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【マチアプ体験談】初デートで失敗した思い出
今回はマッチングアプリで初めて人と会ってデートした時の話を。
マッチングアプリを始めた当初、「いいね」を送っているのに全くと言っていい程マッチングしなかった。
アプリバグってんじゃないかというくらいマッチングしなかった。
そんな中、私に「いいね」をしてくれてきたのが今回の女性。
歳は2個下。カフェ巡りが趣味な女性だった。
私は光の速さを超えた速さで「いいね返し」をして人生初のマッチングを達成した。
そこからアプリ内メッセージでのやりとりが始まるのだが、それはそれは平和だった。
たまたま住んでいるところが近くだったので、
「あんなカフェいいな、できたらいいな、あんなカフェこんなカフェいっぱいあるけど」
とカフェトークをポツポツと繰り広げていた。
そうなると「じゃああのカフェ一緒に行ってみましょう」となるのは必然。
こうして私の初デートは決まった。
デート当日。
「今日は待ちに待ったデート♪ウキウキ♪」とはならなかった。
そう、私はどちゃくそ緊張感していた。
私は恋愛経験が少ないのに加えて、こういう恋愛目的で女性と会うことを今までしたことがなかった。
いわゆる合コンとか、友達の紹介で会うとか、そういうことを一切やらずに生きてきた純真無垢な成人男性だったのだ。
そんなわけで、焦りと緊張が半端無く、居ても立っても居られなくなっていた私は、集合時間の40分前には集合場所に着いていた。
怖ぇよ。
そして、メッセージを読み返したり、掌に人を書いて飲んでいたりしたら待ち合わせ時間に。
そして1人の女性がこちらに…
遂にマッチングアプリ初対面……!
が…
あれ?なんか写真と顔が違う…?
途轍もなく失礼なのは承知で書くが、これが対面した瞬間の感想だった。
何が写真と違うかと言うと、なんかこう全体的に違っていた。
アプリでは写真加工で自分を良く見せるというのは男女共に当たり前のこと。今では理解できる。
が、当時の純真無垢天使モードの私は実際に目の当たりにして面食らってしまっていた。
まぁ私は顔重視派では無いので、上記のことは1秒で脳内処理し、そのままお店へと向かった。
肝心のデートはなんとかできた気がする。
「気がする」という何とも自信無さげな表現を用いたのは、あまり記憶がないからだ。
その理由はひとえに緊張である。
緊張していてその場を対応するのに全脳を使っていたから、記憶領域がうまく機能してなかった。
そしてその緊張は私の膀胱にもプレッシャーを与えていた。
そう、滅茶苦茶トイレに行きたかったのだ。
「行けばいいじゃん?」とお思いだろう?
だが私は行けなかった。
何故か?
行くタイミングがわからなかったし、「デート中に男がトイレってダサくねぇ?」という謎のカッコつけ思考が生まれていたからである。
これでは授業中に「せんせー、トイレ行っていいですか〜?」が言えない小学生と同じではないか。
その時の私は何故か「小4系男子」となってしまって己を苦しめていた。
そんな脳も膀胱も限界なのに何故デートがこなせたのか?
それは相手の女性が素晴らしかったからである。
明るくハツラツとしていてとてもコミュニケーション能力に長けていた。
彼女でなければ成人男性のトイレ我慢大会を見守るという地獄の時間になっていたであろう。
そんなこんなをしていたら、ある程度の時間は経っていたし、お互い飲み物ももう無かったのでその日のデートは終了することになった。
その後、彼女とはなんとなくやりとりの頻度が落ちていき、フェードアウトという形で終わりを迎えた。
私のあまりにも低い恋愛能力が露呈された幸先の悪い初デート。
その後もその恋愛能力の低さによりボコボコにされることになる。
その辺もまた記事にしていければと思うので、皆様はどうぞ私の痴態を存分に笑ってやってください。
では