上田龍 長期戦
ここ半年はスパー、ミットなど日本王者上田龍選手とトレーニングセッションしています。半トレーナー状態です。
スパーはスタミナが続く限りやりたいのですが、今現在、私のスタミナでは4Rが限界といったところ…。
今後、彼にさらに貢献していくには、
・ミッターとして実力を上げる
・ハードなトレーニングの提案・実行
などまあ方法はたくさんあるとは思うのですが、彼は十分に肉体を酷使しており、ここに関しては私としてやれることは少ないのではないか、また、パワー、スタミナなどは身体的なものには限界があるのではないだろうか? という考えが浮かびました。
身体をエンジン・フレームなどの車そのもの、 その使い方をドライバーだとすると、彼の場合、エンジン・フレームである肉体はハードなトレーニングで充分に追い込めているし、日本王者になるくらいですから身体能力は間違いなく高いでしょう。※余談ですが彼はスポーツチャンバラ小学生の部?で世界3位らしいです
しかし、遺伝的要素の高いパワー、スタミナを高めるのは限界がありますし、日々の高強度のトレーニングで肉体を酷使し続けることは致命的な怪我に繋がる可能性が出てきます。
それならば異なるアプローチ...
ドライバー側の精度上げていくことが怪我などによる磨耗をせずに上を目指すことに繋がるのではないだろうか、と考えるようになりました。
正直なところ、日本での重量級の階級はフライ級などの軽量級と違って、前例がないため世界挑戦ができる保証が全くありません。このまま挑戦できずに終わってしまう可能性もなくはなく、そういった不安要素を考慮すると、長期的な戦略を取らざるおえません。
ハードなトレーニングは確かに効果がありますが、先述の怪我の可能性を考えると、コーディネーショントレーニングなどでドライバーとしての精度を高めることが長期間ボクサーとして戦い続けることに繋がるのではないでしょうか。
ウクライナ勢が行なっている、お手玉やドミノ倒し。
当初これを発見したときはおふざけ?遊び?かと思いましたが、これはトレーニングの一環として行なっているのではないかと思いました。
こういった遊び?トレーニング?で、身体を酷使せずに長期間戦い続けられるようにしてほしいものです。
私も上田選手のトレーニングに関わるものとして、独りよがりにならないように全力でサポートしていければ嬉しいです。