くだけねこのおをふむ
くだけねこのおをふむ
逆に感謝されることのたとえ
*稲村さんの解説*
ある日公園でお昼寝をしているくだけねこを見つけたカラスくんは、自然界の恐ろしさを教えてあげる気持ちが半分、いたずら心が半分、無防備に放り出してるくだけねこの尻尾をえいっと踏みつけました。
「にゃ!!!」っとびっくりして飛び起きたくだけねこは、そばで笑っているカラス君を叱ってやろうと思いました。でも世の中には喧嘩をして尻尾を無くしたネコがたくさんいることを思い出しました。そして「しっぽがあることのありがたさをおしえてくれたにゃ」といって逆にカラスくんに感謝したのでした。
<別な使い方>
おをふまれたくだけねこ
嫌なこともぐっとこらえて許すことのたとえ
<本来の使い方>
虎の尾を踏む
きわめて危険なこと。危険をおかすことのたとえ。