
丸刈り男児四人と、僕の誕生日の話
男児四人、総丸刈り社会

丸刈りにした記憶のない人生でしたが、こうも暑いと髪の毛が嫌になるようです。
昨日、長男が丸刈りにして、なかなかかわいらしい感じではあるんですけど、さっぱりと、ちくちく気持ちよく、涼しいっぽいです。
そんな長男を見て、三男の頭が丸くなりました(写真)。髪の毛を刈っている間、Switch Lightやっていたですよね。特別に。自分だけの時間として。
そんな三男を見て、四男の頭が丸くなりました。Swith Lightやりたいですよね。彼も。
そんな双子を見て、ファンタジスタ次男がやってきました。そこそこ短いので、刈る必要性はなかったんですけど、やはり頭が丸くなりました。こうして男児四人、総丸刈り社会ができたわけですが、民の視線は僕に・・・(しませんけどね)
丸刈りは記録につながるのか
男児四人は、この世に誕生して以来、割と運動が好きで、妻の血をひいたのでしょう、身体能力が高いのか、身体の動かし方が上手なのか、運動が好きなんですね。次男だけは別世界のひとに見えますけど。
(東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査の偏差値が79.1という謎の数値を叩き出す)
すると競うんですよね。双子以外は序列崩れませんけど、やっぱり少しでも速く、高く、遠くへ行きたくなるようです。
なんでも、髪の毛の重量、水や風の抵抗を考えると、丸刈りというのは、ひとつの可能性だそうです。四男大好きな「ロベルト・カルロス」選手も!と、比較分析の観点は不明です。
今朝から、丸刈り登校なんですが、派手に丸がっていくひと(次男)、ちょっとにやけているひと(長男)、仕方がないので帽子かぶる一年生(双子)の、丸刈り集団の後姿はなかなかほほえましいものでした。
誕生日は誰のものなのか
実は、6月2日は僕の誕生日なんです(45歳)。お祝いのメッセージなど、ありがとうございます。この年になると自分の誕生日への意識は全然ないんですけど、やっぱりお祝いの言葉は嬉しいです。
日付をまたいだとき、妻からお祝いの言葉をもらいました。初めて学校で存在を見かけてから、28年くらい経ちました。
朝、布団から部屋に行くと、子どもたちも声をかけてくれました。
「今日、ケーキ食べれる!?」
ボケっとしてたので、「うん、ありがとう」と言ってしまったわけですが、今夜なのか、週末なのか、どんなケーキを選ぶのか。自分は何が食べたくて、何が食べたくないのか、熟議が広げられておりました。当事者抜きで。
しばらく、ケーキの話になり、僕が朝ご飯作り始めたら、自動的に終わりました。
そして、丸刈りズは学校に行くわけですが、そこでもケーキの話をうかがいました。いまは学校で(たぶん)勉強してますが、いまのところお祝いのお言葉を賜っていないので、きっとサプライズなんだろうなと思っています。
双子が生まれてから、いろいろ楽しいことも、大変なこともありますけど、たくさんのひとたちに応援して、支えていただき、本当にありがとうございます。
NPO法人シングルマザーシスターフッドの吉岡マコさんには、いまも個人的、事業的にもお世話になってます。事業承継された認定NPO法人マドレボニータ時代には、産後ケアの取り組みのなかで、双子のママでもケアが受けられるような環境を作っていただきました。
ものごとを柔らかく、わかりやすく伝えられる姿をいつも尊敬しています。いわゆる、学術的な調査研究はなかなか読みやすいとは言えないのですが、内容がみんなのためのものになるよう、研究の取り組みを『白書』という形で伝えるプロジェクトを、みんなで応援できるようクラウドファンディングサイトを立ち上げられています。ぜひとも応援したい取り組みです。

また、双子育児がめちゃくちゃきつい時期、ふたごじてんしゃという移動手段を一から設計されている新聞記事を読んで、尼崎にまで会いにいったNPOほうじんつなげるの中原美智子さんには、双子親の先輩としても、いつも夫婦で助けてもらっています。
今回、NPO法人つなげるとして、双子・多胎家庭を支える環境を構築しようと、やはりみんなで応援できるクラウドファンディングをされています。応援メッセージを寄せさせていただきましたが、ひとつレアケースとしては、妻もそこに出ているところで、夫婦で登場するのはほとんど記憶にありません。
妊娠出産はもちろんのこと、いまも男児五人を見守ってくれる妻にとっても、今回の取り組みは自分事として応援する意思を感じています。
シングルマザーの方々、双子・多胎家庭の方々を、僕は直接的に応援することはできていませんが、自分だけで何とかならないことが多く、社会的な制度サポートも脆弱ななかで、やはりたくさんの応援があったらと願っています。
---
妻と一緒に本を出しました(KindleUnlimitedだと無料で読めます)
本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。