くだけねこごっこ
くだけねこごっこ
みんな寝てしまうこと
*稲村さんの解説*
ある日、街のみんなが集まって「さあ今日はどんな遊びをしようか」ということになり、それなら誰かのモノマネを一斉にやって誰が1番似ているかの競争をしようということになりました。そしてみんなで協議をした結果、今回のまねっこはくだけねこにしようということに決まりました。
みんなそれぞれ自信があるようで、誰にも負けないぞー!と、はじまる前から大盛りあがり。そして審査員の市長さんが言いました。
「それでは始めます!よーいどん」
するとなんていうことでしょう、参加した全員が地面にごろんと寝転んで眠ってしまいました。これでは審査もくそもないじゃないかと市長さんはあきれて役所に帰ってしまいました。
気づけば夕暮れになり、徐々に目を覚ました参加者たちは、ごっこ遊びに飽きておうちに帰ってしまいました。そんな中、くだけねこは「おいしいごはんにぽかぽかおふろにゃ」と寝言を言って居眠りを続けるのでした。
*本来の使い方*
いたちごっこ
双方で同じようなことの繰り返しで、いつまでも埒のあかないこと
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