かっこいい大人と呑んだ話
...タイトルで既にラストを飾ってしまった。
何から始めればそれっぽい文章になるんだ...もう負け戦じゃないか...笑
まあ、素面なんですけど。
いっぱい喋るとね。しかもキコやってる最中だからね。手馴れた劇団員でさえ感受性がバカになると評判のキコやって、久しぶりに社長に会っていっぱい話したらね、こんなんなるよね。
これは、言葉を、思考を本物にするために落とし込む作業のスペース(備忘録を兼ねる)です。
“ラジオノート”なら誰にも見せちゃいけないのかな。でも本人には読まれてもいいかなって思ってるので公開しちゃう。
てか一応それは前提として書くけど、察したら読まないタイプかな。どうだろ。どっちでも面白いけど。
一度だけ、現場の話の流れで「ダメ出しは欲しいタイプです」と言ったことは覚えている。けど、まさか向こうは覚えていないだろうと、思って、え、さすがに覚えてて敢えてじゃないですよね...?って思ったけど気の遣い方が尋常じゃないことに関しては信用を置いているので(笑)、どうなんでしょ。
「それは向こうは使いづらいね」って出だしから剥き身な言葉が飛んできて、痛いけど楽にいられて嬉しかった。
...小栗さんの「自意識過剰」の件も話したからそういう人って認識されてるかもしれんね笑
でもあれだけはね、刺さり過ぎたあれだけはね、ちょっと受け入れるのに時間かかりそうです。
だから「受け止める」だけなら今でも出来るんじゃないかなって思って。そうしてみようかなって。認識だけしてとりあえず置いとくのはコツらしいし。
話してる中でふと浮かんでなかなか消えなかったことがある。
「足りないのは自信じゃなくて覚悟なんじゃない?」
ということ。
絶大な信頼を置く人たちに対してさえ、引け目とか罪悪感とか無用感とか、そうなりがちなのがまたダメだなぁってなって。そればっかり考えて、その根源を辿って、正直、社長と話した後の心持ちによっては吉倉さんを3人目の味方にしたら?とまで考えていた。
本当に、その前にこの人に止めてもらえてよかった。
本当に、この不安は外的要因にしか依らないものなの?本当に、自分の捉え方では変えられないものなの?っていう疑問が生まれたときに、隣見て思い出した。
そういえば私は染まりやすい。口調とか、思考とか、テンションとか、すーぐ移る。だから楽しくいたい時に一番効率的なのは、楽しいを振りまく人の近くにいること。享受するためだけじゃなくて、その姿を見て自分を振り返るために。いつも笑ってる人がどれだけ凄いのか、ある程度は分かるつもりだから。
それに乗るのは他力本願でちょっとズルなんですけど、でも、もやもやを解消する方法がこんなにも近くにあったじゃんって。あんなにどうにも離れられなかった思考なのに。
これを使わせてもらえるなら、失くした自信じゃなくて、これから生み出せる覚悟を基準にして判断を下していけるんじゃないかって。
そう思ったら、急に何か流れが見えた気がした。そういえばこの流れに乗って生きてきた。いつも良い出会いを運んでくれた、外したことのない、流れ。風を読めるようになったみたい。
(自分にとって)正しい道は、自分が選ぶべき道は、昔から勘で知ってた。それがちゃんと機能し始めたかもしれない。それが今、
変わりたい
って思った。全部。それは大仰なやつじゃない。けど、なんか隣にかっこいい大人がいて、なんかいいなって思っちゃった。でもそのライトなうちに乗っちゃうのがこの波のコツ。たぶん。分かんないけど。次外すかもしれないし。笑
でも、悪くないな、面白そうじゃんって思えたからそうすることにした。悪くない、面白そう、それだけで方向を変える理由には十分すぎる。
あの件だけじゃない。
たくさんの時間と努力で、キコという安全基地を手に入れた。それはとても大切で、いざという時も一人で生きていかなきゃいけない私にはとても大切な、かけがえのない――
だけど私は外部の人で。それはどういう形を取ろうと、どういう距離を取ろうと自由であるということで。
修行していつかまたキコに帰って来れるかもしれないし、ここまで強く感じた縁が本物なら絶対また何か起きるはずだし。
安全は私にとって第一の条件。だけどずっと甘えていたいわけでもない。ずっと甘えたい憧れをどこかでは抱えたまま。でも腐るのは嫌だ。ずっと新しい空気を探して生きてきたから。
未知へ飛び込め、夢に向かえ。きっとその方が「楽しい」。
話しててそんな言葉が浮かんだら、望月さんの言葉がオーバーラップした。
「演劇に生きな。きっとそれが一番楽しい。」
思えば色んな人にめちゃくちゃ嬉しい言葉を掛けてもらってきた。
私よりよっぽど私の未来を信じてくれる望月さんをはじめ、
LICHT-ERに所属できたことを真っ先に喜んでくれて、負けられない僕も頑張るって言ってくれた献心さん、
泥酔して絶対記憶なくしてるだろうに、いつか宮藤の明かりの中に立つって言ってくれた浅倉さん、
そして、叶わぬまま散った「私のスタァを私が照らす」という夢に代わり、私が明かりを作れるようになったら一番最初に見てもらうと決めている、変わらず心の中に輝き続け照らしてくれている私のお星様。
色んな人のことを思い出して、何やりたい?って聞かれて、「照明」って答えた。
夢、たくさんあったわ。
やりたいわ。
23歳のStand By Me。
こんなに完璧な巡り合わせを、ぼくはもっと完璧にしたい。完璧なほど特別にしたい。
ぼくも橋の向こうへ行きたい。旅の締めくくりを素敵に飾りたい。青春が終わっても次の青春が始まるのかもしれない。けど、新しい風を入れたらそれはもう12歳の夏じゃない。
変化は苦手だけど、今なら嫌じゃない。
嫌じゃないうちにやる。
というわけでメールを打ちます。
あと、もしここまで読んでくれたなら、もう週一くらいで飲んでください。新しい調律師を発見したぞって宮藤が右目だけ狩人の目をしています。シュレディンガー的にね。伝わるのかこれ。笑
というか何を言ってるんだ。笑