とらのいをかるくだけねこ
とらのいをかるくだけねこ
近道は無い。自分にあった努力をしなさいというたとえ
*稲村さんの解説*
ある日くだけねこは、虎のように大きくなって狩りももっともっと上手になりたいと考えました。そうなれば、にゃんにゃんに褒められると思ったからです。思いたったら吉日、さっそく動物園に行って大きな体のトラくんに話しかけました。「どうしたらつよくなれるにゃ??」
トラくんは「まずは強い体を作るとら!たくさん食べるといいとら。」と答えました。大きな体のトラくんがたくさんのエサを食べている姿を見たくだけねこは「そんなたべれないにゃ。それならとらくんの『い』と『かんぞう』をかりるにゃ」と言いました。
さすがにトラくんは、くだけねこにはくだけねこにあった食生活があるんだよという事を教えました。「簡単に強くなろうとしたら『いかんぞう』」とトラくんは言いました。隣にいたぞうくんもうなずきました。
<本来の使い方>
虎の威を借る狐
他人の権勢をかさに着て、威張る小者のこと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?