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くだけねこねいり

くだけねこねいり

寝かそうとして自分が寝てしまうことのたとえ

*稲村さんの解説*
ある日、にゃんにゃんに子供達(べびたとべびにゃん)のお昼寝の面倒をみるように頼まれたくだけねこは「ねるこはそだつにゃ」と言って寝かしつけるのでした。それでも遊びたいざかりの二匹の子供達はなかなか眠りについてくれそうにありません。なので、今度は本を読んであげようと最近大好きになった「楽しいことわざ辞典」を読んであげるのでした。

くだけねこが「かほうはねてまてにゃ」と言ったところ、逆に子供達に「かほうってなににゃ?」と質問されてしまいました。「果報」の意味が分からなかったくだけねこは、そのまま考え込んでしまいました。さらに「かほう」が「えほう」に似ているので「恵方巻き」を思い出しました。すると、くだけねこは「えほうまきおいしいにゃ」とか「たべてすぐねるとうしになるにゃ」などあれこれ考えていたところ、うっかり寝てしまったのでした。

夕方、にゃんにゃんに起こされたくだけねこはびっくりして「にゃにゃ?ねみみにみずにゃ!」と言ってまだ夢の中で「楽しいことわざ辞典」を読みきかせているのでした。

<本来の使い方>
狸寝入り
寝たふりをすること。タヌキは臆病で驚いた時に一時的に気を失い眠ったようになることから、これがまるで人を騙すための空寝と考えられた。

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