2024 鈴鹿サーキット(冬)SUPERGT GT300クラス過去データ分析
前回もてぎ戦では決勝日こそ晴れたものの、予選は2024年を象徴するような雨に祟られた予選日となってしまい、GSRとしてはもう少し予選順位が上ならば上位での戦いが出来ていたのではないでしょうか。
さて、本来8/31〜9/1に開催される鈴鹿サーキット(夏)が台風10号の影響により12月開催の最終戦となるなど異例ずくめですが過去のデータと気象条件等を考えながら総合優勝やGSRの予想を考えてみたいと思います。
総合優勝は88号車!?
実質ランキングトップのLEON65号車とランキング2位JLOC88号車のマッチレースとなった最終戦。過去データ的には88号車が圧倒的に有利である。
以前にも出したが『2回目のFSWを勝って総合優勝となったのは2011年のGSRを最後に実に12年間総合優勝となったチームはいない』というジンクスがある。
また、88号車は今年FSW(春)・AP・もてぎとシーズン3勝をしたが、過去3勝以上をしたチームの総合優勝は100%であり、実はこれも2011年のGSRが達成した記録である。
65号車がジンクスに対しどれだけ抗って総合優勝が出来るのか、過去のデータ通り88号車が総合優勝を果たすのか見るのも最終戦の面白さの一つであろう。
初の12月開催の鈴鹿(冬)
SUPERGT史以来初の12月開催となる今回の最終戦。流石に寒そうではあるが標高が約30mと日本のサーキットでは一番低く、温暖な三重県ということもあり、過去2020年/2011年と過去開催された標高約550mのFSWでのレースと気温的にはそう変わらないのである。(但し体感気温は「鈴鹿おろし」と呼ばれるからっ風が吹き大変寒い)
サンプルが2戦しかないので結論は出ないものの、寒いFSWで行われた2020年と2021年の最終戦を見てみても、当時のタイヤメーカー勢力図やFSWのメーカー別勝利数とさほど変わらずで、寒さによってのメーカー別の有利不利はレインタイヤ程は少ないと見られる。
となると、冬の鈴鹿では寒い前提である意味ハズし様がないので、勝率的にはMIが有利ではあるものの、春の様にYH以外が上位ということも考えづらく、どのメーカーのタイヤでも表彰台に乗るチャンスはあると言えよう。
ではGSRはどうよ
鈴鹿(春)のときにも述べたが、GSRは鈴鹿が2回以上開催されるときは、鈴鹿(春)<鈴鹿(夏)と最初の成績に比べ2回目の成績のほうが必ず良いのである。
半年前なので記憶の彼方にあるが、今年の春は12位と良い所無しだったが、12位以上となるとポイントゲットは堅いと見る。
2025年に向けて
現時点では参戦未定だが、2024年末に発売されるおせちにGSRクーポンが付くなど来年の参戦に向けて見え隠れしているが、もし来年参戦するのであれば年間チーム順位を7位以内、出来れば6位以上にすると、来年の岡国では表彰台の確率がぐっと上がるのである。
GSRのチーム順位は現在8位と当落上の真っ只中におり、来年の総合優勝を今から狙う上でも実は落とすことは出来ないレースとなる。