くだけねこにしんじゅ
くだけねこにしんじゅ
価値がないと思ったどんなものでも無駄なものはないというたとえ
*稲村さんの解説*
ある日、カラスくんがくだけねこに「以前おかきをもらったお礼だ」と言って真珠を持ってきました。光りものを集めることが大好きなカラスくんにとって真珠はたいそう価値のあるものでした。だがくだけねこにとって真珠はやはり全く価値の分からないものだったのです。
それでも、くだけねこはお友達のカラスくんがくれたものだから有難く受け取りました。おかきのお礼にもらったものだから、もしかしてにゃんにゃんに渡したらおかきみたいに美味しく料理してくれるかもしれないと思ったくだけねこは、早速家に帰ってにゃんにゃんに渡しました。
するとにゃんにゃんは「にゃんてすてきなしんじゅにゃのかしら」と言ってとても喜びました。でもどうやって手に入れたのかが少し気になったにゃんにゃんはくだけねこに「どこでてにいれたにゃ?」とたずねました。するとくだけねこは以前カラスくんにおかきをあげた時のお礼にもらった事を話しました。
それを聞いたにゃんにゃんは「えらいにゃ」と言ってくだけねこをたいそう褒めて大喜びしました。喜んでいるにゃんにゃんを見てくだけねこも喜びました。
<本来の使い方>
豚に真珠
良いものを与えても価値の分からないものには意味がない
無駄なことのたとえ
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