離婚後に浮気が発覚?!慰謝料の請求は出来るの?【弁護士が解説】
離婚後に発覚した配偶者の浮気。
「すでに離婚しているんだし慰謝料請求は出来ませんよね・・」とお考えの方、ちょっと待ってください。
場合によっては離婚後でも慰謝料請求が出来る場合があります。
離婚後慰謝料請求が可能な場合とは?
結論から言うと、「婚姻中にも浮気をしておりそれを隠して離婚した場合」には離婚慰謝料請求が可能なケースがあります。
ただしこの場合、「離婚理由は相手の浮気が一因である」という主張をし、それが認められる必要があります。
もし「婚姻時は浮気の事実は無く(証拠が無く)、離婚理由とも無関係である」と判断されてしまえば離婚慰謝料請求は難しくなるでしょう。
ただし、「離婚慰謝料」ではなく「不貞行為を行った事に対する慰謝料請求」でしたら慰謝料を貰える場合があります。
この不貞行為を理由に慰謝料を請求する場合、以下3つの条件に該当していることが必須となります。
・3年の時効が成立していない
・十分な証拠がある
・離婚合意書や公正証書に「これ以上金銭の請求はしない」等記載されていない
中でも「婚姻にも浮気をしていた証拠」が重要になってきます。
次はこの証拠について詳しく説明していきます。
婚姻時に浮気をしていた証拠として価値が高いものは?
浮気をしていた証拠として価値が高いものは、
・浮気現場を押さえた写真や動画
・浮気をしたと本人が認める言葉を含んだ肉声データ
などです。
逆に、証拠としての価値が低いものは、
・浮気相手とのメールなどのコンタクト履歴
・浮気相手と宿泊したときのクレジットカード明細です。
これらは一見、証拠としては十分足るように思えますが、慰謝料を請求するために重要なのは、「実際に性的関係にあったかどうか」という部分になります。
よって「間接的に浮気を仄めかすような履歴」だけでは証拠として不十分な場合があるのです。
そして残念なことではありますが、離婚後に浮気が発覚しても、証拠として価値の高いものを収集するのが難しい場合が多いです。
ただし、証拠が収集出来ないからといって直ぐに諦める必要はありません。
証拠探しのプロである探偵や、交渉力に長けた弁護士に協力してもらうことで、※場合によっては数百万円の慰謝料を貰えるケースもあるので是非一度お気軽にお問い合わせくださいね。
※ご相談者様の状況によって変動します。
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