【大槌町地域おこし協力隊】2022年12月活動報告_21/36
明けましておめでとうございます。
年をまたぎましたが昨年12月の報告です。
トップ画像は某後輩隊員が作ってくれたお菓子たちとクリスマスパーティをしたときの写真です。
それでは12月の気分に戻って報告をどうぞ。
1.ハンター育成【鳥獣捕獲アドベンチャー 大槌フィールドワーク】
11月から準備を進めて来た鳥獣捕獲アドベンチャーが無事終了しました。
鳥獣捕獲アドベンチャーとは
この全国8か所のフィールドワークの2か所目の開催が大槌町でした。1泊2日のフィールドワークで、全国から全7人が参加されました。
1日目の内容は
・岩手県内の鳥獣被害状況についてガイダンス(大槌町役場 鳥獣担当)
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・地域の農家さんからのお話
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2日目
・前日に仕掛けたわなの見回り
残念ながら鹿は掛かっていませんでした。
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2.鳥獣被害対策
①被害状況調査同行
大槌町では年に1回、12月頃に農家さんのおうちを調査員が回って被害状況を聞き取り調査しています。その現場を見学してきました。
被害状況の聞き取りと同時に、電気柵の配布の希望調査も行います。
今年は「(配布した)電気柵のお陰で被害がなかった」という声が聞けたのが良かったです。
一方で、実際に農家さんのお宅をまわってみると自家用の栽培の農家さんがかなり多いことが実感できました。
鳥獣被害対策と同時に、稼げる農業の確立、新規就農者の確保等を進めて行かないと、将来耕作放棄地だらけになった土地では農業が営めなくなってしまうだろうと不安になります。
②ホカクン移設
去年シカを捕獲した実績のあるホカクンですが、今年はなかなかシカが入らないので…「場所が悪いのか?」と50m程動かして去年の場所に戻しました。結果はいかに
3.里ジカ捕獲プロジェクト
①捕獲
12月はわなを14個設置して、捕獲は6頭でした。
とにもかくにも年末年始でみんな帰省してしまうので一旦全て撤収します。
年明けにまた再開。
②金澤地区農家さんご挨拶
現在、小鎚地区、かみよ地区で実施している里ジカ捕獲プロジェクトを金澤地区でも実施すべく、まずは地域の代表者さんを探し出してプロジェクトの趣旨を説明します。
ひとえに金澤地区と言ってもたくさんの集落からなるので、集落単位で話を進めます。手間がかかるけどディープにローカルで面白くもある部分です。
1つの地区で地域の集会にお邪魔させて頂き、地区の皆さんに説明する機会を頂けることになりそうです。
③罠管理アプリ検討
現在、設置したわなの稼働状況と位置情報をそれぞれ手動で入力しています。これがなかなか手間。ただ当番制で他の人が設置したわなの止めさしをしに行けるような体制を作るには、みんなが設置した位置情報の管理が必須でもあります。
現在複数のアプリの機能・価格を比較検討中です。
4.商品開発【ペットフード市場調査】
今後MOMIJIの鹿処理頭数が3倍になるのに向け、新商品の開発が必要です。
仙台に行く用事があったついでに、大型のペット用品店1店舗、小規模なペット用品店・ペットサロン3店舗で市場調査を行って来ました。
自分自身がペットを飼っていないので、まずはどんな商品があるか、それから内容量や価格帯を調査。今後の商品開発のイメージをつけます。
5.広報活動
①ジビエアニメ寄贈
町内の某学校さんにアニメーション「しかのおくりもの」を寄贈しました。
アニメは新しい東北復興ビジネスコンテストの賞金で子どもたちのために作ったものです。
寄贈の様子はこちら
アニメーションはYouTubeでも見られます!
②ディスカバリー農山漁村の宝アワード授賞式
夏ごろに応募していた農水省の主催する「ディスカバリー農山漁村(むら)の宝アワード」。
この東北農政局管内優良事例に選ばれ、授賞式に出席してきました。
授賞式の様子はこちら
6.その他【MOMIJI新工場上棟式】
12月18日(日)にMOMIJIの新工場の上棟式があり、お集まりいただいた町民の皆様に屋根の上からお餅をばらまいてきました!
子どものころに餅を拾った経験はあるものの、屋根の上からの景色はまた格別です。建設中の工場の中で行われた上棟式も、いつの間にこんなに工事が進んでいたのかと驚き、また工場完成が楽しみになるものでした。
図面でしか見ていなかった工場が少しずつ現実のものになりつつあります。
工場のスペックを活かせるようにみんなで頑張りたいです!
上棟式の様子はこちら
またカッコイイ動画がYouTubeでも見られますので是非!
珍しくスーツで決めている兼澤社長の様子も見られますよ!
盛りだくさんの2022年でした。
ますます盛りだくさんの2023年になりそうです。
今年も変わらぬ応援をどうぞ宜しくお願い致します。
工藤
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