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【大槌町地域おこし協力隊】2021年10月活動報告
こんにちは。
大槌町地域おこし協力隊(通称「大槌地おこ」)1期生、㈱ソーシャル・ネイチャー・ワークス所属の工藤秀佳です。
思い返すと慌ただしい10月でした…
写真の解説は後ほど…
早速振り返っていきます。
11月に向けての告知も3件ほど( #銃猟初心者講座 、 #おおつちまるごと復活まつり 、 #地おこ活動報告会 )ありますので是非来てください!!
1.ハンター育成プロジェクト
毎度ではありますが、岩手県では温暖化・少雪化・ハンターの減少などの影響を受けて、シカやイノシシの個体数が増加、農業被害も深刻になっています。
そこで、野生動物の個体数を管理し、「大槌のジビエ」と「大槌の農業」を持続可能な産業にするべく、「 #釜石・大槌ハンター育成プロジェクト 」を行っています。
釜石・大槌に限らず、岩手県内の20代~50代の方(多くは20~30代)の方からたくさんのご応募を頂いており、ご応募は累計27名になりました。
今月も2回の相談会を開催しました。
10/4(月)18:30~ 第5回 #狩猟免許相談会 を開催、
現地2名オンライン1名、計3名にご参加頂きました!
10/22(金)18:00~ 第6回相談会で1名のご相談に乗らせて頂きました!
また、来る11/20(土)には「 #銃猟初心者講座 」を企画しています。
銃猟に興味を持った方、これから #狩猟免許 を取る方、免許をとったけど山に入るのに不安がある方向けに、一緒に山を歩いてみて狩猟の世界に一歩踏み込む内容です。
気になった方はHPへ!!
https://otsuchi-ogsp.com/ikusei-project/ryojyu/
(10月は大まかな企画、上記HP・Peatixページ・Facebookイベントページの立ち上げをしていました。11月は細かな計画、準備、運営、振り返りを行います。)
2.イベント出店(三陸花火競技大会)
10/9(土) #三陸花火競技大会 #陸前高田 にイベント出店しました!
事前に町内の方のお力も借りて丸1日をかけて #大槌鹿の串カツ 600本ほどを仕込み、
12時から販売開始!
お昼はお客さんものんびり場内を見て回っているので、1組ずつ捕まえては増えている鹿の話や #大槌ジビエ #MOMIJI のこだわりの捕獲方法の話などいろんなお話をさせてもらいました。
大きな花火大会ということもあり、関東・関西からのお客さんも。
鹿肉は若い方を中心に大人気です。
16時頃からは行列が行列を呼ぶ大人気となりました。
佐宗隊員と華麗(?)な分担で串カツと釣銭を捌きます。
600本完売となりました。お疲れ様でした。
3.教育受入
10/12(火)盛岡市内某学校さんの修学旅行でお話しする機会を頂きました。
その参加者なんと1学年90名!!
緊張するかと思いきや、マイクを持つとスイッチが入ったのか、楽しくお話しさせてもらいました。
生徒さんたちはシカクイズでは大いに盛り上がり、真面目なお話の場面では静かに聞いてくれていました。内容が難しかったかな、話が単調だったかな、と心配しながらも、最後に感想を書いてもらうと、
「鹿肉を食べてみたい」「地域活性化に繋がって良い!」という感想や
「あなたならどんなことをしてみたいですか?」の問いに
「ハンターになる」「ブランド化をする」「鹿肉の美味しさを広める」「鹿革でアウターを作る」などの意見がたくさん出ました。
90人のうち、1人2人でも私たちの意志を継いでくれる人がいれば嬉しいです。
(10月は本格的な学校受入が数件あったので、それに合わせてHPの更新もしました。)
4.産業まつり準備
11/13(土)の #おおつちまるごと復活まつり の準備を進めています。
大槌ジビエソーシャルプロジェクトでは #大槌鹿の串カツ 販売と #大槌鹿かんたん鹿革キーホルダー づくりワークショップを行います!
町内の事業者さんが一堂に会するお祭りとなるようで、アツい祭りになること間違いなし、楽しみです。
5.活動報告会準備
11/23(火・祝)13:30~ #地おこ活動報告会 Vol.1 ジビエチーム編 を企画しています!
「地域おこし協力隊って広報に載ってたけど実際何?」「どんな活動をしてるの?」という方、是非お話を聞きに来てください!
第1回となる今回はジビエチームの佐宗(ドラゴン)、菅原、工藤がお話しします!
#大槌鹿カツサンド の試食(テイクアウト)もありますよ!
お誘い合わせてお越しください!
6.鳥獣利活用技術者研修会
盛岡で開催されたジビエ事業者向けの研修会に参加してきました。
大学の先生や国立研究所の元研究員の方、京都や島根で活躍している先輩ジビエ事業者たちのお話を一気に聞ける非常に贅沢な研修会でした。
(写真は私たち大槌チームが登壇しているところです。初の岩手開催ということで岩手大槌から花を添えさせて頂きました)
あくまでも「野生鳥獣管理の一環としてのジビエ事業」でありながらも「食品を扱っているという高い衛生意識」が求められ、同時に「地域の廃棄物(食べられない野生動物)の処理まで担う」という、今後社会に必要とされるジビエ事業の在り方を見ました。
シカの場合は、1頭当たりの肉量が少なかったり、非可食部の堆肥化が難しいなど、イノシシとは違った課題もありますが、地域に必要とされるジビエ事業を目指したいと思いました。
7.考えて動かす学校
#遠野 #富川屋 の研修「 #考えて動かす学校 」に参加しました。
(写真は神谷さんのものを拝借)
考えて(=プランニング)動かす(=プロデュース)を学ぶ研修です。
今回は全3回のうちの初回ということでプランニングの基礎を。
前半はひたすらテレビCMを観てプランニング側の思考を辿るトレーニング、
後半はプランニングのコツについて学び、
最後はみんなで東京在住20代独身(仮)に「大槌を好きになってもらう」ためのプランを考えました。
「誰に」「どうなってほしい」から「何を」「どうやって」伝えるのか
とてもシンプルなフレームワークだけど、これをいかに突き詰めて考えられるかがとても重要だとわかりました。
思い切って地方に来たら、手つかずの種はたくさんあるけどそれを育てる技術を学ぶ場は少ない、そんな状況です。
学べる機会って尊い…。
8.狩猟デビュー準備
岩手県ではシカとツキノワグマの猟が11/1から始まりました。
それに向けて私も準備…
9/18に狩猟免許試験を受け、10/4に免状が届きました!
無事、一種とわなの両方合格!
それを持って警察署に。
待つこと2週間、
10/21に猟銃所持許可証を受け取りました!
まだまだ手続きは終わりません。
銃砲店で銃を購入、そのまま警察署に持って行き確認をしてもらいます。
(悪いことはしていないのですが、銃を持って警察署に入るの、結構どきどきします…)
晴れて確認印を受けたら、今度は岩手県の狩猟者登録←いまここ
10/29に申請したので、登録できるのは11月の中頃までには、とのこと。
11月中の出猟を目指します。
9.プライベート編
①山登り
猟期に向けて体力づくりのために山登りしました。
1つめは #早池峰山 。初のソロ登山に臨むつもりでしたが仲間を見つけて楽しく登りました。天気も良くて絶景。帰りはふもとの紅葉が綺麗でした。
道中でなんだか変わったバッタがいるなあと思って後で調べたら ハヤチネフキバッタ というらしい
変わって見えるのは多分羽が小さいから
翅が退化して移動距離が短いから東北地方の高山帯という限られた場所にしかいないらしい。
こういう生き物が真っ先にシカ急増のあおりを受けるんだろうなぁとか思ったり。
お次は服部隊員、北浦隊員と五葉山に。
現在岩手県に分布しているシカは五葉山に生息していたものが広がったものとか。林床は、一面ササ。シカが増える前は他の植物もあったんだろうか…
こちらではちょっと違うフキバッタを見つけました。
たぶん、ミカドフキバッタ
こっちは北海道から滋賀県くらいまでいるみたい
少し翅が大きいからハヤチネフキバッタよりやや分布が広いのか…というのは妄想の域。
②三陸の山の幸、海の幸
頂き物の立派な栗で栗ご飯
知人が採ってきた多種多様なキノコでキノコ汁
三陸海の幸 本気のパエリア(鯛出汁、シュウリの出汁、イカ、ホタテ)
サンマはシンプルに塩焼き
自家製の大根としその実で漬物に
余談だけどこれは「網戸キャベツ」と呼ばれているうちの畑で育った「途中まで無農薬だったキャベツ」
無農薬は難しい
ちなみにこれが大根の葉っぱ。
葉っぱを捨ててるってことはスーパーとかでよく見る市販の大根は3分の1くらい捨ててる。
総括:海の幸も山の幸もどっちも楽しめるのが三陸のすごいところ
③その他
釜石・遠野・大船渡と近郊のお友達が増えて来た。
おわり。