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上田龍 日本王座決定戦

[ボクシングレポ]

12/15、ヘビー級日本王座決定戦。


上田龍(日本ヘビー級1位)

vs

竹原虎辰(日本ヘビー級2位)


双方は2016年に対峙しており、上田選手が破れています。今回はタイトルの掛かったリベンジマッチ

3年前の試合を直接見てはいないですが、竹原選手の粘り強く前に出るボクシングによる上田選手のスタミナ切れと予想。

上田選手はこの日本王座かつリベンジに向けて、様々なトレーニングでスタミナアップを図ってきたと聞いています。竹原選手の重戦車のように前へ出てくるボクシングに対抗するために…。

上田選手の強みは何と言ってもサウスポースタイルから繰り出される左ストレートです。この左ストレート、速くて、桁外れに重いです。1度もらえば意識を絶たれ、立ち上がったとしても、それ以降、前に出ることが躊躇される程。

私自身、2015年にこの上田龍選手と試合をし、2回ダウンを取られ、判定負けしています。2回のダウン共に倒れた記憶がないほど強烈で気付いたら膝が地面についてました。立ち上がり、クリンチで凌ぎ、見苦しくも4R戦い抜きました。

2018年5月の試合を最後にしましたが筋トレ等トレーニングは爆裂続けていたため、上田選手の日本王座決定戦の話を聞きつけ、トレーニングに貢献した次第です。

実際にスパーしてきた中で以前との1番違いを感じたのはスタミナはもちろんですが、打ち分けです。強弱の打ち分け、ボディ打ち、連打が見違える程に素晴らしかった(…久々のスパーではボディジャブで1度効かされてしまいました、ラストラウンドだったので逃げ切りましたがw)。

そして、ラウンドをこなしても、強弱の打ち分けが巧みになったため、上田選手の課題であるスタミナが最後まで落ちにくくなっていました。

…左ストレートは前述の通り、凄まじい破壊力を秘めていますが、4〜6回戦までの彼は、左ストレートを振り切っていたのか拳を壊すことが多々あったようです。

トレーニングの成果により引き出しが増えたことで、今回の試合ではポイントを奪いつつ、KOも狙えることと思います。

今回の勝ち方次第で、東洋王座の道も見えてきます。今回の試合に対して並々ならぬ気迫で臨んでいることはトレーニングの中で見て取れました。

12/15、必見!


12/16追記。。

12/15の試合、上田龍選手、勝利‼️‼️

竹原選手の粘り強さ、タフネス、気迫、凄まじいものでした。上選手の細かな連打でポイントは獲っていると感じてはいたものの、竹原選手の勢いは最後まで落ちませんでした。

さらに、前半は竹原選手のアグレッシブさが評価されスプリットで負けており、日本的な採点基準だと厳しいか…と不安もありましたが、相手へのヒッティングによるカットで印象が良くなっていったのか、大きな山場こそ迎えることはありませんでしたが、ポイントをかき集め、勝利を呼び込むことができました。

試合前に書いたように竹原選手が前へ出て、上田選手が脚を使う予想通りの展開でしたが竹原選手の執念が凄かった。しかし、上田選手のガードの隙間から縫うような連打や右ボディフック→右アッパーのコンビネーションが冴えていました。作戦勝ちと言えるでしょう。

前述の通り、私自身、上田選手と試合をし、この日本タイトルに向けて週1トレーニングに噛んでいたので、上田選手の勝利の瞬間から上田選手の奥さまよりもボロボロと涙を流してしまいました、お恥ずかしい限り。

次戦はまだ未定だと思いますが、このタイトルの獲得が世界に向けての始まりだと思います。本人からもスタートだと意気込みをもらいました。

まだまだ頂点への道は険しいですが、更なる飛躍を期待します。

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