日常でパチリ!
クチブエの平塚です。
最近気軽に写真を撮影できるツールが増えました。
スマホを持ち歩けばいつでもどこでも何気ない日常のひとこまが撮れちゃいます。
一昔前は写真を撮るというとかなりハードルが高くて大変でした。
まずはカメラをはじめ機材を購入しないといけないのですがどれも高額で学生時代に易々と手が出る価格ではありませんでした。
さらに機材を購入すればOK!!というわけではなくフイルムと呼ばれる記憶媒体代がかかるのです。
24枚撮り・36枚撮りというフイルムが主流だったのですが、油断してシャッターを切ってしまうとあっという間に無くなってしまうんです。
旅行に行く時なんかは数本買って持ち歩くのが当たり前で、どこでどれだけ撮ったのか、あと何枚撮れるのか、無くなったらどこでフイルムを買うのか、と考えておかないと大変なことに!
フィルムを入れれば自動でセットしてくれるカメラもありましたが、セットミスをすると撮影したが何も写っていないという最悪の結果を招いたり…
たえず「ちゃんと撮れているの?」という不安を抱えながらファインダーを覗いているので気軽にシャッターを押せる感じは無かったと思います。
もちろんここまでが準備段階でここから技術習得というさらに高いハードルが待っていて、絞りやシャッタースピード、感度の高さがどうとか、フィルムによってこのメーカーは青みが強いとか、どこのラボに出せばこういう仕上がりになるとか。
芸術系の大学ではそれを踏まえた上で、コンセプトが、アプローチが、オリジナリティがと、これでもか!と言うぐらいハードルがありました。
デジタルカメラが登場し、ケータイやスマホにもカメラが標準搭載された昨今。そんなハードルも少し解消されつつあります。
気軽に押せなかったシャッターが簡単に押せちゃいます!恐ろしくて出来なかった連写だってお手の物!
当時芸術系の知人と写真の話をするとデジタルアナログ論争みたいな感じがあって喧々諤々。「シャッターは一回一回心を込めて押すんだ!」みたいな。
当時は熱が入っていた自分も今では俯瞰で見れる意見を持っていることにも少し驚きます。それだけカメラツールが日常化したってことでしょうか。
いつも通る川沿いの側道。階段を登ればいつもの風景が広がってるのですが登らず下から見上げると空へ上る階段のよう。
日常で見慣れた風景でも構図をシンメトリーに意味有り気に撮影すればちょっと新鮮でお洒落な一枚の出来上がり!
お手軽にイメージが切り取れるっていいな!
好みの写真が撮れるとちょっと嬉しくなってしまいます♪