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食べるだけで痩せる?キムチダイエットの秘密を大公開!
キムチは辛味が色んな食材にも合うので好きな方も多いのではないでしょうか。
そんなキムチは発酵食品でもあり、美容や健康にいいイメージを持っている方も多いと思います。
今回は、キムチの効果やダイエット効果の科学的根拠、食べ方のポイントなどを解説します。
キムチにはダイエット効果がある?
韓国の伝統食であるキムチについては、発酵キムチから分離した乳酸菌の一種Lactobacillus plantarum HACo1に脂肪組織の蓄積抑制効果が認められたという動物実験の結果が報告されています。
このことから、キムチとダイエットにはなにか関係があるのでは?ということで韓国で大規模な調査が行われました。
キムチをよく食べる韓国人を調べてみた
2004~13年に行われたこの研究では、韓国におけるキムチの種類と摂取量が肥満や腹部肥満と関連しているかを調査しました。
参加者は40~69歳の約17万3,000人で、すでに基礎疾患がある人や、エネルギー摂取量が極端に多いなどの参加者は除外し、最終的に男性3万6,756人(平均年齢51.8±8.2歳)と女性7万8,970人(同50.8±7.4歳)を解析対象としました。
その結果・・・・・
男性では
キムチ摂取1日1回未満食べるグループに比べ、1~3回食べるグループで有意に肥満率が低かったのです。しかし、5回以上食べるグループでは肥満が増える傾向が見られました(傾向性のP=0.0981)。
女性では
1日1回未満食べるグループに比べ、いずれのグループでも肥満有病率に差はなかったのですが、5回以上食べるグループでは肥満率が増える傾向が見られました。
種類別では、ベチュキムチは男女とも肥満率の抑制、カクテギは腹部肥満抑制との関連が示唆されたが、全体的な結果としてはJカーブが観察されました。
ざっくりいうと、1日2-3食程度(白菜キムチ・カクテキなら1食50g)食べている人が腹部肥満、肥満率が低かったということが分かったのです。
食べ過ぎもダメ。「適量」がポイント
今回の調査でもあったように結果はJカーブなので食べなさすぎでも効果がないし、食べ過ぎも今度は逆に他のものまで食べ過ぎる傾向にあり、効果がないとのことでした。
適量を食べることが大事なんですね。
キムチもお漬物なので、塩分量が多いことから塩分過多による影響で逆に肥満が増えるので注意が必要です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によれば、1日当たりの摂取目標量を食塩相当量として、成人は6.5g未満と設定、WHOでは5g未満です。
一方で日本人の平均摂取量は男性10g/日、女性8g/日。
日本食は塩分が濃いともいわれているので、意識してとりすぎないようにしたいものです。
塩を摂りすぎるだけで太ることに関してはこちらの記事もご覧ください。
効果のあるキムチを選ぶポイント
今回の研究によると、発酵したキムチにふくまれる乳酸菌(プランタルム菌)やカプサイシン、アミノ酸、ビタミン類の相乗効果によるものと考えられているので、きちんと発酵したものを選ぶのが1つポイントになります!
実は日本のお店に並ぶキムチは日本人好みの味にするために、あまり発酵していないものも多いそうです。
キムチを選ぶときには「発酵」と記載のあるものや、韓国政府が発行している発酵キムチを証明するマーク「キムチくん」がついているものを目印にするといいようです。
韓国の調査で、キムチの乳酸菌やカプサイシンなどの成分が相乗効果を発揮し、肥満率を低下させる可能性が示唆されました。
食べ過ぎとキムチの選び方に注意して、一つのダイエット選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
ただし、塩分摂取の過剰にも注意しましょう。
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