上田龍 海外遠征
先日、オーストラリア遠征帰りの上田龍選手に会う機会があったので、プロモーターやコロナの影響で3週間という短期間になってしまった遠征やら先日プロデビューを発表したあの選手についてなど色々話を聞いてみました。
海外はどうだった?
上田龍(以下、上): トレーニング的には色々とこなせました。ただ、コロナの影響で空港が閉鎖されるということで急遽帰国することになりました。後1日帰るのが遅れてたら、ジムも閉鎖されて行き場がなかったです。
Q. スパーリングはできた?
上: クルーザー級で世界挑戦した選手などとスパーリングをしました。スパーリングする中で、自分の身長的にはクルーザーがベストに思えました。世界的なヘビー級は自分でもデカイかも。やはりヘビー級は骨格が違う?ように思います。
Q. ということは、クルーザーなら世界でもやれる確信が持てた?
上: サイズ的にも技術的にも確信が持てました。
Q. 先日デビューを発表した但馬ミツロ選手についてどう思う?
上: 嬉しい、楽しみ。いつか戦いたい。しかし、(オファーもあったそうだが)いきなり日本タイトルかけてやるつもりはない
一緒にトレーニング
その日は、某場所で4Rのスパーリングなど実戦的なトレーニングをご一緒させてもらいましたが、正直もう敵いません…。コンビネーション、連打、距離感、ジャブが辛うじて当たる程度で他何も当たらなくなってきました。まだ31歳なのでトレーニング続けてお荷物にならない程度に頑張ります。所属ジムは閉鎖されているので、走り込みに同行予定。
...死ぬかもしれない...。
その昔...
但馬選手とは、私は2015年辺りに一度スパーリングした経験があります。ジャブで顔面を弾くことはできたのですが、それ以降が繋がらない…但馬選手は当時、恐らく肩か拳を負傷しており、本気ではなかったように思います。攻めではなく、ディフェンスに徹していました(当時の某日本代表選手に聞いたら、ああいうスタイルですからね〜とは言ってもらえましたが)。とにかく相手をいなすのが上手く軽くあしらわれました。
...そんな重量級2人の対戦、今すぐとはいいませんが、ぜひ実現して欲しい!!!
ここまでトレーニングを一緒にしてきた中ですので、私としてはもちろん上田フリークではあります。上田選手が仮に但馬選手と試合をするなら、ガンガン前に出て、左ストレートで薙ぎ倒して欲しい気持ちもありますが、いなすのが上手い但馬選手に対して熱くなって不用意に前に出過ぎて、スタミナをロスしたり、接近した際に背の低い回転力のある但馬選手のパンチをもらうことは避けたいので、
10cm程度はあるであろう身長・リーチ差を生かしてジャブで距離を測りつつ、前に出てきたらクリンチで凌ぐ…クリチコスタイルで勝ちを拾うのがベターではないでしょうか...上田選手は望まないかもしれませんが。
本人も一緒にトレーニングをする中でクリンチの練習してたので、世界を見据えて様々な戦い方を学んでいる最中なのだとは思います。
また、前手である右フックもかなり強力で見えづらいので、相手の出足をくじいて、距離を保つ武器になるかもしれません。
…それにしてもコロナショックがいつまで続くことやら。終息しないことには日本だけでなく、世界的に試合ができない…。
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