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【ラジオ台本 #36】死にたくなってしまった君たちへ
本記事は
↓楽曲なし
↓楽曲あり(Spotifyアプリ限定)
の台本になります。
音声と共に楽しんで貰えれば嬉しいです!
以下台本です。
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◆オープニング
どうも皆さん、パーソナリティのKudoです。
Kudo's Radio第36回目の放送です。
今回は、いつもとは全然雰囲気が違うテーマについて話していきたいと思います。
おそらく、タイトルも結構物々しい感じになってるかと思うんですけど、今回は、
「死んでしまいたい」
「自殺したい」
「人生がもう嫌になった」
「もう人生どうでもよくなった」
みたいに考えている人たちに、ぜひ聴いてほしい内容となっています。
というのも、現在台本書いてるのは8月29日なんですけど、もう少しで9月になりますよね。
皆さん、9月1日っていうのが、どんな日かご存知でしょうか。
Googleとかで調べれば、色々何とかの日、何とかの日、って出てくると思うんですけど、今回話したいのは記念日の話ではありません。
9月1日っていうのは、統計的に子供の自殺が一番多い日なんですね。
私は専門家ではないので、なぜ9月1日に子供の自殺が増えるのかっていう本当の理由というか、科学的な根拠とかはちょっとわかりません。
今年はコロナもあって色々学校の事情も違ってくるとは思いますが、「いじめ」や「経済的な理由」というのが子供が自殺する理由としては多いみたいです。
ちなみに、子供と大人では自殺する理由は少し違うみたいですね。
で、私なりにこの時期に死にたくなってしまう子供たちが多い理由を考えてみたんですね。
おそらくなんですが、8月いっぱいで夏休みって大体終わりますよね。
その夏休みが終わって、9月1日から学校が始まるというタイミングが関係しているんじゃないかと思うんですよ。
やっぱり、長い休みの状態からいきなり学校に行かなきゃいけないっていう反動があるんじゃないかと思ってます。
子供だけじゃなくて大人もそうですけど、長期休暇の後に学校や職場に行きたくなくなったり、憂鬱な状態になったりしたこと、ありますよね。
今回は夏休み明けですが、GW明けの5月あたりも鬱っぽくなったりしますよね。
なので今回は、子供に限らずそういったことで悩んでいる方に向けて、私の方から何かメッセージが伝えられたらいいなというふうに思っています。
ただ、内容が内容だけに、少ししゃべる内容も気をつけながら話していきたいと思います。
具体的には、私がこれまで27年間、もうすぐ28年になりますけど、生きてきて色々辛い事もあったので、そういったエピソードを話そうと思ってます。
また、私はアニメが大好きなので、何か元気付けられたり癒やされる作品を紹介できたらいいなってふうに思っています。
それではさっそく始めていきましょう!
本日もよろしくお願いします。
◆メイン
改めまして、パーソナリティのKudoです。
では、まず今回のOP曲を聴いてもらいましょう。
amazarashi 「僕が死のうと思ったのは」
はい!中々今回のテーマに合った曲ですよね。
それでは早速、私の27年間生きてきて辛かったこと、正直に言うと自殺を考えたこともあるので、そんなエピソードを3つお話ししようと思います。
まず1つ目が、私が人生の中で1番最初に、もう死にたいって思った時で、それが防衛大学校を辞めた時です。
この話したかはちょっと覚えてないんですけど、私高校3年の時に防衛大学校を受験したんですよ。
防衛大学校というのは、横須賀にある自衛官のエリートを育成する大学、のようなところです。
なんやかんやあって、防衛大学校に合格することができて、高校卒業してそのまま防衛大学校に行きました。
防衛大学校には、入学式の前に1週間ほど体験入学みたいなのがあるんですよ。
つまり、入学したい人は入学式の1週間前から防衛大学校に行くことになります。
私は、その1週間でもう防衛大学校の生活がもう嫌になってしまったんですよね。
もう先輩はめちゃくちゃ怖いですし、常に集団生活なので常に誰かに見張られているような状態で、何かの訓練がきついとかそういうのではなくて、生活していく環境がもう嫌で耐えられなくなってしまったんですよ。
それで、入学をやめようとしたわけです。
ちなみに、その体験入学?の一週間というのは、本当に防衛大学校に入りたい人たちをふるいにかける目的もあって、結構そこで辞めて行く人も多いそうです。
私も、その内の1人というわけです。
まだ当時高校卒業したばかりですから、両親に連絡しないといけないということで、せっかく合格して入学しようとしていた学校を一週間も経たずに辞めたいっていうふうに話しました。
そしたら、なんとなく想像つく方もいるかと思うんですけど、両親から猛反対されました。
しかも、私の両親っていうのは、父も母も両方とも元自衛官なんですよね。
それもあって、「絶対に辞めて帰ってくんじゃねーぞ!」みたいな感じで言われてしまって、もう「ほんとにどうしようかな・・・」って言う感じでした。
当時は本当に精神的に追い込まれていて、実家には帰れないし、この防衛大学校の生活はもう耐えられないしで、「自分はどこに行ったらいいんだろう」って悩んでました。
いや、悩んでいたというより絶望していた、って感じですね。
両親との電話も、ずっと泣きながら電話して怒られてましたね。
結局、何とか親が折れて、「帰って来い」っていうことになったんですけど、もう帰りたくないですよね!
そんなのもう、帰ったら帰ったで何言われるかわからないですし、もうどういう顔して親に会えばいいか分かりませんでした。
なので、「もうこのままどっかに消えてしまいたい」っていう風に思ってました。
いや本当に、あの時はもう精神的に結構ギリギリで、本気で死にたくなってました。
続いてのエピソードは、初めてのアルバイトの時の話です。
先ほどの、防衛大学校を辞めて帰ってきた後の話になります。
防衛大学校を辞めて帰ってきて、その後1年間浪人して大学を目指すことになったんですよ。
浪人生だったら勉強だけしとけばいいかなと思ったんですけど、うちの両親はそういう感じじゃなくて、「アルバイトをして働きながら勉強しろっ!」って言われたわけです。
それで、渋々アルバイトをすることになって、それが私の人生で初めてのアルバイトになりました。
私の通っていた高校は進学校だったので、アルバイトとかしてる同級生もほとんどいなかったんですよね。
で、何のバイトをしたかっていうと、コンビニのローソンでアルバイトをしました。
これが普通のローソンではなくて、なんか接客とかで本部から賞をもらってるみたいな店舗だったんですね、確か。
親がそう言うのを聞きつけて、「あそこのローソンがいい」っていうふうに言っていたので、そこのローソンで働くことになりました。
ただ、そこからが地獄の始まりでした。
とにかく精神的にきつかったんですよね。
具体的に何がきつかったかっていうと、接客とか挨拶にめちゃくちゃ厳しくて、まず出勤するとあいさつの発声練習みたいなことをさせられて、オーナーからOKがもらえるまで、店内に出てくるなって言われたんですよ。
あと、同じアルバイトの子で高校生の子がいたんですけど、なんかめちゃくちゃ比べられて、「この子は高校生なのにめちゃくちゃ仕事ができるのに、あなたはなんで仕事ができないんだ!恥ずかしくないの?」みたいなことをめちゃくちゃ言われました。
本当に、「なんでこいつにここまで言われなきゃいけないんだろう」って思いましたよね!
私、運動とか勉強はそれなりにできた方なんですけど、仕事に関しては鈍いというか、トロイというか、何やらせてもあんまりうまくできなかったんですね。
当時はそんな自分をめちゃくちゃ責めまくって、絶望してました。
そんな感じで、オーナーからガミガミ言われまくって、もう本当にアルバイトに行きたくなかったですね。
そのオーナーというのが、めちゃくちゃ化粧の濃いおばさんなんですけど、「見た目を清潔にしろとか言っときながら、自分は化粧ケバケバの状態で清潔感の欠片もないくせに、なんだこのクソババア!」とか思ったりもしてました。
それである日、いつも通り出勤して挨拶の発声練習をやってたんですよ。
そしたら、「やる気がないんだったら、もう帰っていいよ」って言われたんですよね。
普通だったら、「いや頑張ります!」みたいな感じになると思うんですけど、私はどうしてもその場から逃げたくて、働きたくなかったので、その言葉の従ってそのまま店を出ました。
それから2度と店に行くことはなかったですね。
つまり、クビになったってことです。
ただ、「このまま家に帰ったら、また親に何言われるかわからない」って思って、家にも帰れなくなってしまいました。
それで、そこからずっとトボトボ歩いて、近くの大きな橋のところまで歩いていきました。
私の地元ではかなり大きな橋で、橋の1番高いところから下までおそらく50m位はあるんじゃないかっていうくらい大きな橋です。
港にある橋で、下は海になっています。
「その橋の一番高い所まで歩いて行って、そこから飛び降りて死のうかな」という風に考えたわけです。
実際、一番高いところまでは歩いて行って、そこで黄昏れていたので、傍から見たら、飛び降りるんじゃないかと思われてたかもしれませんね。
まぁ結局、飛び降りる勇気もなかったので、自殺には至らなかったんですけど、本当にあの時もやばかったですね。
あの時、何かが少し違っていたら、本当に飛び降りていたかもしれないです。
では、最後のエピソードに行く前に、一曲聴いてもらいましょう。
amazarashi 「つじつま合わせに生まれた僕等」
はい!この曲は私が思い悩んだときに聞いている曲です。
特に歌詞がすごい考えさせられるので、良かったら歌詞をじっくり読んでみてください。
では、最後のエピソードです。
最後は、うんこを漏らした話です。
なんか最後だけ、これまでとベクトルが違う感じですけど、聴いてください。
これも私言ったかどうかわからないんですけど、私、潰瘍性大腸炎という難病を患っているんですね。
で、その病気にかかり始めたとき、社会人1年目の5月くらいの話になります。
潰瘍性大腸炎というのは、文字通り大腸の病気なんですけど、とにかく1日に10回とか20回とかトイレに駆け込むんですよね。
これがめちゃくちゃきつい病気で、ケツを拭きすぎて肛門は痛いし、もう出るものもないのに、便意だけが止まらないんですよ。
実は、今も病院に通院して飲み薬とか、注腸薬って言ってケツに直接入れる液体の薬なんかを使って、現在進行系で治療中だったりします。
今は飲んでませんが、副作用の強いステロイドなんかも飲んだりして、治療してました。
ステロイドの副作用ってすごくて、私の場合は、食欲増進に伴う体重増加、ムーンフェイスと呼ばれる顔が丸くなる、副作用が出たりしました。
あと、ステロイドの副作用化は分かりませんが、精神的にも少しおかしくなってたりしました。
今は大分落ち着いていますが、当時は本当に症状がひどかったです。
お薬をもらいながら、働いていたんですけど、会社にいる間はまだよかったんですよ。
すぐにトイレに駆け込めますしね。
ただ、通勤がめちゃくちゃ辛かったです。
電車通勤だったんですけど、電車の中で何度も漏らしそうになってやばい状況がたくさんありました。
大人用のオムツを履いて通勤したりとかもしてました。
ただ、どうしてもやっぱり我慢できない時とかもあって、もう数え切れないほど漏らしてましたね。
そのたびに、トイレの便座に座りながらうなだれて、「なんで俺がこんな目にあわなきゃいけないんだ」とか「大人になってからうんこ漏らすってどうなの?」みたいな感じで人生に絶望してました。
「うんこ漏らしたくらいで絶望ってw」と思われるかもしれないんですけど、これは経験した人にしかわからないと思うんですけど、大人になってからうんこ漏らすと、まじで「はぁ~~、マジか・・・」ってなります。
本当に辛くて会社も行きたくなくなってましたね。
それもあって、そのとき勤めてた会社は、半年ほどの休職を経て1年半ほどで辞めましたね。
先程の2つとはまた違う感じではあるんですけど、あの時も本当に辛すぎて死にたくなってましたね。
はい!
というわけで、私の死にたくなった・辛かったエピソードを3つ話したんですけど、最後にもう一つお話ししておきたいことがあります。
それは、私の妹の話です。
私、実は妹がいまして、その妹っていうのが高校を中退してるんですよね。
私の地元では一番の進学校に通ってたんですけど、その高校を中退したあとだと思うんですけど、自殺未遂をしてるんですよね。
そうなんです。
私とは違って、妹は実際に行動に及んでしまったんですよね。
私も、当時それを母親から聞いたとき、まさか本当に自分の家族の中で、そういうことに及ぶ人が出てくるとは思ってませんでした。
本当にショックで、兄としてもどんな風に声をかけてあげればいいのか分からなくて、めちゃくちゃ悩みましたね。
当然本人が一番悩んでいたと思うんですけど、母親もかなり精神的に参ってましたね。
私の妹は結構完璧主義な性格で、授業のノートとかもきっちりまとめるタイプなんですよね。
おそらく、高校を中退してしまったことが、本人的にはどうしても耐えられなかったんだと思います。
ただ、結果的に後遺症とかもなく済んだのでよかったんですけど、今は完全に復活して一人暮らししながらバリバリ働いています。
私の妹にもそういう経験があるということを、皆さんに聞いてもらって、こういう人間もいるんだということを知ってもらうことで、何かしら皆さんの心の支えになればと思い話してみました。
はい!
というわけで、全部で4つの話をしてみたんですが、いかがだったでしょうか。
おそらく、これを聴いてくれてる方の中にも、「自殺したい」「もう生きてる意味ない」とか思ってる方もいるとは思います。
私もこれまでに、今回話したこと以外にも多くの辛いことがたくさんありました。
結局私は、自殺など、そういった行動に及ぶまではいかなかったんですけど、やっぱり自分で自分の命を断つのって相当な覚悟がないとできないですよ。
そんな覚悟は、皆さんに持って欲しくはないんですけどね。
人間生きてれば辛い事はたくさんありますし、誰しもが一度や二度くらいは自殺することを考えてしまうのも、仕方ないんじゃないかなっていう風には思います。
海外のことは分かりませんが、この日本という国で生きていれば、そうそう外部から命を脅かされることってほとんどないと思うんですよ。
なので、これを聴いてくださっている皆さんも生きて頑張っていって欲しいです。
いや、頑張らなくていいです!
とにかく、生きているだけで素晴らしいじゃないですか。
だから、あまり自分を責めずに、今生きている自分を褒めてあげてください!
以上、死にたくなってしまった君たちへ、Kudoからのメッセージでした。
それでは最後に一曲聴いてもらいましょう。
最後も、amazarashiさんの曲です。
私の妹も、amazarashiさんの曲が大好きで、当時めちゃくちゃ励まされたという風に言っていたので、悩んだときはamazarashiさんの曲を聴いてみるのもいいかもしれません。
それでは聴いてください。
amazarashi 「エンディングテーマ」
◆エンディング
Kudo's Radio、エンディングのお時間です。
Kudo's Radioでは、皆様からのお便りを大募集しております。
意見、感想、質問、アドバイス、なんでもいいので、送っていただけると嬉しいです。
今回の放送いかがだったでしょうか?
今回は、今回は死にたくなってしまった君たちへ、Kudoからのメッセージを話してみました。
先程、悩んだときはamazarashiさんの曲を聴くといい、という話をしたんですけど、最後はKudo's Radioらしく、元気が出てとても癒されるアニメを紹介したいと思います。
それは、「ARIA」というアニメです。
詳しいことは、別の回でしっかりと紹介したいと思うんですけど、このアニメは私が観てきたたくさんのアニメの中でもNo.1の、究極の癒しアニメです。
主人公の少女たちが、ウンディーネと呼ばれるプロの水先案内人を目指す話なんですけど、生きていく上で大切なことをたくさん学ばせてくれる作品になってます。
今、精神的にも肉体的にも疲れているという方には、ピッタリの作品です。
なので、ゆっくりと「ARIA」を観て自分を癒してあげてほしいなと思います。
話数も結構あるので、ゆっくりゆっくり時間をかけて観るのをオススメいたします!
興味がある方は、まずはサントラで癒やされてみてはいかがでしょうか?
はい!というわけで本日の放送はここまで!
それでは皆さん、次回の放送でまたお会いしましょう!
お相手はKudoでした。バイバイ!