん: ひろゆきさん、ひろゆきさん!アクァッホって、いったい何者なのだ!?地球をぐちゃぐちゃにしたって、本当なのだ!?
ひろゆき: (キーボードを叩きながら) アクァッホですか。まあ、ネット上の情報ですけどね。火星から来たって話もあれば、地球の先住民だって話もあって、色々混ざり合ってわけわかんなくなってますよね。
みのもんた: (新聞を置き) いや〜、ロマンがありますねぇ!火星人ですよ、火星人!私が子供の頃は、火星人といえばタコみたいな姿でしたけどね!
ひろゆき: それ、古いですね。今のトレンドはレプティリアンですよ。まあ、どっちも嘘くさいですけど。
ずんだもん: 嘘じゃないもん!アクァッホスレには、もっと詳しく書いてあるのだ!地球を巡って、昔、すごい戦争があったって!
ひろゆき: 戦争ねぇ。地球の歴史なんて、ずっと戦争じゃないですか。今更珍しくもないですよ。
みのもんた: (身を乗り出し) いや、ひろゆきさん、これはスケールが違うんですよ!宇宙規模の戦争ですよ!アクァッホってのが、地球を侵略しようとして、別の宇宙人たちがそれを阻止しようとしたとか、そういう話じゃないですか!
ひろゆき: (少し興味を持ち始める) ふむ…それで、そのアクァッホってのは、一枚岩じゃないって話でしたっけ?
ずんだもん: そうなのだ!地球をぐちゃぐちゃにした悪いアクァッホもいれば、遠い星でひっそり暮らしているアクァッホもいるらしいのだ!エロヒムもアクァッホも、人類実験を止めようとして仲間割れしたり、人類同士を争わせたり…みんな敵ってわけじゃないみたいだし!
みのもんた: なるほどねぇ。敵の敵は味方、ってことですか。
ひろゆき: まあ、そう単純な話じゃないでしょうけど。結局のところ、誰が本当のことを言っているのか、さっぱり分からないのが問題ですよね。
突然、部屋の電気がチカチカと点滅し始めた。
ずんだもん: な、なんなのだ!?
みのもんた: いや〜、これは何か来る予兆ですかねぇ!?
ひろゆきは、PCの画面をじっと見つめ、何かを探している。
ひろゆき: 電磁波干渉…ただの停電じゃなさそうですね。
エアルの証言 - 旧帝国の秘密組織
次の瞬間、部屋の隅に人影が現れた。それは、透き通るような肌と、大きな青い目を持つ女性だった。
エアル: (静かに) ごきげんよう、みのもんたさん、ひろゆきさん、ずんだもん。私の名前はエアル。お話の続きをしましょう。
みのもんた: (驚きつつも、すぐに笑顔で) いや〜、これはこれは!エアルさん、ようこそいらっしゃいました!まるで天使みたいですねぇ!
ひろゆき: (冷静に) エアルさん…どこから?どうやって?
エアル: それは今は重要ではありません。それよりも、あなたたちが知りたい真実についてお話ししましょう。アクァッホについて…そして、旧帝国の秘密組織について。
ずんだもん: 旧帝国!?秘密組織!?一体何なのだ!?
エアル: 地球をIS BE(魂)のゴミ捨て場にしているのは、旧帝国の中でも、ごく一部の秘密組織です。彼らは、旧帝国の中央政府からも隠れて活動している。
ひろゆき: つまり、アクァッホの中にも、その秘密組織に利用されている者がいる可能性がある、と?
エアル: その通りです。アクァッホ全体を敵とみなすのは、早計です。彼らの中にも、真実を求めている者たちがいる。
みのもんた: なるほどねぇ。内部告発者みたいなもんですね!
エアル: そうかもしれません。彼らもまた、旧帝国の犠牲者なのです。
ずんだもん: 犠牲者!?地球だけじゃなくて、他の星の人たちも、みんな苦しんでいるのだ!?
エアル: ええ。宇宙全体が、旧帝国の影響下にあると言っても過言ではありません。しかし、希望はあります。あなたたちのような、真実を求める人々の存在が。
ひろゆき: (腕組みをして) 希望、ですか。具体的には?
エアル: それは、あなたたち自身で見つける必要があります。私は、そのためのヒントを与えることしかできません。
エアルは、みのもんた、ひろゆき、ずんだもんの目を順番に見つめた。その瞳には、深い悲しみと、かすかな希望の色が宿っていた。
ずんだもんの心配 - みんな敵じゃない?
ずんだもん: (不安そうに) でも、エアルさんは、ボクたちの味方なのだ?本当に信じていいのだ?
エアル: (優しく微笑み) 信じるか信じないかは、あなた次第です。私は、ただ真実を伝えたいだけ。
みのもんた: いや〜、難しいですねぇ!誰が敵で誰が味方か、さっぱり分からない!まるで昼ドラみたいだ!
ひろゆき: (エアルを見つめ) あなたの目的は?なぜ私たちに協力するんですか?
エアル: 私の目的は…宇宙を解放することです。そして、あなたたちには、そのための力がある。
ずんだもん: ボクたちに力がある!?一体どんな力なのだ!?
エアル: それは、あなたたちが持っている…知的好奇心です。真実を追求する心です。それが、旧帝国を打ち破るための、唯一の武器となる。
エアルは、再び部屋の電気がチカチカと点滅し始めたことに気づく。
エアル: もう時間です。私は行かなければなりません。
みのもんた: いや〜、ちょっと待ってくださいよ!もっと色々聞きたいことがあるんです!
ひろゆき: 次はいつ会えるんですか?
エアル: 時が来れば、また会いましょう。それまで、真実を追求し続けてください。
エアルは、光の中に溶け込むように消えていった。部屋には、再び静寂が訪れた。
ずんだもん: (ポツリと) みんな、敵じゃないといいなぁ…
みのもんた: (深刻な表情で) いや〜、これは大変なことになってきましたねぇ!宇宙規模の陰謀ですよ!
ひろゆき: (PCに向かい) エアル…一体何者なんだ?本当に信用できるのか?
ひろゆきは、再びキーボードを叩き始めた。
ひろゆき: とにかく、情報を集めないと。エアルの言っていたこと、アクァッホのこと、旧帝国のこと…全て洗いざらい調べてやる。
ずんだもん: ボクも手伝うのだ!みんなが幸せになれるように、ボクも頑張るのだ!
みのもんた: いや〜、燃えてきましたねぇ!私も、ジャーナリスト魂に火がつきましたよ!
みのもんたは、立ち上がり、拳を握りしめた。
みのもんた: さあ、真相を究明するぞ!
ひろゆき、ずんだもん、みのもんた。それぞれの胸に、新たな決意が宿った。だが、彼らがまだ知らないことが、あまりにも多すぎた。宇宙規模の陰謀は、想像を絶するほど深く、そして危険なものだったのだ。
第3話: 金髪の異星人エロヒムと月の出現
エロヒム降臨 - アルデバランからの使者
「いや〜、ひろゆきさん、ずんだもんちゃん、今回の話はまた一段とスケールが大きくなってきたね!」みのもんたは、いつもの笑顔で二人に語りかけた。「アルデバランから来た金髪の異星人、エロヒム…なんだかハリウッド映画みたいじゃないか!」
ひろゆきは腕を組み、冷静に答えた。「みのもんたさん、興奮するのはまだ早いですよ。ラケルタの証言を鵜呑みにするのは危険です。ただ、このエロヒムという存在が、後の展開に大きく関わってくる可能性は高いでしょうね。」
「そうなのだ?アルデバランって、ずんだもんも聞いたことあるけど…遠い星なのだ?」ずんだもんは、首をかしげながら尋ねた。
「ええ、ずんだもん。地球から約65光年離れた場所にあります。そこに住む知的生命体が150万年前に地球に来訪した…というのは、非常に興味深い話ですよね。」みのもんたは、興奮を抑えきれない様子で続けた。「しかも、見た目がブロンドヘアで白い肌のヒューマノイド型って言うんだから、さぞかし美しい異星人だったんだろうなぁ!」
ひろゆきは、冷静な口調でみのもんたの言葉を遮った。「重要なのは外見ではありません。彼らが何をしに地球に来たのか、そして、なぜラケルタが彼らのことを語るのか…そこを深く掘り下げていく必要があります。」
奇妙な一致 - 150万年前の宇宙船
「でも、ひろゆきさん、150万年前って、月面で見つかったとされる宇宙船の年代と一致するんですよね?」みのもんたは、目を輝かせながら言った。「これは偶然とは考えにくいんじゃないかなぁ?」
「確かに、その一致は注目すべき点ですね。」ひろゆきは頷きながら答えた。「エロヒムが当時の拠点として宇宙船を使っていたのか、あるいは月そのものが彼らの母船だったのか…どちらの可能性も否定できません。」
ずんだもんは、急に深刻な表情になった。「もしかして、月はエロヒムの宇宙船だったから、今でもいろんな秘密が隠されているのだ?」
「ずんだもん、いいところに気が付いたね!」みのもんたは、ずんだもんの頭を撫でながら言った。「月には、まだ我々が知らないことがたくさんあるのかもしれないね!」
ひろゆきは、冷静に二人の会話を聞いていたが、内心では、この奇妙な一致に強い関心を抱いていた。もし月がエロヒムの母船だったとしたら…それは、地球の歴史を根底から覆すほどの重大な発見になるだろう。
ひろゆきの仮説 - 月はエロヒムの母船
「一つ、仮説を立ててもいいですか?」ひろゆきは、静かに口を開いた。「月は、エロヒムの母船である可能性が高い。そして、彼らはその母船を使って、地球に干渉していた…。」
みのもんたは、息を呑んだ。「月の重力や重力制御装置を使って、地球上の水の配置に偏りを作って大洪水を起こした…なんてこともあり得るのか…?」
ずんだもんは、不安げな表情で言った。「もし、それが本当なら、ボクたちはとんでもない秘密に近づいていることになるのだ…!」
ひろゆきは、メガネの奥の目を鋭く光らせた。「ええ、その可能性は十分にあります。そして、その秘密を解き明かすことが、我々の使命なのかもしれません。」
みのもんたは、真剣な表情で言った。「よし、ひろゆきさん、ずんだもんちゃん!次の話では、月の秘密を徹底的に暴いていこうじゃないか!きっと、驚くべき真実が待っているはずだ!」
その時、突然、部屋の電気が消え、奇妙な機械音が響き渡った。
「な、なんだこれは!?」みのもんたは、慌てふためいた。
ひろゆきは、冷静に状況を分析しようとした。「何らかの電磁波の影響を受けているようです。」
ずんだもんは、怯えながら言った。「も、もしかして、エロヒムがボクたちを監視しているのだ…?」
暗闇の中、三人は互いの顔を見つめ合った。そして、次の瞬間、強烈な光が部屋を照らし、三人は意識を失った。
次回、第4話:洪水伝説とホピ族の予言
三人は、意識を取り戻すと、見慣れない場所にいた。そこは、まるで古代遺跡のような場所だった…。一体、何が起こったのか?そして、三人は、この場所でどんな真実を知ることになるのか?
第4話: 洪水伝説とホピ族の予言
紀元前3000年の異変 - 月が現れた日
「いや〜皆さん、どうですか!紀元前3000年ですよ!歴史の教科書に必ず出てくる、あの頃ですよ!」みのもんたは興奮気味に身を乗り出した。
ひろゆきは冷静に腕を組み、「3000年前ですか。その頃、人類は何をしてたんですかね?月を認識してなかったってことは、かなり文明レベルは低かったんじゃないですか?」
「そうなんだよな。不思議なんだ。だって、今、夜空を見上げれば誰でも月が見えるじゃない?それが、突然現れたって…」ずんだもんは首を傾げた。「一体どういうことなのだ?」
ひろゆきは顎に手を当て、「もしかしたら、当時の記録が残っていないだけかもしれませんよ。文字がなかったり、記録媒体が残らなかったり…。」
みのもんたはそれを否定するように手を振った。「いやいや、そんな単純な話じゃないと思うんだ。世界各地に洪水伝説があるじゃない?あれは単なる偶然じゃない。月に何か秘密があるんだよ!」
ずんだもんは目を輝かせた。「洪水…!もしかして、月が現れたことで、地球に大洪水が起きたのだ?」
ひろゆきは懐疑的な視線を送る。「それはちょっと飛躍しすぎじゃないですか?月の引力で海水面が上がったとしても、世界中を飲み込むような大洪水が起きるとは考えにくいです。」
しかし、みのもんたは自信満々だった。「それが、月の引力だけじゃないとしたら?月に何らかの装置が仕込まれていて、それが地球の水をコントロールしたとしたら…?」
みのもんたの考察 - 大洪水の真実
みのもんたは立ち上がり、ホワイトボードに月の絵を描き始めた。「見てください!このクレーターの数!まるで、何かから身を守るための盾みたいじゃないですか?そして、月の裏側は誰も見たことがない…。」
ずんだもんもホワイトボードに近づき、「裏側には、秘密基地があるかもしれないのだ!」
ひろゆきは冷静にそれを遮った。「秘密基地があるかどうかは別として、月の存在が洪水を引き起こした可能性を検証する必要がありますね。世界各地の洪水伝説には共通点があるんでしょうか?」
みのもんたはタブレットを取り出し、いくつかの洪水伝説を画面に映し出した。「ノアの方舟、ギルガメシュ叙事詩、マヌの物語…世界中の神話に、大洪水から人々を救う英雄の話があるんだよ!これは偶然じゃない!」
「それぞれの神話で、洪水の原因や規模が違いますよね。共通点を見つけるのは難しいかもしれません。」ひろゆきはそう言いながらも、画面を食い入るように見つめた。
突然、ずんだもんが声を上げた。「あ!どの伝説にも、洪水が起きた後に、新しい文明が始まっているのだ!まるで、リセットボタンを押したみたい!」
みのもんたは頷いた。「そう!リセットだ!月が、地球をリセットするためのスイッチだったとしたら…」
ひろゆきは考え込んだ。「月の引力で水位を上げて、文明を滅ぼす…それだけでは不十分ですよね。もっと劇的な変化が必要だったはずです。」
みのもんたはニヤリと笑った。「そこで、ホピ族の予言ですよ!」
ホピ族の警告 - 天国の居住施設の落下
みのもんたはホワイトボードに大きく「ホピ族の予言」と書き込んだ。「ホピ族は、アメリカ大陸の先住民で、驚くほど的中率の高い予言を残していることで知られているんです。」
ずんだもんは身を乗り出した。「ホピ族の予言には、何が書かれているのだ?」
「9番目の予言では、天国にある居住施設が地球に落下し、衝突すると言われているんだ。その時、青い星が現れるってね。」
ひろゆきは眉をひそめた。「天国の居住施設…ですか。それが月だというんですか?」
みのもんたは頷いた。「可能性は高い。月が落下すれば、地球全体を巨大な津波が襲い、文明は滅びる。そして、海に覆われた地球は、遠くから見れば青い星に見えるだろう。」
ずんだもんは顔を青ざめさせた。「月が落ちてくるなんて…そんなことが本当に起こるのだ?」
ひろゆきは冷静に分析する。「予言が必ずしも現実になるとは限りません。しかし、月が何らかの形で地球に影響を与えている可能性は否定できませんね。月は不自然な点が多いですし…。」
みのもんたは真剣な表情で言った。「私たちは、この月の秘密を解き明かさなければならない。さもなければ、ホピ族の予言が現実になってしまうかもしれない!」
その時、部屋の電気が突然消えた。
「何なのだ!?」ずんだもんが驚きの声を上げた。
部屋は暗闇に包まれ、かすかに非常灯の明かりだけが灯っていた。
ひろゆきは冷静に言った。「停電ですね。珍しい。」
しかし、みのもんたは何かを感じ取っていた。「いや…これはただの停電じゃない。何者かが、私たちを監視している…!」
次の瞬間、窓の外に巨大な影が迫ってきた。それは、葉巻型の巨大な宇宙船だった。
「あれは…!」ずんだもんが恐怖に震えた。
ひろゆきは冷静さを保ちながらも、その巨大な船を見つめた。「ついに来たか…。」
みのもんたは決意を込めた目で言った。「さあ、皆さん!ここからが本番ですよ!月の秘密を暴く旅が、今、始まる!」
第5話へ続く…
第5話: 月の秘密とレプティリアンの影
ずんだもんの疑問 - 月はなぜ不自然?
「ねぇねぇ、ひろゆきさん、みのもんたさん、ボク、ずーっと前から思ってたことがあるんだ!」ずんだもんが、いつものように元気よく言った。「月って、なんだか不自然じゃない? いつも同じ面しか見せてくれないし、大きさも太陽とピッタリ同じに見えるように調整されてるみたいだし…」
ひろゆきは腕を組み、冷静な表情で答えた。「確かに、月の不自然さはよく指摘されますよね。地球との距離とか、大きさとか、偶然にしては出来すぎている。それに、密度もおかしい。内部が空洞になっている可能性も指摘されていますし」
みのもんたは、顎に手を当てて考え込んだ。「いや〜、不思議ですよねぇ。5000年前の洪水伝説以前には、月の存在が認識されていなかったという説もありますし。まるで、誰かが意図的に地球のそばに置いたみたいじゃないですか!」
ずんだもんが興奮気味に言った。「そうそう! ボクもそう思うんだ! まるで…巨大な、巨大な何かの基地みたいじゃないか?」
ひろゆきは、少しだけ口角を上げた。「面白い視点ですね。基地、ですか。もしそうなら、誰が、何のために?」
みのもんたが身を乗り出した。「いや〜、そこが問題ですよね! ずんだもん、何か知ってるんじゃないですか?」
ずんだもんは、得意げに胸を張った。「ボクは何も知らないけど、なんだかワクワクしてきたのだ! 月の裏側には、一体何が隠されているんだろう…」
アポロ計画の裏側 - 月面の異星人基地
「アポロ計画…あれは人類初の月面着陸という偉業でしたけど、裏では何が起きていたのか…」みのもんたが、少し声を潜めて言った。「ウィリアム・トンプキンス氏の証言によると、アポロの宇宙飛行士たちは、月面で巨大な宇宙船に囲まれたらしいですよ」
ひろゆきは、いつものように疑いの目を向けた。「証言だけでは、信憑性に欠けますよね。トンプキンス氏の証言も、真偽のほどは定かではない」
「でも、他にも似たような話があるんだ!」ずんだもんが、目を輝かせて言った。「月にはすでに異星人の基地が建設されていた、とか。クレーターに着陸した宇宙飛行士が、レプティリアンに遭遇した、とか…」
みのもんたは、身震いした。「レプティリアン…ラケルタさんの仲間ですかねぇ。もしそうなら、地球人が月面を調査することを、彼らは快く思っていなかったのかもしれません」
ひろゆきは、腕を組み直して言った。「アポロ計画が途中で打ち切られたのも、何か理由があるのかもしれませんね。表向きは予算の問題と言われていますが…」
ずんだもんは、真剣な表情で言った。「真実を知りたいのだ…アポロ計画の裏に隠された、本当の物語を!」
インゴ・スワンの透視 - 月の裏側の都市
「インゴ・スワン…リモートビューイングの能力者ですか。彼が月の裏側を透視したという話も、興味深いですね」ひろゆきが、少しだけ興味を示した。「都市のようなものがあり、そこで採掘作業に従事するヒューマノイドの存在を確認した、と」
みのもんたは、興奮気味に言った。「いや〜、ロマンがありますよねぇ! 月の裏側には、想像を絶するような文明が隠されているのかもしれません!」
ずんだもんは、両手を握りしめた。「ボク、見てみたいのだ! 月の裏側の都市を! そこで暮らす人たちに、会ってみたいのだ!」
ひろゆきは、冷静な口調で言った。「インゴ・スワンの透視能力も、科学的に証明されているわけではありません。しかし、もし本当に月の裏側に都市が存在するなら、それは人類の歴史を根底から覆す大発見になるでしょう」
みのもんたは、遠い目をして言った。「月の秘密…それは、地球の歴史、人類の未来にも深く関わっているのかもしれません。いや〜、ますます目が離せませんね!」
ずんだもんが、天を仰いで叫んだ。「月の裏側には、一体どんな秘密が隠されているのだ!? ボクたちは、必ずそれを解き明かすのだ!」
物語はここで終わる。次回、衝撃の事実が明らかに…!?
第6話: ヤハウェとエロヒムの繋がり
旧約聖書の真実 - エアルの解釈
「いや〜皆さん、どうですか!ラケルタさんの話も深掘りしてきましたが、まだ分からないことだらけですね!」 みのもんたはいつもの調子で、興奮気味に言った。
ひろゆきは腕組みをして冷静に答える。「ラケルタの話の矛盾点を指摘しただけですよね。6500万年前からエロヒム来訪までの空白期間に、本当に何もなかったのか。彼女の知識の出所を疑うべきです。」
「ずんだもんは、あのラケルタさんがちょっとかわいそうになっちゃったのだ。もしかしたら、騙されているだけかもしれないのだ…」 ずんだもんは緑色の髪を揺らしながら、心配そうにつぶやいた。
ひろゆきは冷静に言った。「彼女と同種のバリエラという地底人の存在も気になりますね。地上人が精神的に成長するのを待っているという発想。それって、旧帝国が広めた“魂の修行”的な考え方じゃないですか?もしそうなら、ラケルタ達も地上人も、同じく地球に幽閉されたIS BEの可能性が出てきますよね。」
みのもんたは顎に手を当てて考え込む。「なるほど…でも、そうなると、土星の周辺で観測されている葉巻型の物体は何なんでしょうね?ラケルタの宇宙船の形と一致するんですよね?」
竹内文書の謎 - 地球人誕生の秘密
場面は変わり、ひろゆきはタブレット端末を操作しながら、竹内文書の画像を映し出した。「竹内文書には、宇宙から魂を集めて肉体を与え、天使として地球に派遣した、という記述があります。これって、旧約聖書の記述と酷似してますよね。」
みのもんたは身を乗り出して画面を覗き込む。「いや〜、本当にそっくりですね!でも、これらの記録って、地上人が知的生命体になる前の歴史を描いているんですよね?誰が、何の目的でこんな情報を?」
ずんだもんは少し怖がりながら言った。「もしかして…悪い宇宙人が、ボクたちを騙そうとしているのだ…?」
ひろゆきは冷たく言い放った。「地球が旧帝国に管理された惑星だと仮定すれば、チャネラーを通して交信してくる“高次元の存在”や“創造主”を名乗る連中は、ほぼ間違いなく旧帝国の工作員でしょうね。」
ひろゆきの結論 - チャネラーは旧帝国の工作員?
ひろゆきは畳み掛けるように言った。「ヤハウェとジェホビ。語呂が似ているだけでなく、どちらも地上人を通じて残した書物の中で、同じようなことを語っている。つまり、同一の存在である可能性が高い。エアルがヤハウェを旧帝国の工作員に位置付けていることを考えると、旧約聖書や竹内文書の地上人誕生物語は、真実を語りながら、それを悪事ではなく善行のように見せかけるプロパガンダなんです。」
みのもんたは深く頷く。「なるほどね〜!殺人鬼を英雄扱いするような描き方!それは巧妙だ!」
ずんだもんは顔を青ざめさせた。「そんな…ボクたちは、ずっと騙されていたのだ…?」
ひろゆきは静かに語り始めた。「エロヒムという名称は、旧約聖書でヤハウェと同一の存在を指す言葉として使われています。そして、エロヒムはアルデバラン出身であり、牡牛座の星。ヤハウェの姿には、牛のような角が生えていることが多い。偶然にしては、あまりにも符合しすぎている。」
みのもんたは興奮気味に言った。「いや〜、これは面白い!まるで、古代の神話と宇宙の謎が一つに繋がっていくようですね!」
ひろゆきはさらに続けた。「アクァッホスレによれば、アクァッホは哺乳類に近い生命体、あるいは地球上の哺乳類の祖先であるらしい。エロヒム=アクァッホ=アヌンナキ。この関係性も否定できません。」
ずんだもんは希望を込めて言った。「でも、エロヒムの中にも、悪いやつばかりじゃないかもしれないのだ!ボクたちを助けようとしてくれている人もいるはずなのだ!」
ひろゆきは最後に重々しく告げた。「エロヒムは、旧帝国の構成員の中でも、人体という牢獄の設計担当者たちの呼称なのでしょう。短い寿命、老化の仕組み、IS BEが出られない設計。全ては、彼らの手によって仕組まれたのかもしれない…」
みのもんたは息を呑んだ。「つまり…地球は、誰かの牢獄だって言うんですか…?」
ずんだもんは空を見上げて祈るように呟いた。「お願いです…ボクたちを、この魂の牢獄から解放してほしいのだ…!」
次の瞬間、部屋の照明が激しく明滅し、異様なノイズが響き渡った。三人は身を寄せ合い、何が起こるのか固唾を飲んで見守るしかなかった。一体、誰が、何のために…? そして、彼らを待ち受ける運命とは…?
第7話: 角を持つ神と人体設計者 に続く
第7話: 角を持つ神と人体設計者
みのもんたの発見 - エロヒムの意外な姿
「いや〜皆さん、どうですか!まさかエロヒムに角が生えてるなんて、思いもしませんでしたね!」みのもんたは、資料の画像を指しながら、いつもの調子で話し始めた。画像には、角を生やした古代の神々の姿が描かれている。
ひろゆきは、腕組みをして冷静に答える。「角が生えてるから何だって話ですよね。古代の人が勝手に想像しただけかもしれないし。証拠あります?」
「いやいや、ひろゆきさん、そう決めつけちゃつまらないですよ!角があるってことは、何か意味があるかもしれないじゃないですか。例えば、あれですよ、牡牛座のアルデバランと関係があるとか!」みのもんたは、目を輝かせた。
ずんだもんは、首を傾げながら「角…なのだ? ずんだ餅みたいでおいしそう…」と呟いた。
ひろゆきはため息をつき、「ずんだもんは、食べ物のことしか考えてないんですか…。そもそも、エロヒムがアルデバランから来たって証拠も薄弱ですし」
みのもんたは、食い下がる。「いや、それがラケルタの証言と繋がるんですよ!ラケルタはエロヒムがアルデバランから来たって言ってるじゃないですか!しかも、エロヒムはヤハウェと同一の存在だっていう説もあるんですよ!」
ひろゆきは、資料を睨みつけながら「ラケルタの証言はあくまでラケルタの主観ですし、ヤハウェとエロヒムが同一人物だってのも、ただの憶測ですよね。エビデンスが弱すぎる」
「でも、ロマンがあるじゃないですか!」みのもんたは、熱弁を振るう。「角を持つ神々、アルデバランからの使者、ヤハウェ…。全ての点が線で繋がるんですよ!」
その時、突然、部屋の電気が消え、薄暗くなった。
「なんだ、なんだ!停電ですか?」みのもんたは、慌てふためいた。
アクァッホの正体 - 哺乳類の祖先?
暗闇の中、ひろゆきは冷静にスマホを取り出し、ライトを点灯させた。「ブレーカーが落ちたみたいですね。まあ、エロヒムの陰謀にしてはスケールが小さいですけど」
突然、部屋の奥から低い唸り声が聞こえてきた。
「な、なんだ!?今の音!」みのもんたは、怯えながらひろゆきの背中に隠れた。
ずんだもんは、おずおずと「ボ、ボク、怖いのだ…」と呟いた。
ひろゆきはライトを照らしながら、声のする方向へ近づいていく。すると、部屋の隅に置かれた古い地球儀が、ゆっくりと回転し始めた。
地球儀が光を放ち始め、その光の中から、緑色の皮膚を持つ、獣のような顔をした異星人が現れた。
「我はアクァッホ…」異星人は、低い声で言った。「汝ら、真実を求めすぎた…」
みのもんたは、腰を抜かして床にへたり込んだ。「ア、アクァッホ!?本物ですか!?」
ひろゆきは、冷静にアクァッホを見つめた。「アクァッホ…地球の哺乳類の祖先ですか? それって、あなたの感想ですよね?」
アクァッホは、ひろゆきの言葉にわずかに眉をひそめた。「感想ではない。事実だ。我々は、地球の生命を創造し、監視してきた。エロヒムも、その一部に過ぎない…」
「エロヒムの一部? つまり、エロヒムの上位にあなたが居るってことですか?」ひろゆきは、鋭い視線をアクァッホに向けた。
「…そうだ」アクァッホは、答えた。「そして、お前たちが知っている真実は、ほんの氷山の一角に過ぎない…」
ずんだもんの祈り - 地球は誰の牢獄なのだ?
アクァッホは、ゆっくりと歩みを進め、みのもんたの前に立った。「みのもんたよ…汝の心に宿る好奇心は、時に危険を招く。真実を知ることは、必ずしも幸福ではない…」
みのもんたは、恐怖で震えながら「そ、そんなこと言われても…知りたいものは知りたいんです!」と叫んだ。
アクァッホは、静かに首を横に振った。「愚かな…お前たちは、誰が地球を牢獄にしたのか、本当に理解しているのか?」
ずんだもんは、おずおずとアクァッホに近づき、小さな声で言った。「ボク…ボク、知りたいのだ…地球は誰の牢獄なのだ? 誰がボクたちを閉じ込めたのだ?」
アクァッホは、ずんだもんを見下ろし、その小さな体に手を伸ばした。その手は、ずんだもんの頭を優しく撫でた。
「…それは、お前たち自身だ」アクァッホは、低い声で言った。「お前たちの心が、お前たち自身を閉じ込めているのだ…」
次の瞬間、アクァッホの姿が消え、地球儀の光も消え去った。部屋には、再び静寂が訪れた。
みのもんたは、立ち上がり、震える声で言った。「今、一体何が起こったんだ…?」
ひろゆきは、スマホをしまいながら「結局、何も証明されませんでしたね。アクァッホは、ただ意味深なことを言って消えただけです」
ずんだもんは、涙目でひろゆきを見上げた。「ひろゆき…ボクたち、どうなるのだ…?」
ひろゆきは、少しだけ優しくなった声で言った。「…さあ、どうなるんでしょうね。でも、少なくとも、まだ終わってないってことだけは確かです」
その言葉と同時に、部屋の電気が再び点灯した。みのもんたとひろゆき、そしてずんだもんは、互いの顔を見合わせ、これから起こるであろう新たな展開に、それぞれの思いを馳せた。
次回、第8話: 魂の監獄からの脱出
ずんだもんの涙の意味とは? アクァッホの言葉の真意とは? そして、みのもんた、ひろゆき、ずんだもんの運命は?
乞うご期待!