「君に届け」

を読んだ(漫画)。

大学を卒業するという段になってもなお恋と愛の境界がうっすいのに、周りは環境はどんどん大人が増えていって、ちゃんと使い分けることを求められて、
不意に読んでしまったすきの範囲の広さへの「許し」に思わず泣いてしまった...青春には戻れない年齢なのか...


佐藤さんのこと。

は、書きたいことたくさんあるけど、秘密にしておきたいという願いもあるから、佐藤さんにだけ手紙を書こう。

一つだけね、漫画読んで思い出した。
どうして今、佐藤さんがこんなに好きなのか。

佐藤さんと初めて喋った日。
二人で夜通し歩いて。
恋愛の話から実家の話までたくさん聞いてくれた。
小栗さんへの愛に区別を付けられていないこともそのまま受け止め、率直に誠実にお話ししてくれた。
※あの日の二人へ。今、小栗さんへの愛(曖昧)は無事立派な愛(敬愛/母性)になりました。

あの夜が最後かもしれない。
そんなことぶっちゃけてそのまま許してもらったの。


先日、やはりな、という話を耳にした。
分かりやすいタイプは私でも分かるもんだな、と思っていたので特段驚かなかった。
けどちょっと嫌だな、と思ったのは、当時の対応を思い出したから。
言っておくと、私が悪い。あれはひたすらに私が悪いと、私も思う。
けど、同時に、生きにくいなあとも思う。
求められる一般的な振舞いというものがあって、そろそろ学生も卒業しようかという時にそれは受け入れなければならないのだけれど、ただ純粋な感想として、大人の仮面も異なる生き方も、習得するのは面倒なことなのだ。


そしてそうした振舞いを自分が身につけたところで、上手く過ごせるとも限らない。

先の経験関係なく、例えば結婚してますと公表している人に惚れたり(今のところ)しないし、恋人いると分かったらたぶん引くタイプ。恋愛の自信ないもん。既に幸せならそれでいいじゃん。

なのになぜだか揉めがち。
どうして。君らの恋愛事情なんか興味ないのになぜ突進してくる。君たちのおかげで恋愛恐怖症だよ。
どでかい一発はなかなか忘れられない。

私なにか悪いことしたかなあ?
と尋ねたら、隣ですべてを見ていた人は無言で首を横に振ってくれた。

一年かかって何人かの助けを得てようやく影響を薄くした。
けどやっぱり、恋愛したいという気持ちは吹っ飛んだまま帰ってこない。


ちょっと前まで恋愛感情を半ば自覚していた相手のことを思い出す。

もう色んなことにうんざりして、愛ってことにしようって思って、もうほぼ(私の中で)友情に戻ったと思った。
これでいい。向こうも楽でしょ。

だけど漫画読んでて、愛って相手のためだよな、と自分のことばかり考えてたことに気付いて。
思い出す。

あの人の弱さ。
情に絆されやすいところ。
意外にも自己犠牲に走っちゃうところ。
傷の存在。

ここから先は言葉にしない。
心の声をよく聞いて、行動する結果がすべてだ。

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